「相撲列車」(35-14)
A「四年ぶりぃ相撲列車の復活して 百人ば超える力士の
同じ列車で 一斉に福岡入りしたげなばい」
B「秋風ぃはためくのぼり旗 ビン付けの匂い
晩秋の博多の風物詩たい」
A「これで 博多の街中ぃ 元気な力士の、
活気(勝つ気)の あふるる」
「酒蔵夜会」(35-12)
A「飯塚の老舗酒蔵でくさ 室内楽コンサートげなばい」
B「酒蔵の音楽会ちゃぁよう聞くが お客な 酒が目当てな
それとも音楽が好きで 行きなるとな」
A「そらぁ 両方好きで 互いに酔いしれりゃぁ、
渾然(婚前)一体」
「あしや砂像展」(35-11)
A「芦屋海浜公園でくさ 昆虫ばテーマぃした 砂像展げなばい」
B「そう言やぁ 今年な昆虫記のファーブル生誕200周年
やもんなぁ」
A「昼間なステージイベント 夜なライトアップもあって
打ち上げ花火もあるげなたい」
B「そらぁ デートの場所ぃ選ぶ男も出てこうが 女性の方な
無視(虫)なせんでも 砂像だけい本音な、儚い(吐かない)」
「ウナギの完全養殖」(35-10)
A「どうかい どうかい
大学で初めて ニホンウナギの完全養殖ば 近畿大学の
水産研究所で成功させたげなばい」
B「そげん 難しかとな」
A「今な シラスウナギからの養殖が主流やが
卵からの養殖な 非常に難しかったげなたい」
B「ほう そんなら 今回の成功な、近代(近大)稀な快挙」
「棺おけ体験会」(35-09)
A「熊本市川尻のお寺でくさ 棺桶体験会げなばい」
B「何んが楽しうて 棺桶ぃ入らなならんとな」
A「仮装でも何んでも良かけん ハロウインのノリで
この際 死後の世界ば 体験してつかぁさいげなたい」
B「ばってん そげん言うたちゃぁ
そもそも浄土と天国じゃぁ、感じ(漢字)の違う」