福岡 モンコレメモ

モンスターコレクションTCGのブログ。活動地域は福岡市周辺なので地方ネタも稀に書きます。モンスター全般大好きです

モンコレの世界(26)

2010-03-28 17:21:23 | モンコレの世界
■緑の風の王国

【古き森の種族】
世界の北部には、ジオテランの森をはじめ、広大な森林地帯が広がっている。
ここには様々な生物が生息しており、中でも気高く誇り高い種族として知られるのが、エルフである。

多くの人間は、エルフが人間に対して友好的な種族であり、共存共栄してきた仲間であると認識している。
その見解は大枠において間違えてはいない。
例えば「調和の街」の異名でも知られる森の都タシエルのエルフたちは、確かに人間に対して寛容であり友好的だ。
しかし、森に住まう多くのエルフたちは、人間が無邪気に彼らに対して期待しているほど温かな感情を抱いてはいない。

彼らは長寿の種族である。
一時的とはいえ六王国期に起きた騒乱の時代を、人間が原因で起こったものであると考えているエルフも少数とはいえ存在しているのだ。
そのため多くのエルフたちは、「争いを持ち込む種族」として人間が森に踏み込むことを嫌う傾向にある。

そして時は巡り、エルフたちのそうした思考が誤りではないことが証明された。
しかし、森へ騒乱を持ち込んだのは人間たちではない。
それは六王国期に人間たちとともに共闘した憎むべき仇敵、欲深き皇帝オルクスである。

【エルフの王国「ルウェイス」】
無数の森の数々は、様々なエルフの王族や氏族たちによって支配されている。
中でもその存在感を示すのが、「緑の風の王国」と呼ばれる一族だ。
この一族が居を構える国はジオテランの奥深く、「世界樹の森」の傍にあり、ルウェイスとも呼ばれる。
「シェーヌヴェール大樹を枯らすことなくくりぬいて築かれた、美しき樹上都市である」という中興の時代の頃の見聞録も残っており、その規模はタシエルの2倍ほどにもなるという。
出生率の低いエルフの都市としては、おそらくは最大の人口と面積を持っているだろう。

「緑の風の王国」のエルフたちは、「世界樹の森」を守り続けてきたことでも知られる。
彼らは世界樹さえ安泰であればエルフも不変であり続けると信じ、聖地である「世界樹の森」を守り続けてきた。

しかし、精霊嵐は彼らの聖地「世界樹の森」にも異変をもたらし、王国はその対処に追われる。
そしてほぼ時を同じくして、オルクス軍による侵攻が開始された。
いかに理知的なことで知られるエルフたちとはいえ、立て続けに起きた不測の事態には対応しきれず、「緑の風の王国」は混乱をきたしてしまったようだ。
というのも、長寿のエルフの中においても不死の秘術を持つのではないかといわれた「千年王」オベロンが、オルクス軍との戦いのさなか落命したからだ。

現在「緑の風の王国」の実権は、オベロンの娘にあるという。
森においては鉄壁の防衛戦術を誇ったエルフたちは、これまで何者をも「緑の風の王国」へ踏み入らせなかった。
しかしその壁を破られ王を失った今、エルフたちは「鉄と鋼の王国」のドワーフたちとも六王国期以来の共同戦線を張り、オルクス軍へと立ち向かっている。
  
《シャーウッドの森》《深き森の騎兵団)》《エルフ森林警備隊》

【緑の風の魔女モルガン】
「緑の風の魔女」モルガンは、「千年王」オベロンの娘である。
父なき跡、彼女はルウェイスの王位を継承し、精霊嵐の影響とオルクス軍への対処に追われているようだ。

「緑の風の魔女」は、ルウェイスの長たる「緑の風の王」の補佐官に与えられた称号だといわれている。
暗黒時代の伝説に残る「緑の風の王」ディミトリアスの妃、ハーミアも「緑の風の魔女」という二つ名を冠していた。
強大なる魔力を持ち、王の信任を受けて初めて得られる称号というわけだ。

しかしモルガンは一時、この栄えある「緑の風の魔女」の二つ名を剥奪されかけたことがあるという。
それは彼女が、裏切りの嫌疑をかけられた妖精騎士との恋仲にあったからだといわれる。

父亡き今、モルガンは過去を振り捨て、女王として「緑の風の魔女」として、「緑の風の王国」を率いる。

《緑の風の魔女モルガン》

【妖精騎士パーシヴァル】
「緑の風の王国」には、「妖精騎士」という称号を与えられた騎士たちがいる。
彼らは一身を賭して「緑の風の王」を守り、その使命を成し遂げることを誓った存在であるという。
いずれも「緑の風の王」が自ら任命した者たちで、剣技においても魔法においても卓越した才能を持っているらしい。

パーシヴァルは新進気鋭の「妖精騎士」として知られる。
彼の両親は戦士階級にも知識階級にもなかったが、幼少の頃に「妖精騎士」たちに命を救われたパーシヴァルは「妖精騎士」への憧れを抱き、やがてめきめきと頭角を現したといわれる。

パーシヴァルはオベロン王に命じられ、「聖杯」と呼ばれる魔法工芸品探索の任務に就いていたようだ。
脱落者の続出する中、彼は「聖杯」を手に入れ、母国へと帰還する。
しかし時すでに遅く、彼の主は亡くなり、「緑の風の王国」は戦乱の渦に巻き込まれていた。
パーシヴァルは「聖杯」を手に、愛する仲間と母国のために戦い続けている。

《妖精騎士パーシヴァル》
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