【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

ビジネスパーソン

2020-08-01 19:02:45 | 引用
佐藤正遠
私は高校時代は、ゲームセンターでバイトをしながら、雀荘、パチンコ屋に通っていましたから、皆勤賞などに縁は無いどころか、出席日数が足りなくて危うく留年するところでした。

そんな私が今では独立して経営者になって、当時毎日せっせと学校に通っていた同級生のほとんどはサラリーマンをしていて、おまけにバブル入社ということで、使えないヤツだと思われたりリストラの憂き目にあったりしているわけです。

サラリーマンとして高目を目指し、仕事にやり甲斐と生き甲斐を感じ、その結果収入もトップ層に入る、そのことと立派な従業員になることはイコールではありませんからね。というか、これは実は異なる概念なんですよ。つまり、

  ● 立派な従業員になれたら年収1000万円になれるわけではない

ということです。サラリーマンで成功するということと、上司や経営者の言うことに従順で、やれと言われたことを言われたとおりに、遅れずサボらずちゃんとやり続けることは、同義ではありませんからね。

だからこんなモノを目指しちゃダメなんですよ。

と書くと、では毎日好きな時間に出社して、ランチを2時間取って、上司に反抗したら出世するんですか?って挑発する人が、一定数出て来るわけですけど、それでも出世できると思いますよ。ちゃんと成果を挙げていたら。

これがどういうことかというと、私がみなさんに目指して欲しいのは、立派な従業員になることではなくて、立派なビジネスパーソンになることなんですよ。立派なビジネスパーソンになれたら、出社時間で文句を言われることも、ランチの時間が長いと言われることもないですし、上司はむしろあなたのしたいことを手伝ってくれますから、反抗する必要すらなくなるんですよね。


つまり目指している風景が違うのですよ。出世する人って、会社の細かな決め事を守ることが第一に重要なことだとは考えていないのです。意識して無視することはありませんが、それを守ることよりも、もっと大事なことがあると分かっていて、それを実現することに集中しているんですから。そのもっと大事なことを実現するために、現存するルールを破らなきゃならないとなったら、躊躇なくルールを破るんです。

ですからこの手の人たちは、全然立派な従業員ではありません。一部の官僚的な人からは眉をひそめられるでしょう。でもそんなことには頓着しないのですよ。目指しているのは、立派なビジネスパーソンになることですから。


立派な従業員という価値観が輝いているのは、公務員だけですよ。そんな公務員の人たちが、自分たちの価値観を押しつけるために作ったのが、義務教育の価値観ですから。だから明治以降のこの国では、公務員の力が強まると、国難になるのです。(戦前の軍部というのもあれは税金で養われている公務員ですからね)

この価値観の切り替えができる人が、今の時代では成功するんですよ。
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