昨日だったか、電車の中で他人が新聞を広げているのが目に入った。全面広告で、ブレードサーバの広告。たぶん日経なんだろうが。。
デカい字で「運用の『自動化』。」(「まる」が大事)と書いてあった。
あー、ほとんどの企業トップについては、運用のコスト削減は至上命題なのだなあ、と一応ありきたりなことを考えた後に、ふと気付いたのは。。
「自動化」。というのはなかなかダマされやすいレトリックだ。
自動化っていうのは、何でも勝手にやってくれるということではない。これは、オートメーションでしょつまり。オートメーションすらなされていない、ということを暴露してるってことでしょ。産業革命の頃の話じゃないのこれは。
システム運用なんでしょせん、産業革命前夜なんだよ。この業界もね。。(自虐的)
このギョーカイというのは、オープン系になって運用がぐーんと退化したってことだ。ホストのときはもっと、構築するときに運用もきちっきちっと決まっていた。(そうしなければシステムそのものが成り立たなかった)
今もちーとも変わらないけど、オープン系にどんどん移行していくときに、あわよくば運用も「自動化」されるんじゃないかという期待を込めつつ、運用設計を軽視してきたがために今の悲劇がある。
この悲劇を引き起こした犯人は、間違いなくSIerとメーカだろうね。直接手を下した犯人はコイツらで、黒幕(資金援助)はやっぱ、お客さんだよ。
マルチベンダ化して、それぞれのパーツを安いとこから調達しましょう、そんでなんとかつなぎあわせて、あとはカットオーバ、その後は知らんぷり。。
接続性の原因で障害続出。。運用で各ベンダに問合せしても「こっちは悪くない」。
マルチベンダは運用コストがかかる、ということを、誰もお客さんには説明しなかった。
お客は被害者でもあるけど、その構成を承認したのも客だ。システムを安く上げようとしたツケがまわってきている。これは、はっきりいうけど、「ざまあみろ」だよな。てめーが安さ最優先で施工を依頼システムは、一旦解体しなきゃランニングコストを下げることは不可能だ。ふははは思い知れ、って感じ。
話がそれたな。。
客が願うのは、運用を「勝手にやってくれる」ということ。それは、「自動化」ではなくて「自律化」という。
たとえば、ハードがぶっ壊れたら「どこそこが壊れています」と障害箇所をパネルに表示するのが「自動化」。
これだったらコピー機でもファックスでもできる。
そこでマシンからベンダと運用担当者にコールして、障害票を切るまで行うのが「自律化」だろ。ベンダは呼ばれずともやってきて、運用担当者とともに復旧作業して、いつの間にか障害は収束している。
今の技術を持ってすれば、ここまではできるだろう。
ベンダコールまでは間違いなくできる。いや、今ってプレミアム保守契約であれば、売ったマシンを遠隔監視してくれるんじゃないの?(保守費用はバカ高いんだろうけど。。)
そう、思い出したけど、メーカの営業が見積もりだしてくる保守費用って、ものすごく高いんだよな。。あれで上層部はげんなりして、「保守は自分らでやれ! なんのために運用要員雇ってんだよコラァ」となる。
21世紀は、キカイは「コワれるもの」という固定観念から脱却できると信じている。
キカイが勝手に予見して勝手に予防する。発生してしまったら自律的に直す。作業ログは自ら取得し、運用担当者には逐一状況がメールされる。
ギョーカイ全体が望めば、進化はしてゆくだろうね。
ま、保守メンテナンス費用でカセごうと画策している会社は、どう思うか。。
デカい字で「運用の『自動化』。」(「まる」が大事)と書いてあった。
あー、ほとんどの企業トップについては、運用のコスト削減は至上命題なのだなあ、と一応ありきたりなことを考えた後に、ふと気付いたのは。。
「自動化」。というのはなかなかダマされやすいレトリックだ。
自動化っていうのは、何でも勝手にやってくれるということではない。これは、オートメーションでしょつまり。オートメーションすらなされていない、ということを暴露してるってことでしょ。産業革命の頃の話じゃないのこれは。
システム運用なんでしょせん、産業革命前夜なんだよ。この業界もね。。(自虐的)
このギョーカイというのは、オープン系になって運用がぐーんと退化したってことだ。ホストのときはもっと、構築するときに運用もきちっきちっと決まっていた。(そうしなければシステムそのものが成り立たなかった)
今もちーとも変わらないけど、オープン系にどんどん移行していくときに、あわよくば運用も「自動化」されるんじゃないかという期待を込めつつ、運用設計を軽視してきたがために今の悲劇がある。
この悲劇を引き起こした犯人は、間違いなくSIerとメーカだろうね。直接手を下した犯人はコイツらで、黒幕(資金援助)はやっぱ、お客さんだよ。
マルチベンダ化して、それぞれのパーツを安いとこから調達しましょう、そんでなんとかつなぎあわせて、あとはカットオーバ、その後は知らんぷり。。
接続性の原因で障害続出。。運用で各ベンダに問合せしても「こっちは悪くない」。
マルチベンダは運用コストがかかる、ということを、誰もお客さんには説明しなかった。
お客は被害者でもあるけど、その構成を承認したのも客だ。システムを安く上げようとしたツケがまわってきている。これは、はっきりいうけど、「ざまあみろ」だよな。てめーが安さ最優先で施工を依頼システムは、一旦解体しなきゃランニングコストを下げることは不可能だ。ふははは思い知れ、って感じ。
話がそれたな。。
客が願うのは、運用を「勝手にやってくれる」ということ。それは、「自動化」ではなくて「自律化」という。
たとえば、ハードがぶっ壊れたら「どこそこが壊れています」と障害箇所をパネルに表示するのが「自動化」。
これだったらコピー機でもファックスでもできる。
そこでマシンからベンダと運用担当者にコールして、障害票を切るまで行うのが「自律化」だろ。ベンダは呼ばれずともやってきて、運用担当者とともに復旧作業して、いつの間にか障害は収束している。
今の技術を持ってすれば、ここまではできるだろう。
ベンダコールまでは間違いなくできる。いや、今ってプレミアム保守契約であれば、売ったマシンを遠隔監視してくれるんじゃないの?(保守費用はバカ高いんだろうけど。。)
そう、思い出したけど、メーカの営業が見積もりだしてくる保守費用って、ものすごく高いんだよな。。あれで上層部はげんなりして、「保守は自分らでやれ! なんのために運用要員雇ってんだよコラァ」となる。
21世紀は、キカイは「コワれるもの」という固定観念から脱却できると信じている。
キカイが勝手に予見して勝手に予防する。発生してしまったら自律的に直す。作業ログは自ら取得し、運用担当者には逐一状況がメールされる。
ギョーカイ全体が望めば、進化はしてゆくだろうね。
ま、保守メンテナンス費用でカセごうと画策している会社は、どう思うか。。