フルール

花と音楽のために♪

ひと言では訳せない世界の言葉

2017-11-18 | 日記

日経新聞の日曜版「NIKKEI THE STYLE」に掲載されていた

『”言葉”が彩る新しい世界へ』

例えば、Apple=りんご  といった具合に

ひと言で訳せない世界の言葉を

その国の文化に触れながら写真と共に解説してある記事が目に留まった。

hajurako(ハユラコ)

フィンランド語 物理的に適切な人と人との距離。フィンランド人はシャイで群れることを好まないといわれる。バス停で1メートルくらいの間隔を開けて並ぶ動画が話題になったが決して誇張ではない。フィンランド外務省が発表した公式絵文字にも、距離を取って並ぶ人を表したものがある。

nagligivagit(ナグリギヴァギト)

イヌイト語 いつもそばにいて、あなたを守りたい、という気持ち。I love you. と訳されることが多いが、大人の自立を重んじるイヌイト社会では子どもに対してだけ使われる独特の愛情。

詩的な言葉の紹介もあります。

mangata(モーンガータ)

スウェーデン語 夜にそっと湖畔へと足を伸ばす。そこにはぼっかりと月が浮かび、水面に揺れる光の道が映る。

スウェーデンではこんな風景をこう呼ぶらしい。

Komorebi(木漏れ日)

日本語 生い茂った木々の葉からさす日の光

日本語にも素敵な言葉がありますね。

ちょっと自慢ですよね。

記事中に、米国のイラストレーターのエラ・フランシス・サンダースさんの絵本

「翻訳できない世界のことば」が紹介されていたので、早速図書館で借りてきました。

ページをめくると美味しそうな言葉から始まっていました。

palegg(ポーレッグ)

ノルウェー語 パンにのせて食べるもの、何でも全部。

チーズ、肉、ピーナッツ・バター、レタス、なんでもみんなpalegg

ちなみに日本だったら、ごはんにのせて食べるものとか

おにぎりの中に入れるもの全部ってところでしょうか。

最後のページには、こんな言葉で締めくくられていました。

kalpa(カルパ)

サンスクリット語 宇宙的なスケールで、時が過ぎていくこと。

日本語の紹介もいくつもあります。木漏れ日以外に

TSUNDOKU (積読)買ってきた本をほかのまだ読んでいない本といっしょに、読まずに積んでおくこと。

WABI-SABI(侘 寂)生と死の自然のサイクルを受けいれ、不完全さの中にある美を見出すこと。

BOKETTO(ボケっと)なにも考えず、ぼんやりと遠くを見ている時の気持ち。

侘 寂 あたりは、日本人でも難しい言葉でしょうね。

 

ところで

       OKAIMA (オカイマ)

わかります?

仕事から帰ってきたパパ

ただいま♪

おうちで待っていたママ

おかえり♪

片言のおしゃべりができるようになった孫のはるちゃん

おかえりとただいまを同時に聴いているうちに

おかいま~♪と

インプットされてしまいました。

小さな子供を中心にした

若い夫婦の暮らしぶりがほのぼのと伝わってきて微笑ましい。

ママははるちゃんに

「おかえり」でしょ!と促すが

なかなか上手に言えないはるちゃん。

しかし、はるちゃんのこの造語がなかなかどうして重宝するのです。

たとえば

私と夫が勤務先からあるいは外出先から同時に帰宅する。

玄関先でお互いが「おかえり」であり「ただいま」である時に

 おかいま~♪

 

 

 


すっかり寒くなりました。

コートを着込み冬本番

フィンランドのシベリウス

冷厳、清澄なヴァイオリン協奏曲を


18 コメント

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おかいま (yosshy)
2017-11-18 14:33:08
「おかいま~」って何でも省略する若者言葉かと思いましたが
幼いはるちゃんが片言で「おかいま~♪」って言う姿を想像すると
とっても可愛いですね!♥
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1つ偉くなったような気がします (noko)
2017-11-18 14:33:53
フルールさん こんにちは!
難しい本は読めないけど、フルールさんがピックアップして下さった、内容は良く分かりました。また、何回も読みますね。写真も素敵です。何時か、真似事がしてみたいですが、センスが違いますよね。音楽は聴くゆとりが中々、持てません。練習曲をさぼると先生にすぐ、ばれてしまいます。
夜、11時頃でもするんですよ(#^^#)
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おかいま (yurine)
2017-11-18 14:40:19
フルールさん こんにちは
日曜版って面白いですよね。
でもフルールさんの書いてくれた記事は難しいけれど楽しい。思わず笑ってしまいました。
そして「おかいま」
私も使いましょう。二人一緒に返ってきたときはそうですよね。ありがとう。
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yosshyさん♪ (フルール)
2017-11-18 15:21:37
こんにちは^^
初孫の男の子でして
ひとことひとことがかわいいです。
会うたびに成長がたのしみです♪
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nokoさん♪ (フルール)
2017-11-18 15:22:39
嬉しいコメントありがとうございます。
練習、がんばってくださいね。^^
良い先生に巡り合えたようですね。
きっと上達間違いないです♪
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yurineさん♪ (フルール)
2017-11-18 15:23:44
日経は職場で読ませてもらっています。
日曜版、スタイリッシュになりましたよね。
いつも昼休憩に開くのを楽しみにしています。
孫の「おかいま」に共感ありがとうございます♪うれしいです^^♪
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言葉の表現 (やましらかわ)
2017-11-18 17:57:22
こんにちは!
言葉って不思議です!!地域の言葉(方言)が一つの国の言葉になっていったのでしょうね。たくさんの言葉ができました。
毎日使っている「言葉」少しくらい省略しても身近な人にはわかります。
特に家族の会話にはその家の造語が沢山あり意味不明なものがありそうです。
一番分からなくて楽しいのが小さな子供の言葉・・お母さんしかわからな言葉がいっぱいです。
でも、意味わからなくてもかわいい!!
「おかいま」もかわいいです!!
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お国柄があって面白い (ninbu)
2017-11-18 19:06:49
フルールさん、こんばんは。
今日のテーマはいつもとずいぶん趣が違いますね。(^-^)
現役を引退してから、日経新聞を読まなくなった私には懐かしい日曜版です。
北欧の国々の人々の言葉、それぞれお国柄があって面白いです。
フィンランド人がシャイで群れることを好まないお国柄だとは意外です。
総じて男女の交際がフランクという認識があり、逆のイメージを持っていました。
Fischer plays Sibelius 、最後まで聴きました。
バイオリンの音色は何度聴いても、本当に美しいですね。(^-^)
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やましらかわさん♪ (フルール)
2017-11-18 20:54:55
我が家でのエピソードですが
物置のように使っていた四畳半の和室があり、家族間ではその部屋のことを「四畳半」と呼んでいたわけですが、まだ小さかった子供たちには、四畳半=物置と覚えてしまいました。
しかし世の常識とは違うといつしか気づいたようです。笑
ママにしかわからない言葉
家族にしか通用しない言葉
それぞれの文化の結晶のようです。
新聞記事や本に紹介されている言葉はどれも、詩的で思いやり含む愛情たっぷりの言葉ばかりで
読んでいてほっこりするものでした。
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ninbuさん♪ (フルール)
2017-11-18 21:15:24
新聞記事には、「ハユラコ」の説明の横に
バス停で1mずつの間隔に人が並んでいる様子の写真が掲載されていました。
日本だったら横から入られないようにくっつかない程度の隙間で並ぶところでしょう。
お国が違えば習慣も違う面白い例だと思いました。
再度ユリア・フィッシャーのヴァイオリンです。
この曲は何度聴いても、やはり飽きのこない名曲だとあらためて思いました♪
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