日月 *HIZUKI* 日記

 天然石、手作りアクセサリーのご紹介と店主の日記

お店日記

2010-09-29 | 日記
一昨日、お客様と共通の好きな作家「よしもとばなな」の小説について語り合いました。
私は、ばななさんとは同い年なので、デビュー作のキッチンを読んだのは20代前半の頃。
でも、そのお客様が読み始めたのは小学校3年生だったそうなので、影響の受け方が違いますね。
ばななさんの本は、とっても精神的な影響力が大きいと思います。
それどころか、ばななさんのお父さんの本も大好きで読んたと言われたので、驚きです。


私は、ばななさんが毎日書いている日記も好きなのですが、時々ドキッとする文章があります。
先日も

「最近よく見かける人たち第二弾として、ほんとうはほとんどなんにもできないのに、万能なもうひとりの自分を虚像として作り上げ、そっちに魂をどんどんあげてしまって本体はどんどん自信をなくしていく人たちについて、語り合った。」
「なにもないのになにかあるふうに生きていると、いつも夏休みの宿題やってない人みたいな気分で、つらいだろうな…」

とあって、以前の私のことだ~と思いました。
ほんとに。。。いつも何かに追われていて、目の前の大切なことを見ないで、後回しにして、どんどん自信をなくしていったなぁ。
だから、ばななさんの本を読むと深い所の痛みがどんどん表面化して、しんどいのに読んでた感じ。
ほんとは自分でもわかっていたからですね~大切なこと。
自分にしかわからなくても、納得できることの積み重ね。
本当の自分を知ること。

いまは、以前よりばななさんの世界をしみじみ感じて読むことが出来ように思います。
新刊の「もしもし下北沢」も読みたいですね。
教えてくださってありがとうございます。

(初めてきてくださったYさんへ
ブレスの画像が保存されていなかったようで、申し訳ありませんでした。}
コメント
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