「コンゴ」という名前のチンパンジーが描いた「抽象画」
3点が20日、ロンドンの競売会社ボナムスで、事前の
予想を大きく上回る計1万4400ポンド(約288万円)
の異例の高値で、米国人によって落札された。
しかもアンディ・ウォーホールやルノアールといった
巨匠の作品とともに出品されていたという。
コンゴは1954年に生まれ、2-4歳の間に約400点の
「作品」を残し、64年に結核で死んだ。
動物研究家でベストセラー作家・テレビでも有名だった
デスモンド・モリス氏の働きかけで絵を描くようになったらしい。
コンゴの作品には当時、批判的な見方も強かったが、画家ピカソは
コンゴの絵を作業場に飾っていたとされる。
今回、競売にかけられたのは57年に描かれたカラフルな
テンペラ画3点で、大きさは縦35センチ、横45センチ程度。
いずれも600-800ポンドで落札されるとみられていた。
一体どんな「絵」だろうと思ったが、一見デタラメに描いて
いるようで、実は配色や配置がちゃんと制御されていて、とても
心地良い抽象画である。
教えられたのかそれとも才能なのか、わからないが
陰陽や明暗、抑揚などが見事にバランスされている。
内面から沸き上がってくるものを素直に表現し、動物が描いたらしく
屈託のない純真な印象も受ける。
見ていて心が洗われるようだ。
それにしてもチンパンジーでさえ、死んでも名を残せるのに・・・。
3点が20日、ロンドンの競売会社ボナムスで、事前の
予想を大きく上回る計1万4400ポンド(約288万円)
の異例の高値で、米国人によって落札された。
しかもアンディ・ウォーホールやルノアールといった
巨匠の作品とともに出品されていたという。
コンゴは1954年に生まれ、2-4歳の間に約400点の
「作品」を残し、64年に結核で死んだ。
動物研究家でベストセラー作家・テレビでも有名だった
デスモンド・モリス氏の働きかけで絵を描くようになったらしい。
コンゴの作品には当時、批判的な見方も強かったが、画家ピカソは
コンゴの絵を作業場に飾っていたとされる。
今回、競売にかけられたのは57年に描かれたカラフルな
テンペラ画3点で、大きさは縦35センチ、横45センチ程度。
いずれも600-800ポンドで落札されるとみられていた。
一体どんな「絵」だろうと思ったが、一見デタラメに描いて
いるようで、実は配色や配置がちゃんと制御されていて、とても
心地良い抽象画である。
教えられたのかそれとも才能なのか、わからないが
陰陽や明暗、抑揚などが見事にバランスされている。
内面から沸き上がってくるものを素直に表現し、動物が描いたらしく
屈託のない純真な印象も受ける。
見ていて心が洗われるようだ。
それにしてもチンパンジーでさえ、死んでも名を残せるのに・・・。
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