8月6日(土)
くもり
今週は大分の梅野川C&Rのヤマメと戯れようと思っていたところ渇水で状況は厳しいとのこと。
ならばと、渇水でもヤマメほど神経質じゃないゴギの探索に再び島根県匹見の山に分け入った。
ある方から教わった以前から気になっていた渓。
紙祖川の支流T谷なのだ。
以前、トライしようと車止めからアクセスの山道入口を覗いたが、狭い上に草ぼうぼうの藪状態、おまけに近所の人の話では山道から行くと渓が深く降りられないのではと言われ気が乗らず他へ回った渓。
ただ、本流の水も少なく、時期も終盤、塩焼き部隊がすでに抜きまくって行った可能性もある。
賭けの要素が強いのも事実。
だけどずっと気になっていた。
痛い目を見るまで諦めるわけにはいかないのだ。
予定通り車止め到着。
山道入口は以前より更に草が生い茂り、相変わらず躊躇させられる。
しかも近くにいたおばさんからここはマムシがいるから気をつけろとのアドバイス(汗)!!!
熊にマムシ(汗)(汗)(汗)
!!!
でも、今日は行くと決めてきた怯まずスタート。
山道に突入。
意外と藪状態は入口だけ。
山道を喘ぎながら登る
XX峡と言うだけあって途中立派な滝が連続する。
こんな小さな支流なのに感心させられる。
某氏のアドバイスでは、ここらで入ると滝の連続で苦労の割には報われないとの言葉を思い出し、尚も暑い山道歩きを続行。
眼下にカッコイイ淵が見え我慢できず入渓。
いきなりのゴルジュ、また泳ぎ?
S井君に譲るが反応なし。
ゴルジュの奥にも小さな滝がかかり2段の滝となっているが側壁をヘツリ、腰上まで水に入り意外と簡単に突破。
ゴルジュ上はかなり減水
やってみるしかないのでアントパラシュートを流れに乗せる。
チビの反応。ゴギの生息確認。
ぽつぽつ反応するがやはり激シブ。
同行のS井君も洗礼を浴びている。
遊び心でチェルノブイリアントを投入
杉の倒木が多く、くぐったり、またいだり遡行も難儀させられる
全く反応が無くなる。
なぜ?
やはり山道がすぐ横に来ていた。
おまけに昔の杉の伐採場まで現れた。
ところどころ良い淵が現れ、時折良型が反応する。
あまりの細流と蜘蛛の巣と杉の倒木で同行のS井君は心が折れかけていた。
こんなはずではとその先その先と遡行を続けていると徐々に渓相が良くなり反応するようになる。
ただ、やっぱり如何にもと言うポイントは厳しく1発勝負のポケットから反応が多い。
いつもより厳しいが、そこそこ遊ぶことができたしそろそろ終わりかなと思い始めたころ、すぐ後方でS井君の悲鳴!!!!
淵にでも落ちたかと思って振りかえると、なんと銭型もんもんをまとったマムシがいるではないか!!!
なんとS井君の足元にいたとのこと。
自分が通ってきたまさに線上。
1分前に通ってきたところだ。
ぞ~~~~~~~。
完全に戦意喪失のS井君。
釣りもぎこちなくなり。
あえなく納竿とあいなる。
結果的にはバラシも入れれば二人で20近い感触を味わうことができた。
渇水、シーズン終盤等々考えると、気になっていた渓の探索はまずまずというところか。
遡行も難しくなく、今度状態の良い時に再度入渓したいものだ。
最後はお決まりの温泉。
六日市インター近くのゆららで汗を流して帰った。