Fly Rodder in Europe

日本人駐在員フライフィッシャーのヨーロッパ釣行記

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2012-09-15 22:56:12 | Weblog
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欧州毛針釣り紀行 最終章

2010-06-28 08:52:24 | Fly Fishing In Germany
6月26日(土)
晴れ時々曇り
気温25度


自分が考えていた赴任よりかなり短くなって帰国が決定した。

そんな時、最終釣行に選んだのは、後々のことを考え、比較的近くで、それなりの釣果が期待でき、今まで釣ったことのない場所ということで、最近良く行っているKyll川。
ただ、ビートはいままで入ったことのない Murlenbach1a。
昨年、悪巧みさんと釣った一つ下のビート。

ブラッセル支部の106さん夫妻との最終釣行である。

ライセンスをいつものホテルでゲットし、Kyll川を下流に向かう。
ホテルの主人の話では、約3キロほどのビートらしい。

全体的に開けた流れの中にフラットな流れ、バイカモの流れ、落差のない瀬が連続する延び延びとフライを振って釣れるフィールドだ。



ライズが少ないもののいろいろなところで反応が良く、とにかく良く釣れた。


川面を乱舞する虫が少ない気がしたので、大好きなグラスホッパーを取り出し、バンク際に流すとこれがまた良く反応し、しかもサイズアップ。ホッパー釣り特有の激しくバシャっと出る。楽しい釣りでたまらなく面白い。



グラスホッパーを旨そうにくわえている


ホッパーに出たからと気を良くし、フライボックスから大型のテレストリアルっぽいフライや、エクステンドボディーのリアルイミテートメイフライ、スティミュレーター、でんでんホッパー等々を試すとこれも反応。
結局はなんでも釣れる。
なんと気楽な釣りだろうか。

フラットな流れをつなぐ瀬


魚の付き場が決まっているのかときおり反応が悪くなるが、しばらくするとまた釣れる。


レインボーも混じる


快調に釣る。3人で釣り上がっているが、何匹釣ったかわからない。
数えるのも面倒、写真を獲るのも意味がない。そんな状況の釣り。


106さん夫妻も快調に楽しそうに釣っている。
条件の良い釣りやすい川とはいえ、一応管釣りではない。

ビートの最後の目印の橋が見えてきたころすでに夜の10時近く。
イブニングのライズも始まりそこかしこで良いライズが繰り返されている。
こんな時間まで釣りをするつもりが無かっただけに、ライトもなくアイにティペットが結べなくなり素直に納竿とした。

わずか2年半の欧州生活の中で、良きキ印たちと出会え、いろんなところでいろんな釣りをすることができた。
修行のOVから始まり、オーストリー、強行軍でいったデンマークのシートラ、近場の癒しの系モンシャウなどなどその内容は濃い。
おそらくこれまでの釣り人生の中で一番濃かった2年半。
やり残したこと、行きたかったところは数々あれどタイムアップとあいなり、良き思い出と7月からは新任地の北九州に上陸。
どんな生活が待っているかははなはだ不明なるも、また楽しんでいけるように精進精進。

これにて欧州版は筆をおくことにします。


















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Gerolstein los1Vol.2

2010-06-13 21:55:06 | Fly Fishing In Germany
6月12日(土)
曇り少しだけ晴れ間のち通り雨
肌寒い一日
水温は暖かい


ベネルックス合同釣行で先週に引き続きゲロルLos1ヘ。
朝のラストミニッツで106さんが急用で不参加となり、久々に悪巧みさんとの二人釣行。

結果から言うと、実に良く釣れ、実に楽しい1日。
しかも、少しだけ頭も使わされ、忘れかけていた刺激、発見をもらった楽しい1日。


1パーティーになったことから、中流部後半の支流が合流する地点から入渓。
小生は橋の上から写真撮影と、まずは“麦藁の悪さん”に入渓してもらう。

氏は入渓直後、サクッと1匹


う~ん、腕を上げている。
交代と18番虫パラをティペットに結び開始するも、なんだかドライへの反応が今一つのような気がした。
何がというわけではない。
これも続けて通っていることからくる感覚的なもの?
川面には、先週より心持少ないまでも多数の虫が乱舞している。

チビが挨拶


廊下帯始まりにあるトロ場の入口を攻める


トロ場


散発のライズが見られる。
まあまあのサイズと思われるライズも混じる。
ただ、定位置で起こらず、散発のため何を食っているのか突き止めるのが難しい。
ドライでも反応するが、型が小さめだったり、周りの状況からすると反応が今一つだったりと何か答えがあるはず。
先週はLos1完全遡行も目的だったので、推理ゲームに時間を割かず先を急いだが、今回はこのライズを獲りたい。
ライズフォームからすると水面直下、多分ピューパかイマージャー。
ふと、視野の端にライズ直後のところから大きな蜉蝣が飛び立ったような映像が飛び込んできた。そして飛翔したのはモンカゲ?。
それならばとニンフBoxからPTイマージャー16番を取り出し、ライズがおこりそうなちょっと上流にプレゼントすると、予想通り数頭目で反応があり数匹の良型をゲット。やはりイマージャーを選食していた。



これもまた楽しい釣り。
欧州に来て、気楽な釣りをしすぎて忘れかけていた刺激。
確信をもって見ているとその後も何度かライズのところから飛翔するモンカゲを発見。
しかも、マスの攻撃から逃れ飛翔するモンカゲに2度目のアタックをするものまでいる。
麦藁の悪さんも快調に釣っている。

釣りやすい渓とはいえ、かなり腕を上げている。釣りに対する感覚、ビギナーの斬新なアイデアで魚を騙している。

その後の廊下帯も釣れたら交代と交互に快調に釣り上がっていく。
交代するのが嫌で、いまチビだったからわざとバラシたでしょ?とか、わざと合せなかったでしょ?などと軽口を叩きながら・・・。



上流部のバイカモ区間に差し掛かったころ、我慢していた空から強い通り雨が降りだし、木の下でしばしの雨宿り。

それからのバイカモ区間も、雨後で活性が上がったのか、イブニングの地合いが良かったのか二人で左右に分かれ快調に釣り上がった。



小生は左の岸沿いのバンク、麦藁の悪さんは右側の流れ、バイカモの間を攻め快調に釣りあげている。



逆光で水面が見にくく、小さいフライが使えない。
だからゲレーリングが出ないのか?尺混じりのまあまあの型のブラウンが活発に出る。
でも、それとても十分だ。
逆光を避け、ダウンで攻める手もあろうが、おそらく圧倒的なブラウンの数で先にブラウンが出るだろう。





途中、麦藁の悪さんと左右交代。
相変わらず、グレーリングは出ない。
でも、十分だと思った。
狙ったところから良い型のブラウンがモワッと反応する。ドキッとする。
しかも、大型ほど小さな反応で、実にイブニングの落ち着いた静けさにマッチしている。
はたして、こんな釣り場が日本にあるだろうか、日光湯川?忍野?いや違う、川を独り占めにして、ただただ静けさの中で魚に集中して対峙することができる環境。
しかも、状態の良い川で。



夢中になって遊んでいたら、よる9時前。この時期の欧州の日暮は遅い。
Los1の終わりを告げる標識もあと数十メートル、最後まで釣ろうと思ったが、ティペットが絡んだことを機にラインを全て巻き取った。
麦藁の悪さんは、日のない夜に麦藁帽子というのもちょっと面白い光景だが、まだ左のバンク沿いを攻めて、快調に釣っている。
まるで別人、急速な進歩だし、大した体力と気力だ。








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Gerolstein Los1

2010-06-07 05:53:01 | Fly Fishing In Germany
6月5日(土)快晴
気温26度
水量:平水、微妙に濁り

昨年9月の貧果の検証に106さんとGerol Los1に出掛けた。
今年の6月からライセンスの管理が変わったということで、Gerolの下流の一つ下の町Birresbornにあるホテルに立ち寄る。
このホテル、この町に宿泊条件のいくつかのビートを管理しているらしい。
ホテルのそばの橋から川を覗くといくつかライズが見られる。
状態は良いのかとちょっと期待。

まずは、今まで釣ったことのない最下流部から入渓とパーキングに到着するも、一台も車が無い。イコール釣り人無し。
ここは二つのビートの釣り人が利用するパーキング。
そこに車が一台もない。
本当は先行者無しと喜ばしいところではあるが、昨年の貧果という経験もあり、釣れないために人気がなくなってきたのかと不安がよぎる。

最下流のスタート地点の橋


川面には、ミッジ、メイフライ、カディスが乱舞しているが、ライズは見られない。
さっきのホテル脇ではライズが頻繁に見られたのに、やっぱりLos1はと・・・・。

まずは、#14吊り下がりタイプのテレストリアルを6Xに結ぶ。
しばらくやるがライズなし、反応なし。
瀬頭、瀬尻、流芯、脇、たるみと丁寧に流していくが反応がない。

やっぱり・・・が強くなるころ、小さいながら最初の1匹目が流芯脇からでる




昨年よりはまだ良いかとまずは一安心。

瀬頭のたるみでライズを発見。
即効ピンポイントでフライを入れると気持ちいいタイミングで2匹目をゲット。



その後も、少し追加があるが全体的にはやっぱり良くない。
昼近くで中流部のパーキングまで釣り上がったが、そこにも車が無い。
イコール釣り人がいない。
やはりこの状況で釣り人が遠のいているとしか思えない。

昼も取らず、そのまま中流部へ突入したが、やはり反応なし下流部よりひどく、なんの生命反応も見られない。

忘れたころに瀬脇からチビが


中流部後半のトロ場ではいくつか散発ライズを見るが、反応のないままにLos1完全遡行優先で粘らず遡行を続ける。

中流部後半の橋が見えてきたあたりから若干様子が変わり、#18まで落としたただの虫パラに反応が出る。


グリズリーのハックルに黒のボディー、テールなし。
本当にただの虫パラで、結構自分としては実績のあるフライ。

特に左から支流が合流するあたりの流芯脇、たるみから良型交じりで5匹を引き出す
106さんも反応があり何匹かゲットしている様子。



そこから続く廊下帯でも反応が続き、106さんと交互に釣り上がり数匹追加。


廊下帯が終わるころ、Bozemannがグレーリング区間と呼ぶ、バイカモの繁茂するフラットな流れが始まる。
のびのびとラインをのばし釣りができる流れ。
とはいうものの、花が咲き、水面までのびたバイカモが流れを幾筋も形成し、微妙な流れのよれを作り、釣りを難しくしている。

106さんと右、左に別れ釣り上がっていく。
流れの流芯、脇、バイカモの間に浮力を減らした繊細なCDCカディス#16をプレゼントする。
打ち込んだ後のドリフトを維持するためにどういう風に、どこに落とすか、立ち位置、ラインコントロールを考え的確に狭いバイカモの間の流れにフライを送り込んでいく。
実に楽しい釣り。
そんな多様な釣りが楽しめるのも、ここGerolの特徴ともいえる。

それがうまく決まると流れの中から、チビも交じるが尺物も追加し飽きない程度に楽しめた。



多彩な釣りが要求されるそんな流れに夢中になっていると、気がつけば時計は6時30分を示している。
そういえば、朝9時過ぎからずっと昼食もとらず、ろくに休憩もしていない。
我に返ると、結構疲れていることに気がつく。
1日釣りに没頭したおかげで、106さんとお互い満足のいく釣りもできた。
上がりますか?と声をかけるとそうしましょうと返事が返ってきたので素直に納竿とした。

検証の結果、中流部はわずか最後の廊下帯付近を残し死んでいる。
最下流部は、初めて釣ったので比較のしようがないが、ほぼ中流部と同じ状況。
唯一最上流部は、バイカモの繁茂する時期に魚も残り、うまく釣ればそこそこ楽しめる。
こんな感じのリベンジだった。


稚魚が多い、明日を託したい








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OV Vol.8

2010-05-25 03:11:55 | Fly Fishing In Holland
5月24日(月)
天気:快晴
気温:明け方15℃、日中25℃
風向:北西2~3m

連休の最終日、昨日の釣りは情報収集すらままならなかったので、久しぶりにOVに癒され?に行ってきた。
OVに癒されるというのもなんだか変な感じがするが、通いなれたところだけに勝手がわかっていて気楽というところか。
ほぼ、2か月ぶりのOV釣行。

まずは南の正面消波堤で日の出とともに開始。
薄暗いうちは移動しながら水面を叩いて行くが何も起こらず。
一度だけ、隣の消波堤の岸際でかなりの大型であろうモジリが出ただけ。

三々五々、地元釣り師も集まってくる。
南だけでフローターも含め、8名の混雑状態。
右端の消波堤に移動。
移動中、浜側で魚とファイト中の釣り師発見。
何を使っているのか、しばらく見ていると45cmほどのレインボーを上げる。
口には小さなニンフ。
ローカルはこれを使っているのが、実に多い。

右端の消波堤も何もなし。
影も無し。
いろいろ試すが無反応。

減水のため今は渡れる南部フラットに入る。
これまた、なんにも無し。

昼までやるが一切何もなし。
竿を曲げたのは一人だけ。
その彼もその後なんの反応もないとのこと。
OVはいつも通りの気ままな奴である。

途中フローターのオヤジと話をしたが、今日は全然だめだけど、昨日は良かったとのこと。
連休中毎日来ているらしい。
いろいろローカルから聞いていると、海でもないのにどうしてこうも好不調の波が激しいのかと感じてしまう。
全く理由が分からない。

またしばらくOVに帰ってこようかな・・・。



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Surfers Paradise

2010-05-23 21:54:39 | Fly Fishing In Belgium
5月23日(日)
天候:晴れ
気温:朝方10℃、日中25℃

単独釣行で兼ねてからの懸案だったベルギーの海に出掛けた。
KnokkeのSurfers Paradise。
行きつけの釣り具屋のロジャーの情報では少しまだ水が冷たいかもしれないとの情報だったが天気も良さそう、さらには干潮から上げ3分が明け方と一致することからとりあえず行ってみた。
ビーチから100m間隔で設けられている沖に突き出た消波ブロックからの釣り。
従って、干潮時が沖まで行けるので良いとのことなのだ。

不覚にも寝坊し、現地到着は6時15分。すでに金時の上げ3分を過ぎてしまっている。
とりあえず情報収集と支度を済ませ釣りをすることに。
水質自体は透明できれいであるが、波にまかれた砂で透明度は悪い。

上げ3分ほどの消波ブロック


消波堤の左右に投げて釣っていくわけだが、以外にも足場が悪い上に、海藻がびっしりで釣りづらい。
クラウザーミノー、クレージーチャーリーなどを試すも無反応。

上げ4分と言ったところ


初めての#9Type7を投げるが、実に投げにくい。
しかも、ラインバスケットを忘れるというボケのため、最悪。

上げ5分


上げ6分で石積みがほとんど水没


本当はこんな消波堤が水中に入って行っていってるとばかり想像していたが、
先端60~70mほどは石積みで暗い時は結構危険かも。
水没してもそれほど水深があるわけでもなく、危険な岩礁があるわけでもないので大事はないと思うが、塩まみれ、砂まみれはやはり避けたい。

満潮で全ての消波堤が水没



結果は、Boze。
朝の気持ちの良い海岸を散歩しただけに終わる。
残念ながらFly Fishers Paradiseに改名することができなかった。

実釣からの情報ゼロ。
自分が釣れなくても、人から情報を聞けるだろうと思っていたが、長い浜に投げ釣り師が1組いただけ。
やはり、接岸の時期には少し早いのか?釣り方がそもそも違っているのか?
人からも情報聞けず、ヒントが得られずじまいでちょっと簡単には行かないぞという感じ。
でも、釣り具屋のおやじのロジャーは如何にも具体的に語っているので釣れることは間違いないのだろう。
もう少し、情報収集と修行を積む必要がありそうだ。




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Austria Trip Last day

2010-05-20 06:02:29 | Fly Fishing In Austria
5月15日(土)
天候:雨時々曇りのち雨
気温:5℃

週間予報通り、Mittersill入り以降天候は下り坂。
最終日が一番天候が悪いという厳しい状況は的中している。

ホテルのショップで推奨のポイントを2か所ほど仕入れ出陣。
スローウォーターとファーストウォーターの渓である。
今日も厳しい釣りが強いられるだろうことは容易に想定できる状況。

まずはスローウォーターのStubachに入る。
平坦な流れ。


前半は、両岸が木に覆われており、木の間から竿を出す神経戦のような釣り。
これまた、増水、雪しろの濁りと最悪でBozeの可能性を十分に秘めている


後半はウェーディングもできる流れに変わる



丹念にニンフで探っていくが、当たり一つない。
結局、あまりの反応の無さに昼過ぎで場所を移動することに。
StubachはBoze。
嫌な展開。
最終日の締めくくりなのに・・・・。

2か所目はファーストウォーターのFelberbach。
ホテルのすぐ近くでSalzachに流れ込む支流。
ファーストウォーターなら多少増水していてもポケットを狙っていけばよい。
狙い所は明確。

ところが、予想をはるかに上回る増水。白濁して活き良いよく流れ下っている。


渓自体は高低差のある実に楽しそうな山岳渓流。
夏の平水時にウェットウェーディングで気軽なテレストリアルを結んで釣り上がったら本当に楽しめそうな素晴らしい渓相なのに本当に残念だ。

どこなら釣りができるのかと上へ下へと入渓点探し。
なんとか入渓点を見つけ入渓するも、近くで見るとより一層勢いがよい。


さぁ~て、どうやって釣るかと悩む。
流芯脇の緩い流れなどない。
フライを投げ入れても、あっと言う間に流れ切ってしまう。
そもそも、釣りにならない。
ただ、オーストリーまで来て2日のBozeはなんとしても避けたいという強い気持ちが
小さいポケットを見つける。
最後の究極の釣法である、アウトリガーニンフィングしかない。
思いっきりリーダーをつめ、シール式のインディケーターを付け空中に保つ。
横文字でいえばなんとなくかっこ良く聞こえるが、要は渓流の脈釣りスタイル。
黒川虫を模した重いニンフをセットし、いくつかのポケットを狙っていく。
ちょっと大きめのポケットを見つける。巻き返しの流れもある。しつこくフライをキープさせていると巻き返しの流れに逆らってフライの流れが止まった。
よっしゃとすかさず合わせを入れると、やはり魚が食っていた。強い生命反応がライン、ロッド通して伝わってきた。一気にごぼう抜きして上がってきた奴は、大きくはないけど大きな価値がある一匹。究極の方法で文字通り引き釣り出した、九回裏の逆転ホームランのような感激。正直、苦しい釣り。

なんとか1匹仕留めたものの、その後は釣れる場所すらなくなり、山上の湖に移動。
そこも、季節がよくなったら山間の草原に高山植物が咲き乱れるであろう素晴らしい景色。
それに流れ込む細い沢なども探ったが当たりすらなく素直に納竿とする。

本当に苦しい二日半の釣りだったが、ヨーロッパアルプス特有の素晴らしい景色に抱かれての釣りは、また訪れたいと思わせてくれるに十分なフィールドだった。
いつの日か必ず戻って来たいものだ。






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Austria trip Day2

2010-05-19 07:28:58 | Fly Fishing In Austria
5月14日(金)曇り時々雨時々晴れ
気温7℃
水冷たし

遠征2日目、念願のKrimmler Acheを釣る。
9時過ぎ予約したタクシーに乗り込み、雲場のKrimmler Acheへ向かう。
ドイツ人バンブーロッドビルダーとその連れとタクシーに同乗し、国立公園内の雲上の聖地に到着。

これまでアメリカのイエローストーン国立公園、ロッキーマウンテン国立公園と各地の国立公園を釣り歩いてきた。
しかし、ここはこれまで経験したことがない風景だった。
両側に一気に立ち上がる多くの雪渓を抱いた山に囲まれ、その間の草原を流れる標高1000mを超える雲上の聖地と云わしめる渓。
実に雄大で凛々しい威厳を放つ聖地。



渓の構成は、草原を流れるフラットな流れと途中に現れるマウンテンストリームの段差のある流れからなる多彩な釣りが展開できる渓。

水温も冷たく、ドライの反応は今一との事前情報からチェコニンフのトレーラーシステムをセットし流れに乗せていく。
簡単に釣れるものと当初の期待を裏切り、なかなか当たりが出ない。
本当に当たらない。
ここまで来てBozeなんてと、不安がよぎる。
開始1時間、なんの反応も無い。焦りと不安が交差する中、若干変化のある瀬からの流れで漸く25cmほどのブルックを仕留める。なんとかBoze回避という実に厳しく情けない状況。



それからもフラットな流れではほとんど反応がない。

マウンテンエリアに差し掛かったころ、段差のある流れの中にポケットが現れ、もしやと思いドライに変更。慎重にポケットにドライをキープしていく。
水量が多く、流れが速くなっているのでラインを水に取られたくないため、ロッドをできるだけ高く保つが風が強くフライをコントロールしにくい。

実にこの読みが当たりドライに反応が出た。
12番程度の大きめの釣り下がりタイプのドライにブラウンが躍った。
こうなれば一気にドライと、丹念に巻き返し、流れの緩くなったブッツケ、石裏のポケットを攻めていく。

強い流れの向こう側のポケットから出したブルックをゲット


マウンテンエリアが終わってフラットな流れに戻り、人が狙わないであろう対岸沿いの流れにウェーディングし、アップストリームに数回キャストで待望のグレーリング42cmをゲット。これだけでも来てよかったと言える待望の獲物。
おまけに3冠達成!


その後もやはりフラットな区間では反応が鈍く、マウンテンストリームで数匹追加し午後4時20分迎えのタクシーに乗り込んだ。
同乗していたドイツ人の釣果も芳しくなかったようだ。

あこがれの地で釣りができたことが素直にうれしく、また、是非天候の良い時に訪れたいと思える渓だった。

 
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Austria trip Day 1

2010-05-18 04:39:52 | Fly Fishing In Austria
5月12日(水)
兼ねてより念願だったオーストリアはチロルの麓のMittersillにベースをとり、二日半周辺の渓流を釣る旅に出た。
天候が許せば、Bozemannの先人たちも心を奪われている、国立公園内を流れるあの標高1000mを超える雲上の楽園、Krimmler Acheでの釣りも大きな目的。
今回の遠征隊はベネルックス支部合同となる3家族の遠征隊。
事前の週間予報では、日程通して天候不良。
聞くところによると、異常気象。不安は大きいが日程調整ができる訳も無く出発。

Dusから夜行カートレインでインスブルックへ

悪巧み号が乗り込む

客車に貨車が連結


連休前のせいで積みこみが遅れたのか1時間近く遅れて列車はDus駅を離れる

車内は寝台列車、生まれて初めて乗る。なんか修学旅行気分


翌朝、8時45分インスブルック到着


遠くに山のある風景、実に気持ちがよく落ち着く風景だ。山の頂にはまだ雪がある


インスブルックからは車で一路Mitersill へ向かい11時過ぎ、ベースである
Hotel Braurup に到着。
予報通り雲はどんより低く垂れこみ、時折雨と天気は悪い。
本日は午後の半日をSalzach本流と決め、宿のショップでフライやポイントの情報を仕入れそそくさと釣り場に向かう。

ショップで聞いた2つほどのポイントはHotelより上流、Muhlbach~Hotelの区間にある。
川の状況はと言うと、連日の雨のせいで水量多々多々、昼からはこれまた雨の影響で雪解けが入り徐々に濁りを増す嫌な状況。


大物に備えセージXP#7 9’6”に超重量級のチェコニンフのドロッパー、プラスAAAのショットをさらに2~3個加え、底に定位しているであろう大物狙いで流していく。
濁りのせいで底の状態が分からず、フライロスト多数で閉口する。
全体的に岸が急斜面、ウェーディングもできないためバックがとれずキャストしにくいシチュエーション。
最初に入ったポイントでは、平坦な流れで変化がなく岸よりのバンクを狙っていくが無反応。人が狙いにくいであろう対岸のバンクにシングルスペイでフライを送り込みなんとか一度グググンとあたりをとったが乗らず。幸先悪い。
あまりにも状況が悪いので、二つ目のポイントMuhlbachへ移動。
流れに若干変化が現れ狙いをつけやすいところ。
何を思ったかこの状況で時折ライズを発見。おそらく小物と分かっているが、そこをトレースするとクンッとあたりが出るがこれまた乗らず。
再び底を釣ることに専念。
そんな中、瀬からの流れが落ち着くあたりにフライを流しているとスッとラインが止まり、すかさず合わせを入れるとグンッグンッとある程度大きさを感じる奴の反応が伝わってきた。しかしその合わせが上にかぶさった木が邪魔で中途半端だと感じ、追い合わせをと思った時にはすでに遅く、少しの抵抗の後のジャンプでフックオフされる始末。
チェコニンフ用に設計されたフックはバーブレスで針先2mmほどがフラッシュポイント仕上げという軸方向から変移させたタイプのため、しっかりした合わせで確実にフッキングさせないと抜けてしまうことを痛感。
いろいろ勉強させられる。
そのまま何も起こらず雨足も強まり、濁りも増したため初日は納竿。

Bozeの幸先の悪いスタートを切る。


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Monschau Vol.2

2010-04-25 21:40:09 | Fly Fishing In Germany
4月24日(土)
晴れ
最高気温:18℃
水クリア

午前中の所用を済ませ、ゆっくりの出発で先週に引き続きモンシャウを訪れた。
本日は106さん夫妻と共に対オーストリートレーニングと渓流の案内を兼ねている。

いつものパン屋でいつもの入漁券、いつものパンを買い下流部を目指して左岸の道を行く。

ドイツらしい木組みの家


普段より1枚2枚と脱ぎ捨てているが、歩いていると汗ばむ陽気に春の到来を感じる。
道に沿って流れる渓は、十分な水をたたえ、栄養素のたかそうなウーロン茶色のモンシャウカラー、状況は良さそうだ。
今日は、先日の入渓点よりさらに下流を目指すべくキャンプ場を過ぎ、水処理場を過ぎていく。しばらくすると舗装路が終わりその先も未舗装の林道が続いている。ここまで車が来れるのかとふと車止めを見ると、ベルギーナンバーの車が・・・。
すでに二人のフライフィッシャーが見える。
いつも何人かの釣り人が入っていることは分かっていたが、めったに遭遇したことがなかったので、どこで釣っているかと不思議に思っていたが、多くは下流に来ていたんだと納得。
頭をはねるわけにもいかず、上流に戻ることにして、水処理場から入渓すると少し下流に釣り上がってくる一人の釣り師が見える。ふ~ん結構いるんだと目の前の良さそうな渓相にも手を出せず、再び上流に移動し、結局先週と同じキャンプ場の上の瀬より入渓する。

キャンプ場上の瀬



今日は、半分ガイド役も兼ねるつもりだったので、2,3アドバイスして106さんに入ってもらう。
道中、状況が良ければ2~3投目で出ますよと控えめ?に話していた通り、サクッとモンシャウサイズをゲット。氏の笑みがもれる。ねっ!フライって簡単でしょ?と冗談を飛ばしながら、これまでの修行のようなストレスな釣りとは天と地の遡行を開始する。
次は106奥さんの番と2,3アドバイスし、またまたそれほどの時間がかからずゲット。
ちゃんと流せば、しっかり反応してくれるモンシャウの住人に感謝。
それからは釣れたら交代と交互に釣り上がる。

自分はと言うと、今日はパイロットフライのアダムスを先発からはずし、渓に舞う白っぽい蜉蝣を意識し、マーチブラウンのボディーにバジャーのハックルを巻いた#14パラシュートを流芯の脇の流れにのせていく。この蜉蝣なんという名前かは分からない。というよりフライを初めて歴だけは長いが、やたらに多いややこしい名前を覚えようとしていないだけの話。堅苦しいことは言わず、白っぽいメイフライでいいのだ。

すぐに挨拶に来たチビ


キャンプ場からの瀬は反応も良くそれからも3人で釣り上がっているにもかかわらず、フッキングしきれずにバラシて、あ~っ、とかいう言葉も連発しながら気持ちよく釣り上がる。



途中から極端に反応が落ちた。とくに段差と深みの連続する核心部からほとんど反応がない。先行者がいたのかやり方が悪かったのかはわからないが残念。

大きな淵の上流から散発ながらライズがありポツポツと追加していく。

街中区間に入りいつも通り反応が今一つとなったが、張り出した木の枝の下にロールキャストでフライを送り込み、狙った場所で食わせた2匹。全てがうまくいかないと獲れないケース。実に気落ちが良く印象的だった。やはりフライがゲーム性の高い釣りと言われる所以はここかということが実感できたシーン。



今日、モンシャウで初めてのライズフォームに遭遇した。いままでのモンシャウの天真爛漫な魚たちが繰り広げるパシャとかバシャなどの何の気負いもいらない単純明快なライズとは全く異なったもの。
フライがスッと消える、まるで消える魔球よろしく、ふっ、と消える。それ以外水面には何の変化も無い大リーグボール2号?顔負けの完璧なライズ。完璧な吸いこみの捕食だ。チョークストリームでもあるまいし、流芯脇の水面が多少荒れたところを流れるフライをそんな吸い込みで捕食したライズが2,3回あった。しかも視界の角度で水中は見えない。
知らなければ、浮力を失ったフライがただ沈んだと見過ごすようなライズ。
かなり苛められて警戒心が強いのか、思わずここの魚こんなに賢かったの???と見なおしてしまう出来事。実に面白く、楽しいライズだった。


気がつけば日も傾き山に沈もうとしていた













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