今年も全天で一番明るい恒星、シリウスの伴星観察・撮影シーズンに入りました。
2月20日夜、曇り時々晴れ。風の吹く曇り空ですが、リゲルとシリウスの方向は晴れていました。
そこで、まず20cmドブソニアン望遠鏡をリゲルへ向けました。
倍率×150倍で観察しますと、伴星が観えました。
次にシリウス伴星も観えるかもしれないと思って、シリウスへ望遠鏡を向けました。
地上付近は風が吹いています。上空の風を心配しましたが、望遠鏡で×150倍でシリウスを観察しますと、シリウスは意外と安定していました。
伴星が観えるか注意深く覗きました。×150倍でも時々伴星がチラチラ観えました。
上空のシーイングは良好でした。
これで最近5日間で晴れた日3日間は全部シリウス伴星を観察することができました。
待ちに待ったシリウス伴星観察シーズン到来のようです。
但し、口径8cm以上の望遠鏡での観察の話です。口径8cm未満では非常に困難です。
シリウス伴星観察に挑戦するのであれば、口径10cm以上(できれば口径15cm以上)の望遠鏡で倍率×150倍~×200倍程度を推奨します。
私は20cmドブソニアン望遠鏡F6の×150倍~×200倍で何度も観察に成功しています。
しかし、シーイング良好でない時は、いくら頑張っても観察できません。
肉眼でシリウスのまたたきが少ない時が、シーイング良好の目安になります。
これから3月末までシリウス伴星の観察シーズンですので、チャンスがあればシリウス伴星の観察・撮影に挑戦してみてはどうでしょうか。
シリウス伴星の観察・撮影のお誘いでした。