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新星空の友

夜明け前、スワン彗星(C/2025 F2)を撮影しました(追記有)

 夜明け前、自宅近郊へ行ってスワン彗星(C/2025 F2)を撮影しました。
 4月12日夜明け前、快晴。スワン彗星の地平高度が低くなり自宅では撮影できませんので、「カノープスの見える丘」付近の畑へ行って撮影することにしました。
 目覚まし時計で朝3時前に起床しました。庭へ出て空を見ますと、快晴でした。事前に前日に車へ機材を積んでありましたので、畑へ車で行きました。
 春の陽気で寒くありません。風が少しあって防寒はコートと手袋だけで十分でした。
 畑の横の道路へε-130D望遠鏡を準備しました。
 彗星は東北東の空、地平高度12度です。アンドロメダ座α星(旧ペガスス座δ星アルフェラッツ)、光度2.1等近くにいます。
 基準星は白鳥座デネブで目的星を導入しました。
 試写してカメラモニターをチェックしました。低空で空が明るいためか、彗星像が判りません。少し拡大してチェックしますと、彗星像が判りました。
 構図を彗星像が写野中心付近にくるようにしました。
 薄明前、予定の4時10分頃から連写撮影を繰り返しました。
 露出は3通りにしました。明るめから暗めです。
 途中で新聞配達のバイクが近くの道を通過しました。それ以外は会いませんでした。
 西空低空には満月近い月がきれいに見えていました。
 薄明が始まり、機材を片付けて自宅へ帰りました。
 朝7時まで就寝です。
 当日の夜、ソフト現像処理しました。新規購入したステライメージ10ソフトを使って試験処理してみました。
 人工衛星が何コマにも写っていました。撮影中は気づきませんでした。
 人工衛星を消すσクリッピングでソフト現像処理しました。
 彗星光度はステライメージ10ソフトで自動測定しますと、8.1±0.2等です。4/7よりも少し明るくなりました。
 イオンの尾はわずかに写っていました。光害の空の低空ですから、この程度でしょう。
 写真を反転処理してソフト現像処理を加えますと、もう少し長い尾が浮き出てきました。

 撮影した写真2コマ(反転写真含む)を添付します。
 (4/13午後、写真①誤添付に付き訂正しました)

 反転写真②は眼をそらしてチラチラ見ますと、イオンの尾がよく見えます。
 彗星が夕方に見え出す4/末~5/初を少しだけ期待して待つことにします。

 ※残念ですが、彗星核が崩壊して明るくならないそうです。(4/29追記)

 尚、スワン彗星とアンドロメダ座α星(光度2.1等)が最接近しますので、撮影チャンスです。
  
①夜明け前、東北東のスワン彗星(C/2025 F2)

2025年4月12日04時10分44秒~12分13秒 露出2.5秒×31コマ
ε-130D F3.3 LPR-Nフィルタ- トリミング ISO3200 自宅近郊 気温13℃ ※上が北

②スワン彗星(C/2025 F2)の反転写真

データは①と同じ





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