新星空の友

光害の自宅で無改造カメラとQBPフィルターの組合せで散光星雲が写ります

 光害の自宅で無改造カメラとQBPフィルター(干渉フィルター)の組合せで散光星雲(眼に見えない赤い星雲)が写ります。
 9月14日雨。赤外域波長をあまり感じない無改造一眼デジカメとQuadBPフィルター(QBPフィルター)の組合せでε-130D望遠鏡を使って散光星雲が意外と写ることを書くことにしました。
 散光星雲は暗い山へ行って赤外域波長をよく感じる改造カメラで撮影するのが一般的でしたが、工夫すれば光害の空でも散光星雲がよく写るようになりました。
 昔は光害の空で赤外フィルターと103aE白黒フィルムで散光星雲を写せる時代がありました。
 現在のデジカメ時代は、QBPフィルター等の干渉フィルターを使えば無改造デジカメでも散光星雲がよく写ります。但し、赤い散光星雲はコンポジット(複数枚合成)とソフト現像処理であぶり出す必要があります。
 自宅でのテスト撮影では、予想以上に散光星雲が写りました。
 暗い山へ出張撮影に行かなくても、散光星雲がまあまあ写ることが判りました。
 これからの撮影対象天体が増えそうです。

 今年、自宅で撮影した散光星雲の写真2コマを添付します。
 (今年のブログに載せた2例です)

①バラ星雲

2020年1月21日21時28分34秒~54分53秒
2021年2月3日20時25分24秒~21時03分41秒
露出30秒×39コマ+35秒×61コマ(総露出55分) ε-130D F3.3 QBPフィルター トリミング
無改造一眼デジカメ ISO1600 自宅 気温3.5℃

②三裂星雲

2021年8月27日21時21分24秒~21時39分34秒
2021年8月29日19時54分32秒~20時24分08秒 露出25秒×87コマ(総露出36分) ε-130D F3.3 QBPフィルター 無改造一眼デジカメ トリミングISO1600 自宅





 



  

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天文」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事