南中を狙って20cmドブソニアン望遠鏡で射手座η(エータ)重星の観察・撮影に挑戦しました。
8月18日夜、晴れ。今夏2回目の射手座η重星の観察・撮影に挑戦することにしました。
南中高度18度の低空で、我が家からは隣家の木と木の間からわずかに観察できるかどうかの悪条件です。観察・撮影チャンスは約10分です。
導入はわし座アルタイルを基準星にして行いました。
η星は3.1等と9.2等の重星で角距離3.6秒です。
実際に×200倍で眼視観察しましたが、赤く観えても分離観察できませんでした。
夏の低空でシーイングが良くありません。観察には難物です。
とりあえずコリメート撮影で連写しました。後でソフト現像処理して確認します。
望遠鏡を片付ける前に、土星を×48倍で眼視観察しました。
土星は衝を過ぎたばかりで、B環が普段よりも明るいそうですので、自分の眼で確認しました。
確かにカッシーニの間隙の内側のB環がいつもよりも明るく観察できました。B環が明るくなっていることは間違いありません。
夜、ソフト現像処理して重星が分離して写っているか確認しました。
結果は、分離撮影できませんでした。
青っぽい暗い方の9.2等がくっついているように写っています。
観察記録として撮影した写真を添付します。
確定はできませんが、多分青っぽい星が9.2等の星だと思います。
このη重星の分離観察・分離撮影は難しいです。
射手座η重星(分離できず)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/19/163adf6f56701825782c49dcabd3cef0.jpg)
2022年8月18日20時42分22秒 露出1/10秒×4コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースNPL6㎜ 35㎜ F4.5 コリメート撮影 トリミング ISO3200 自宅 気温27℃