2010/11/ 5 0:04 [ No.11662 / 11662 ]
私見(第34節):「国 (※2)選択(1)」
前節、「インフレ率 (※1)」において、国の価値の成長余地、n*σ(国の価値成長率)としてのインフレ率の位置付けに触れた。
今回は、国、国民全体としての(※2)選択について触れる。
-----------------------------------------------------
<為替の確率過程を含む微小変量形式での表現>
1ドルの価値=米国の価値/市中ドル量(世界)
1円の価値=日本の価値/市中円量(世界)
(国の価値:PV(実質GDP+配当CF))を現実GOLD、その他で換価したものに係数γを掛けたもの。)
γ = 世界GOLD(0)*(1+世界実質GDP成長率)/世界ウェイトGOLD(1)
GOLD:理想ゴールド。為替変動ニュートラル、総量は世界実質GDPと供に成長。
と仮定して、
dI=((E[μi]-E[p])+(id - if)/τ)*I*dt + σi*I*dZ (為替理想伊藤過程 I:理想1ドルの値段(単位:円))
μi=(1ドルの価値増価率)/(1円の価値増価率) - 1
p:需給圧力 p(d(国内市中ドル量)/dt)
id:国内金利
if:米国金利
dτ=αE(σ)dL (dL:対数乱数過程 σ:σ(M,i,FX,W,・・・))
dS=τdI (τ:為替リスク選好度 S:現実1ドルの値段(単位:円))
<商品の値札>
商品の値札 = 商品現実市場価格S/通貨の価値(単位:理想GOLD)
(商品:通貨単位で値付けされる全てのもの。)
<ブラック・ショールズ偏微分方程式の枠組みでの表現(以後、BS形式)>
理想為替市場、現実為替市場の関係は、直線的で、曲率がないとした場合
S = e^(rt) - 1 + τI
→ S - τI = e^(rt) - 1
τ:為替リスク選好度
r:国内無リスク金利(差の解消ペース)
t:時間(差の解消時間)
曲率をもつ場合の例
S = e^(rt) - 1 + a/I^(n) + τI
成立条件:σi = (2r/n)^0.5
n:正の実数
σi:理想市場のボラティリティ
τ:為替リスク選好度
r:国内無リスク金利(差の解消ペース)
t:時間(差の解消時間)
a:任意の定数
-----------------------------------------------------
無リスク金利を、以下のように表現する。
R = E[a] + τ(E[Q] + αU)
R:無リスク金利
a:インフレ率(基本的にインフレターゲットに向かうことが前提)
τ(T):満期Tにおける、金利のリスク選好度
Q:タームプレミアム
α:係数
U:国債価格変動リスク
U = D(R,T) - 0.5*Cv(R,T)*dR
D:修正デュレーション
Cv:コンベクシティ
T:満期
da = μ1*a*dt + σ1*a*dZ
μ1:確率過程想定期間内のインフレ率の変動予想平均
σ1:確率過程想定期間内のインフレ率のボラティリティ
dQ = μ2*Q*dt + σ2*Q*dZ
μ2:確率過程想定期間内のタームプレミアムの変動予想平均
σ2:確率過程想定期間内のタームプレミアムのボラティリティ
インフレ率a=(N+通貨増加数)/(V+対象領域全体の価値の増加)
対象領域:日本の場合は日本国内、米国の場合は決済通貨ニーズ領域も含む
-----------------------------------------------------
日本の国債残高は、現在、約500兆円。
一家庭(4人)あたり、約1700万円。
長期金利は、先進国でも、10%に達することも珍しくない。
利払いだけで、年170万円。
(※2)
ここ10年で約2倍になった国債残高。
これ以上増加すると、支えきれない。
(※2)
日本、および、日本国民は、今、大きな決断に直面している。
→「国 (※2)選択(2)」に続く。
<WSA>2012年12月30日
(※1)削除
<WSA>2015年5月27日(水)
(※2)削除
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<参考:World Scientist Association 講義・論文目録>
<All rights reserved by Standard_Model.co>

私見(第34節):「国 (※2)選択(1)」
前節、「インフレ率 (※1)」において、国の価値の成長余地、n*σ(国の価値成長率)としてのインフレ率の位置付けに触れた。
今回は、国、国民全体としての(※2)選択について触れる。
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<為替の確率過程を含む微小変量形式での表現>
1ドルの価値=米国の価値/市中ドル量(世界)
1円の価値=日本の価値/市中円量(世界)
(国の価値:PV(実質GDP+配当CF))を現実GOLD、その他で換価したものに係数γを掛けたもの。)
γ = 世界GOLD(0)*(1+世界実質GDP成長率)/世界ウェイトGOLD(1)
GOLD:理想ゴールド。為替変動ニュートラル、総量は世界実質GDPと供に成長。
と仮定して、
dI=((E[μi]-E[p])+(id - if)/τ)*I*dt + σi*I*dZ (為替理想伊藤過程 I:理想1ドルの値段(単位:円))
μi=(1ドルの価値増価率)/(1円の価値増価率) - 1
p:需給圧力 p(d(国内市中ドル量)/dt)
id:国内金利
if:米国金利
dτ=αE(σ)dL (dL:対数乱数過程 σ:σ(M,i,FX,W,・・・))
dS=τdI (τ:為替リスク選好度 S:現実1ドルの値段(単位:円))
<商品の値札>
商品の値札 = 商品現実市場価格S/通貨の価値(単位:理想GOLD)
(商品:通貨単位で値付けされる全てのもの。)
<ブラック・ショールズ偏微分方程式の枠組みでの表現(以後、BS形式)>
理想為替市場、現実為替市場の関係は、直線的で、曲率がないとした場合
S = e^(rt) - 1 + τI
→ S - τI = e^(rt) - 1
τ:為替リスク選好度
r:国内無リスク金利(差の解消ペース)
t:時間(差の解消時間)
曲率をもつ場合の例
S = e^(rt) - 1 + a/I^(n) + τI
成立条件:σi = (2r/n)^0.5
n:正の実数
σi:理想市場のボラティリティ
τ:為替リスク選好度
r:国内無リスク金利(差の解消ペース)
t:時間(差の解消時間)
a:任意の定数
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無リスク金利を、以下のように表現する。
R = E[a] + τ(E[Q] + αU)
R:無リスク金利
a:インフレ率(基本的にインフレターゲットに向かうことが前提)
τ(T):満期Tにおける、金利のリスク選好度
Q:タームプレミアム
α:係数
U:国債価格変動リスク
U = D(R,T) - 0.5*Cv(R,T)*dR
D:修正デュレーション
Cv:コンベクシティ
T:満期
da = μ1*a*dt + σ1*a*dZ
μ1:確率過程想定期間内のインフレ率の変動予想平均
σ1:確率過程想定期間内のインフレ率のボラティリティ
dQ = μ2*Q*dt + σ2*Q*dZ
μ2:確率過程想定期間内のタームプレミアムの変動予想平均
σ2:確率過程想定期間内のタームプレミアムのボラティリティ
インフレ率a=(N+通貨増加数)/(V+対象領域全体の価値の増加)
対象領域:日本の場合は日本国内、米国の場合は決済通貨ニーズ領域も含む
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日本の国債残高は、現在、約500兆円。
一家庭(4人)あたり、約1700万円。
長期金利は、先進国でも、10%に達することも珍しくない。
利払いだけで、年170万円。
(※2)
ここ10年で約2倍になった国債残高。
これ以上増加すると、支えきれない。
(※2)
日本、および、日本国民は、今、大きな決断に直面している。
→「国 (※2)選択(2)」に続く。
<WSA>2012年12月30日
(※1)削除
<WSA>2015年5月27日(水)
(※2)削除
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