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World Scientists Association 講義・論文ライブラリー

The Origin of Light-Gravity Time-Space-Structure(光重力、時空の起源)

(第72節):「洋上風力発電 コンパクト浮体」

2011-09-23 15:23:57 | 講義
2010/12/26 1:20 [ No.11786 / 11786 ]
(第72節):「洋上風力発電 コンパクト浮体」

(第6節)「風車のフラット35」、
(第71節)「メガ・ウインドファーム試算」において、
洋上風力発電、および、浮体ユニットに触れた。

今回は、浮体ユニットのコンパクト化、独立化に触れる。

房総沖の<メガ・ウインドファーム計画>において、

風車回転面直径:60m
本体高:60m
全体高:90m
の1500kW風車、

ある程度の間隔を確保する必要性から、
浮体を、200m * 200m として、

転倒防止の観点から、
ユニット同士を、剛接続することを想定していた。

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【解決すべき課題】
しかし、関東の電力需要の半分をカバーするには、上記の風車、浮体ユニット、16,000セットが必要で、直列設置すると、3,200kmと、長大なものになる。
また、浮体ユニット自体は、200m*200mと、かなり大型であり、1ユニット、3億円の予算に収めるのは、材料費の観点から、高いハードルである。

【解決方法】
<コンパクト浮体、転倒防止機構>
風車本体最上部に掛かる力から生じる、風車本体と浮体の接合部に掛かる回転モーメント以上の回転モーメントを発生させる、バケツ式接続・水槽によるカウンターウェイトの設置で、浮体をコンパクト化、材料費低減、風車転倒防止を同時に達成する。

【原理】
風車本体最上部には、ブレード回転面が受ける風圧により、

F1 = (1/2)*V^(2)*ρ*A

V:風速
ρ:空気の密度
A:ブレード回転面の面積

の力が掛かる。

風車本体と浮体ユニットの接合部に、F1が発生させる回転モーメントは、

M1 = F1 * L1

L1:風車本体の高さ

となる。

バケツ式接続・水槽によるカウンターウェイトにより、風車本体と浮体ユニットの接合部に発生する、回転モーメントは、

M2 = F2 * L2

F2 = バケツ断面積 * バケツ水面と海水面の高さの差
F2 = バケツ断面積 * バケツ水面と海水面の高さの差
L2 = 風車本体と浮体ユニットの接合部と、浮体ユニットとバケツ取っ手の接合部との距離

M1 <= M2 であれば、洋上風車は転倒しない。

【効果】
上記、コンパクト浮体を導入することで、

①浮体同士を剛接続を要せず、洋上風車の設置方法、設置場所の自由度が高まる。

②コンパクトになり、材料費が低減され、洋上風力発電のコストが下がる。
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上記、コンパクト浮体の導入で、

洋上風力発電のみならず、

太陽熱発電、太陽光発電、(※1)藻類プラント、海洋深層水発電、マリンファーム、養殖、漁礁、・・・、等、様々な応用が可能となる。






<WSA事務局>2012年12月30日
(※1):削除









  

<参考:World Scientist Association 講義・論文目録>
<All rights reserved by Standard_Model.co>

東京弁護士会

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