(204)「シュレジンガー波動関数による、マックスウェル電磁方程式の記述(2)」
今回は、ブラック・ショールズ方程式の解の一つ、統一物理ポテンシャルの電磁波項の角速度:rt に関して、マックスウェル電磁方程式、ハイゼンベルクの運動方程式の関係から、マックスウェル電磁方程式をシュレジンガー波動関数で記述する。
WSAは、これまで、
(192):「光・重力(7) シュレジンガー波動関数によるマックスウェル電磁方程式の記述」
等で、マックスウェル電磁方程式のシュレジンガー波動関数による記述に取り組んできた。
今回は、ハイゼンベルクの運動方程式と、マックスウェル電磁方程式の内のローレンツ条件との関係に着目する。
はじめに、
<統一物理学のブラック・ショールズ方程式>
rS = ∂S/∂t + (1/2)(∂^(2)S/∂τ^(2))σ^(2)τ^(2) + r(∂S/∂τ)τ
<統一物理ポテンシャル>
S = B*e^(rt) + a/τ^(m) + τ
τ:リスク選好度(為替レート)
τ=e^(ψ - κ)
ψ、κ:シュレジンガー波動関数
B:黒体放射強度
r:無リスク金利
t:連続時間
摂動項:a/τ^(m)
a:任意
m:任意
摂動項存在条件:r = (1/2)mσ^(2)
σ^(2):リスク選好度の変化率の分散
σ^(2) = σ^(2)[τ(T+1)/τ(T) - 1] = σ^(2)[F/X - 1] = σ^(2)[id - if]
F:先物為替レート
X:現物為替レート
id:国内無リスク金利
if:海外無リスク金利
<統一物理ポテンシャルの摂動項存在条件>
r = (1/2)mσ^(2)
<リッチ・フロー方程式>
∂g(i,j)/∂T = -2*R(i,j)
g(i,j):(リーマン)計量
R(i,j):リッチ曲率
<ハイゼンベルグの運動方程式>
∂g(i,j)/∂T + (1/(ℏ*i))*[g,H] = 0
H:量子力学のハミルトニアン
T:確率時間
および、金利=リッチ曲率、および、BS方程式の分散:σ^(2)を、1次元の計量であると仮定することで、
R(i,j) = (1/2)(1/(ℏ*i))*[σ^(2),H] = (1/2)mσ^(2)
統一物理学の曲率:m = (1/(ℏ*i))*[1,H]
の関係を導出し、
統一物理ポテンシャルの電磁波項角速度:r が、交換子によって記述されることを示す。
r = (1/2)(1/(ℏ*i))*[σ^(2),H]
ここで、新たに、
<マックスウェル電磁方程式の内のローレンツ条件>
c^(2)▽・A + ∂φ/∂T = 0
c:光速
▽:ナブラ
A:ベクトルポテンシャル
φ:スカラーポテンシャル
を導入する。
次に、
<マックスウェル・ハイゼンベルグ条件>(※1)
スカラーポテンシャル:φ = 計量:g = σ^(2)
および、
ベクトルポテンシャル:A = (1/(ℏc^(2)*i))*[σ^(2),-(ℏ^(2)/2m)▽ + mc^(2)/▽]
を仮定する。
上記、仮定により、
<ローレンツ条件>は、
c^(2)▽・A + ∂φ/∂T = ∂σ^(2)/∂T + (1/(ℏ*i))*[σ^(2),H] = 0
ハイゼンベルグの運動方程式となる。
また、
<ハイゼンベルグ・シュレジンガー条件(以下、HS条件)>
σ^(2) = log(e^(φx)/e^(φy)) = log(X/Y)
φx、φy:座標系波動関数
(φx - φy ≠ ψ - κ)
X、Y:座標
を再掲する。
上記により、
マックスウェル電磁方程式が、シュレジンガー波動関数により記述され、
「光が光源の速度に全く影響を受けないことに関する、補足」((203)「スペクトル暗線、および、偏移についての考察」の末尾)
に示した、
<(特殊)相対性理論の要請を満たすラプラシアン:□^(2)>
□^(2) = ▽^(2) - (2mα/ℏi)▽T
= ▽^(2) - (2mα/ℏi)(∂/∂T)
が、マックスウェル電磁方程式が、光速度不変を示す理由になると思われる。
また、
(191):「光・重力(6) 時空計量に関する、最小作用方程式」
に示した、
一般化運動量:p
シュレジンガー波動関数κと共役な波動関数:ψ を、一般化位置、
母関数:W=ℏ*log[e^(E*T/ℏ)*X(ψ)]
E:全力学的エネルギー
X(ψ):波動関数
とおいて、シュレジンガー方程式の導出と同様の方法で、
新しいハミルトニアン:H' が、ゼロとなる、正準交換関係、
P' = -∂H'/∂Q = 0
Q' = ∂H'/∂P = 0
が存在するための条件式、
<ハミルトン・ヤコビ方程式>
∂W/∂T + H = 0
より得られる、エネルギー等式に、
<変分原理に関するオイラーの方程式>
(d/(dψ))(∂F/∂(X(ψ))') = ∂F/∂(X(ψ))
F:上記より得られる被積分関数
の制約、つまり、最小作用性、実在物理運動の制約、を課すことにより得られる、
<統一波動方程式>
E*(X(ψ)) = H*(X(ψ))
E:全力学的エネルギー
H:量子力学のハミルトニアン
が、マックスウェル電磁方程式が、(局所、および、一般)座標系不変を示す理由となっているように思われる。
上記、および、
(202)「ハイゼンベルグ・シュレジンガー条件」
(203)「スペクトル暗線、および、偏移についての考察」
等により、
一般相対性理論、特殊相対性理論、量子力学、電磁気学が、
一貫して、
<アインシュタインのエネルギー、運動量、質量等式>
E^(2) = (pc)^(2) + (mc^(2))^(2)
p:運動量
c:高速
m:質量
から導かれていることが示されたように思う。
<WSA事務局>2012年9月26日(水)
(※1)
マックスウェル電磁方程式とハイゼンベルグ運動方程式を繋ぐ、条件名を追記。
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<参考:World Scientist Association 講義・論文目録>
<All rights reserved by Standard_Model.co>
今回は、ブラック・ショールズ方程式の解の一つ、統一物理ポテンシャルの電磁波項の角速度:rt に関して、マックスウェル電磁方程式、ハイゼンベルクの運動方程式の関係から、マックスウェル電磁方程式をシュレジンガー波動関数で記述する。
WSAは、これまで、
(192):「光・重力(7) シュレジンガー波動関数によるマックスウェル電磁方程式の記述」
等で、マックスウェル電磁方程式のシュレジンガー波動関数による記述に取り組んできた。
今回は、ハイゼンベルクの運動方程式と、マックスウェル電磁方程式の内のローレンツ条件との関係に着目する。
はじめに、
<統一物理学のブラック・ショールズ方程式>
rS = ∂S/∂t + (1/2)(∂^(2)S/∂τ^(2))σ^(2)τ^(2) + r(∂S/∂τ)τ
<統一物理ポテンシャル>
S = B*e^(rt) + a/τ^(m) + τ
τ:リスク選好度(為替レート)
τ=e^(ψ - κ)
ψ、κ:シュレジンガー波動関数
B:黒体放射強度
r:無リスク金利
t:連続時間
摂動項:a/τ^(m)
a:任意
m:任意
摂動項存在条件:r = (1/2)mσ^(2)
σ^(2):リスク選好度の変化率の分散
σ^(2) = σ^(2)[τ(T+1)/τ(T) - 1] = σ^(2)[F/X - 1] = σ^(2)[id - if]
F:先物為替レート
X:現物為替レート
id:国内無リスク金利
if:海外無リスク金利
<統一物理ポテンシャルの摂動項存在条件>
r = (1/2)mσ^(2)
<リッチ・フロー方程式>
∂g(i,j)/∂T = -2*R(i,j)
g(i,j):(リーマン)計量
R(i,j):リッチ曲率
<ハイゼンベルグの運動方程式>
∂g(i,j)/∂T + (1/(ℏ*i))*[g,H] = 0
H:量子力学のハミルトニアン
T:確率時間
および、金利=リッチ曲率、および、BS方程式の分散:σ^(2)を、1次元の計量であると仮定することで、
R(i,j) = (1/2)(1/(ℏ*i))*[σ^(2),H] = (1/2)mσ^(2)
統一物理学の曲率:m = (1/(ℏ*i))*[1,H]
の関係を導出し、
統一物理ポテンシャルの電磁波項角速度:r が、交換子によって記述されることを示す。
r = (1/2)(1/(ℏ*i))*[σ^(2),H]
ここで、新たに、
<マックスウェル電磁方程式の内のローレンツ条件>
c^(2)▽・A + ∂φ/∂T = 0
c:光速
▽:ナブラ
A:ベクトルポテンシャル
φ:スカラーポテンシャル
を導入する。
次に、
<マックスウェル・ハイゼンベルグ条件>(※1)
スカラーポテンシャル:φ = 計量:g = σ^(2)
および、
ベクトルポテンシャル:A = (1/(ℏc^(2)*i))*[σ^(2),-(ℏ^(2)/2m)▽ + mc^(2)/▽]
を仮定する。
上記、仮定により、
<ローレンツ条件>は、
c^(2)▽・A + ∂φ/∂T = ∂σ^(2)/∂T + (1/(ℏ*i))*[σ^(2),H] = 0
ハイゼンベルグの運動方程式となる。
また、
<ハイゼンベルグ・シュレジンガー条件(以下、HS条件)>
σ^(2) = log(e^(φx)/e^(φy)) = log(X/Y)
φx、φy:座標系波動関数
(φx - φy ≠ ψ - κ)
X、Y:座標
を再掲する。
上記により、
マックスウェル電磁方程式が、シュレジンガー波動関数により記述され、
「光が光源の速度に全く影響を受けないことに関する、補足」((203)「スペクトル暗線、および、偏移についての考察」の末尾)
に示した、
<(特殊)相対性理論の要請を満たすラプラシアン:□^(2)>
□^(2) = ▽^(2) - (2mα/ℏi)▽T
= ▽^(2) - (2mα/ℏi)(∂/∂T)
が、マックスウェル電磁方程式が、光速度不変を示す理由になると思われる。
また、
(191):「光・重力(6) 時空計量に関する、最小作用方程式」
に示した、
一般化運動量:p
シュレジンガー波動関数κと共役な波動関数:ψ を、一般化位置、
母関数:W=ℏ*log[e^(E*T/ℏ)*X(ψ)]
E:全力学的エネルギー
X(ψ):波動関数
とおいて、シュレジンガー方程式の導出と同様の方法で、
新しいハミルトニアン:H' が、ゼロとなる、正準交換関係、
P' = -∂H'/∂Q = 0
Q' = ∂H'/∂P = 0
が存在するための条件式、
<ハミルトン・ヤコビ方程式>
∂W/∂T + H = 0
より得られる、エネルギー等式に、
<変分原理に関するオイラーの方程式>
(d/(dψ))(∂F/∂(X(ψ))') = ∂F/∂(X(ψ))
F:上記より得られる被積分関数
の制約、つまり、最小作用性、実在物理運動の制約、を課すことにより得られる、
<統一波動方程式>
E*(X(ψ)) = H*(X(ψ))
E:全力学的エネルギー
H:量子力学のハミルトニアン
が、マックスウェル電磁方程式が、(局所、および、一般)座標系不変を示す理由となっているように思われる。
上記、および、
(202)「ハイゼンベルグ・シュレジンガー条件」
(203)「スペクトル暗線、および、偏移についての考察」
等により、
一般相対性理論、特殊相対性理論、量子力学、電磁気学が、
一貫して、
<アインシュタインのエネルギー、運動量、質量等式>
E^(2) = (pc)^(2) + (mc^(2))^(2)
p:運動量
c:高速
m:質量
から導かれていることが示されたように思う。
<WSA事務局>2012年9月26日(水)
(※1)
マックスウェル電磁方程式とハイゼンベルグ運動方程式を繋ぐ、条件名を追記。
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<参考:World Scientist Association 講義・論文目録>
<All rights reserved by Standard_Model.co>