goo blog サービス終了のお知らせ 

World Scientists Association 講義・論文ライブラリー

The Origin of Light-Gravity Time-Space-Structure(光重力、時空の起源)

(204)「シュレジンガー波動関数による、マックスウェル電磁方程式の記述(2)」

2012-09-20 12:02:30 | 講義(統一物理学)
(204)「シュレジンガー波動関数による、マックスウェル電磁方程式の記述(2)」

今回は、ブラック・ショールズ方程式の解の一つ、統一物理ポテンシャルの電磁波項の角速度:rt に関して、マックスウェル電磁方程式、ハイゼンベルクの運動方程式の関係から、マックスウェル電磁方程式をシュレジンガー波動関数で記述する。



WSAは、これまで、

(192):「光・重力(7) シュレジンガー波動関数によるマックスウェル電磁方程式の記述」

等で、マックスウェル電磁方程式のシュレジンガー波動関数による記述に取り組んできた。


今回は、ハイゼンベルクの運動方程式と、マックスウェル電磁方程式の内のローレンツ条件との関係に着目する。


はじめに、


<統一物理学のブラック・ショールズ方程式>
rS = ∂S/∂t + (1/2)(∂^(2)S/∂τ^(2))σ^(2)τ^(2) + r(∂S/∂τ)τ



<統一物理ポテンシャル>
S = B*e^(rt) + a/τ^(m) + τ

τ:リスク選好度(為替レート)
τ=e^(ψ - κ)
ψ、κ:シュレジンガー波動関数
B:黒体放射強度
r:無リスク金利
t:連続時間
摂動項:a/τ^(m)
a:任意
m:任意

摂動項存在条件:r = (1/2)mσ^(2)
σ^(2):リスク選好度の変化率の分散
σ^(2) = σ^(2)[τ(T+1)/τ(T) - 1] = σ^(2)[F/X - 1] = σ^(2)[id - if]
F:先物為替レート
X:現物為替レート
id:国内無リスク金利
if:海外無リスク金利



<統一物理ポテンシャルの摂動項存在条件>
r = (1/2)mσ^(2)


<リッチ・フロー方程式>
∂g(i,j)/∂T = -2*R(i,j)
g(i,j):(リーマン)計量
R(i,j):リッチ曲率


<ハイゼンベルグの運動方程式>
∂g(i,j)/∂T + (1/(ℏ*i))*[g,H] = 0
H:量子力学のハミルトニアン
T:確率時間


および、金利=リッチ曲率、および、BS方程式の分散:σ^(2)を、1次元の計量であると仮定することで、

R(i,j) = (1/2)(1/(ℏ*i))*[σ^(2),H] = (1/2)mσ^(2)

統一物理学の曲率:m = (1/(ℏ*i))*[1,H]

の関係を導出し、


統一物理ポテンシャルの電磁波項角速度:r が、交換子によって記述されることを示す。


r = (1/2)(1/(ℏ*i))*[σ^(2),H]





ここで、新たに、

<マックスウェル電磁方程式の内のローレンツ条件>
c^(2)▽・A + ∂φ/∂T = 0

c:光速
▽:ナブラ
A:ベクトルポテンシャル
φ:スカラーポテンシャル


を導入する。



次に、

<マックスウェル・ハイゼンベルグ条件>(※1)

スカラーポテンシャル:φ = 計量:g = σ^(2)

および、

ベクトルポテンシャル:A = (1/(ℏc^(2)*i))*[σ^(2),-(ℏ^(2)/2m)▽ + mc^(2)/▽]

を仮定する。


上記、仮定により、

<ローレンツ条件>は、

c^(2)▽・A + ∂φ/∂T = ∂σ^(2)/∂T + (1/(ℏ*i))*[σ^(2),H] = 0

ハイゼンベルグの運動方程式となる。



また、

<ハイゼンベルグ・シュレジンガー条件(以下、HS条件)>
σ^(2) = log(e^(φx)/e^(φy)) = log(X/Y)
φx、φy:座標系波動関数
(φx - φy ≠ ψ - κ)
X、Y:座標

を再掲する。



上記により、

マックスウェル電磁方程式が、シュレジンガー波動関数により記述され、


「光が光源の速度に全く影響を受けないことに関する、補足」((203)「スペクトル暗線、および、偏移についての考察」の末尾)
に示した、

<(特殊)相対性理論の要請を満たすラプラシアン:□^(2)>
□^(2) = ▽^(2) - (2mα/ℏi)▽T
= ▽^(2) - (2mα/ℏi)(∂/∂T)

が、マックスウェル電磁方程式が、光速度不変を示す理由になると思われる。


また、


(191):「光・重力(6) 時空計量に関する、最小作用方程式」
に示した、


一般化運動量:p

シュレジンガー波動関数κと共役な波動関数:ψ を、一般化位置、

母関数:W=ℏ*log[e^(E*T/ℏ)*X(ψ)]
E:全力学的エネルギー
X(ψ):波動関数



とおいて、シュレジンガー方程式の導出と同様の方法で、

新しいハミルトニアン:H' が、ゼロとなる、正準交換関係、

P' = -∂H'/∂Q = 0

Q' = ∂H'/∂P = 0

が存在するための条件式、

<ハミルトン・ヤコビ方程式>

∂W/∂T + H = 0


より得られる、エネルギー等式に、

<変分原理に関するオイラーの方程式>

(d/(dψ))(∂F/∂(X(ψ))') = ∂F/∂(X(ψ))
F:上記より得られる被積分関数

の制約、つまり、最小作用性、実在物理運動の制約、を課すことにより得られる、


<統一波動方程式>
E*(X(ψ)) = H*(X(ψ))
E:全力学的エネルギー
H:量子力学のハミルトニアン


が、マックスウェル電磁方程式が、(局所、および、一般)座標系不変を示す理由となっているように思われる。




上記、および、

(202)「ハイゼンベルグ・シュレジンガー条件」
(203)「スペクトル暗線、および、偏移についての考察」

等により、


一般相対性理論、特殊相対性理論、量子力学、電磁気学が、

一貫して、

<アインシュタインのエネルギー、運動量、質量等式>
E^(2) = (pc)^(2) + (mc^(2))^(2)
p:運動量
c:高速
m:質量

から導かれていることが示されたように思う。








<WSA事務局>2012年9月26日(水)
(※1)
マックスウェル電磁方程式とハイゼンベルグ運動方程式を繋ぐ、条件名を追記。








ランキングに参加しています。(クリックで、”一日一善”)
  

<参考:World Scientist Association 講義・論文目録>
<All rights reserved by Standard_Model.co>















この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (203)「スペクトル暗線、およ... | トップ | (205)「2013 新年を迎え... »
最新の画像もっと見る

講義(統一物理学)」カテゴリの最新記事