カトリック教会の問題

公会議後の教会の路線は本当に正しいのでしょうか?第二バチカン公会議後の教会の諸問題について、資料を集めてみたいと思います

シヨンの教会観

2017-06-04 19:59:19 | エキュメニズム
シヨンの教会観

 次に教皇ピオ10世は、シヨンが教会をどう見ているのか、と言う事に触れます。

「まず、そのカトリシズムは、教会にとって最もふさわしいと見なす民主主義政体しか適応しない。そして言わば民主主義と混同している。シヨンは宗教をある一つの政党に結び付けている。我々は、普遍的民主主義の到来が世界における教会の行動にとって重要なことではないということを証明するには及ばない。教会が常に諸国に自分たちにとって最も利益をもたらすと思われる政体を選ぶように自由にさせていたことを我々は既に語った。…カトリシズムをある一つの政体に原理的に結び付けることは、誤謬であり危険である。」シヨンが如何に「カトリック信者を分裂させ、青少年、司祭、神学生たちを、カトリック的な活動からもぎり取り、国の一部の活動力を単なる浪費のために使っている」と言うのは一目瞭然のことでした。


(シヨン運動について:9)


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