Chosun Online | 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/02/21/2015022100049.html
早大・深川教授「ゆとり教育は間違いだった」
「日本の教育改革? 今から始めても10年はかかるでしょう」
早稲田大政治経済学術院の深川由起子教授は、混乱を重ねた日本の教育政策の問題点を指摘した。平等と競争という相反する政策を
行ったり来たりしたせいで、優秀な大学に十分な財政支援が行われなかったと批判する。
深川教授は「優秀な大学に資金が集中することに対し、他大学の教授らが反発した。これまではゆき過ぎた平等化の要求に政策が
引きずられた側面が大きい」と指摘した。その上で「大学の設立規制緩和は実現したが、大学の廃止に関する規制が緩和されず、質の低い
大学が乱立する結果を招いた。競争原理を通じ、大学を廃止しやすくすべきだ」と主張した。
また「長きにわたる不況期に実施された『ゆとり教育』も、生徒の学力と資質を低下させた誤った政策だ」と評価した。創意性と自律性を掲げて
2002年に導入したゆとり教育が、子どもの学力を低く平準化したとの説明だ。ゆとり世代は1987年から2004年にかけて生まれた世代で、現在
11-28歳。ゆとり世代の高校生は国際学力調査でその前の世代よりも低い成績を出し、日本政府は弊害を認めて11年にゆとり教育を完全に
廃止した。
深川教授は、韓国の教育も革新が必要だと助言する。「教育の標準化、平等化を廃止しなければ、(現政権が掲げる)創造経済は
絵に描いた餅。基礎学力を基盤に、創造の基礎となる差別化、個性を強調する教育に刷新すべきだ」と指摘した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/02/21/2015022100049.html
早大・深川教授「ゆとり教育は間違いだった」
「日本の教育改革? 今から始めても10年はかかるでしょう」
早稲田大政治経済学術院の深川由起子教授は、混乱を重ねた日本の教育政策の問題点を指摘した。平等と競争という相反する政策を
行ったり来たりしたせいで、優秀な大学に十分な財政支援が行われなかったと批判する。
深川教授は「優秀な大学に資金が集中することに対し、他大学の教授らが反発した。これまではゆき過ぎた平等化の要求に政策が
引きずられた側面が大きい」と指摘した。その上で「大学の設立規制緩和は実現したが、大学の廃止に関する規制が緩和されず、質の低い
大学が乱立する結果を招いた。競争原理を通じ、大学を廃止しやすくすべきだ」と主張した。
また「長きにわたる不況期に実施された『ゆとり教育』も、生徒の学力と資質を低下させた誤った政策だ」と評価した。創意性と自律性を掲げて
2002年に導入したゆとり教育が、子どもの学力を低く平準化したとの説明だ。ゆとり世代は1987年から2004年にかけて生まれた世代で、現在
11-28歳。ゆとり世代の高校生は国際学力調査でその前の世代よりも低い成績を出し、日本政府は弊害を認めて11年にゆとり教育を完全に
廃止した。
深川教授は、韓国の教育も革新が必要だと助言する。「教育の標準化、平等化を廃止しなければ、(現政権が掲げる)創造経済は
絵に描いた餅。基礎学力を基盤に、創造の基礎となる差別化、個性を強調する教育に刷新すべきだ」と指摘した。