産業・経済そのほか速

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家庭学習、習慣づけて…保護者らにコツ指南

2015-04-19 10:08:33 | キャリア・教育

 家庭学習、習慣づけて…保護者らにコツ指南


 


  • 新聞を活用した家庭学習のコツについて話す酒井さん(鳥取市富安のさざんか会館で)

  •   家庭教育プロデューサー・酒井勇介さん(52)の講演会「賢い子に育てるコツ教えます!」(鳥取県読売会主催、県・市教委後援、読売新聞大阪本社販売開発部協力)が17日、鳥取市富安のさざんか会館で開かれた。


      新聞を活用した学力向上策などを紹介した酒井さんは、「家庭学習を毎日少しずつ続け、生活習慣に」と力説。幼稚園や小中学校に通う子どもの保護者ら約80人が、メモを取りながら熱心に聞き入った。


      酒井さんは1986年、学習研究社(現・学研ホールディングス)に入社し、児童教育関連の商品企画などを担当。退社後、子育てや新聞学習をテーマに全国各地で講演やセミナーを行う。この日は、自身の子育て経験も交えて講演した。


      家庭内での生活習慣を見直してルールを決め、毎日続けることの大切さを強調。「学力は急に向上せず、低下もしない。生活習慣のうえに学習習慣が積み重なる。まずは小さなことを、365日のうち250日続けることから始めて」と話した。


      また、新聞を活用した学力アップ術を紹介。▽記事の中で、知っている言葉や漢字に丸をつけていく▽興味を引き出すような、記事に関連した質問をしたり、質問を考えさせたりする▽記事中に見つけた国や都道府県名を、実際に地球儀や地図で調べる――などと例示した。


      さらに、作文力や発表力につながる「親子の会話」の重要性についても取り上げた。学校生活の様子を子どもに話してもらう時のコツとして、「今日の学校、楽しさは何点だった?」と声をかけ、返ってきた点数について「それはなんで?」と聞いてみることを勧めた。


      小学2年と2歳の姉妹を育てる鳥取市の主婦平野育子さん(40)は、「事例をもとにした、家で勉強する習慣をつくる方法が分かりやすかった」。小学生の長男がいる八頭町の主婦谷本文子さん(49)は、「新聞の活用方法がたくさんあることに気づいた。実践してみます」と話していた。(末善悠太)



発達障害など特別支援教育の研修強化…富山

2015-04-19 10:08:28 | キャリア・教育

 発達障害など特別支援教育の研修強化…富山


 

11年目教員は必修に


 




  •   富山県教委は今年度から、公立小中学校の教員に対する特別支援教育の研修を強化する。11年目の教員に対して特別支援学校での体験研修を必修とするほか、新任の教頭らに対する講義や演習も実施する。


      特別支援学級だけでなく、通常の学級でも特別な支援を必要とする児童・生徒が増えていることから、県教委は「全ての教員が、特別支援教育の知識と技能を身に付ける必要がある」と話している。


      今回の研修強化は、県教委の「特別支援教育推進プロジェクト」の一環。より実践的なノウハウを教員に習得してもらうため、中核市の富山市を除き、県教委が所管する11年目の教員約60人を対象に、3日間にわたる「特別支援学校に学ぶ体験型研修会」を実施する。


      1日目は、特別支援教育に関する講義と、児童・生徒一人ひとりの必要性に応じた指導計画を作成する演習を実施。2、3日目は、実際に県内の特別支援学校を訪れて、知的障害や肢体不自由の児童・生徒の指導の体験研修を行う。


      また、各学校での特別支援教育の体制整備を円滑に進めるため、新任の教頭や教務主任に対する講義や演習も実施する。


      県教委は、これまでも1年目の教員研修で、発達障害についての理解を深める講義や特別支援学校の見学を実施。6年目の教員研修では、発達障害の児童・生徒の指導方法についての講義を行ってきた。


      初めて特別支援学級を担任する教員には、特別支援教育に関する基本的な知識・技能についての研修を実施してきた。しかし、現場の教員からは「十分な専門知識や経験もなく不安」との声が出ていた。


    ノウハウ伝授が急務


     

      特別な支援を必要とする児童・生徒に対応できる教員の確保は、県内の小中学校で急務となっている。県教委によると、県内の小中学校の特別支援学級に通う児童・生徒数は、2004年度の580人から、14年度には1265人に増加。発達障害などで通常の学級に在籍しながら特別な指導を受ける「通級指導教室」の在籍者も、04年度の234人から14年度の1256人に増えている。


      一方、専門的な知識や技能を備える、特別支援学校の教員免許を持つ教員は、14年度時点で、特別支援学級担任459人のうち、125人(小学校102人、中学校23人)にとどまる。特別支援教育を必要とする児童・生徒に対応できるノウハウを持つ教員は不足しているのが現状だ。



「ノート型ケーキ」が登場した「コクヨハク」で激レア文房具発見!

2015-04-11 10:12:23 | キャリア・教育

 「ノート型ケーキ」が登場した「コクヨハク」で激レア文房具発見!


 

 4月3日~5日の3日間、大手文房具メーカー コクヨの博覧会「コクヨハク ~Campus 40th & Shiga EXPO~」が東京・丸の内JPタワー(KITTE)で開催された。3日間の合計来場者数は約2万5,000名と大盛況。このレポートでは、思わず人に自慢したくなるようなコクヨハク限定文房具を紹介する。


 コクヨの博覧会「コクヨハク ~Campus 40th & Shiga EXPO~」開催


キャンパスノート40周年を記念して

 コクヨハクは過去2年、本社のある大阪でのみ開催しており、東京では初開催。在京文具ファンや東京本社社員の「東京でもやって欲しい」という声を受け実現したのだそう。


 今回の目玉は何といっても「キャンパスノート40周年」だ。キャンパスノートとは「大学ノートといえばこれ」と言える定番商品で、現在販売中のアイテムは300種類以上。1975年に初代が発売されて以来、シリーズ累計は27億冊を上回るという。コクヨハクでは、キャンパスノート誕生40周年を祝い、キャンパスノートを模した特製ケーキのカットが行われた。


 リアルな「ノート」が乗った特製ケーキ。色とりどりのキャンパスノートが可愛い


 さらに、横から見るとショートケーキの断面に見える「キャンパスノート誕生40周年記念ケーキノート 5冊パック」を数量限定販売。購入者には、「キャンパスノート」のプレートが載った特製ケーキがプレゼントされた。ケーキの上に載ったプレートは、「Campus」という文字と名前などを記入するラインがしっかりと書かれており、食べるのがもったいないと感じてしまう一品であった。


 40周年バースデーケーキカット


 限定のケーキノート。重なったノートの側面がイチゴショートのよう


コクヨハク限定「2倍の長さのノート」

 会場では、ケーキノート以外にも様々な限定グッズが登場。「2連キャンパスノート」はコクヨハク限定の人気商品で、記念に買っていく来場者が多いのだという。


 人気の「2連キャンパスノート」。でかすぎ!


 2冊のノートが繋がっているようにみえるのは、このノートが生産過程の最終断裁前のものだから。通常品はこれを2つに切り、出荷するのである。切られる前のでかすぎるノート、使い方は購入者次第。2人でノートの上・下側に座り、両側から書き進めるというのも楽しそうだ。


 カバンや机に入りきらないであろうサイズ


「金・銀野帳」は即売り切れに

 緑の表紙の「測量野帳」は、1959年の発売から56年間デザインが変わらない手帳型ノート。屋外で片手に持って筆記しやすいように、そして耐久性を持たせるための硬い表紙が特徴だ。サイズは測量を行うときに着用する作業着のポケットに入るように設定されている。


 金色と銀色のプレミアムな測量野帳が販売。格好いい…!


 コクヨハクでは限定商品として、金色と銀色の”プレミアムな測量野帳”が販売された。同商品は各色1日40冊限定販売されたのだが、イベント開場10分程度であっという間に完売。その後も「金の野帳はありますか?」と尋ねる客が後を絶たなかった。


 ロングセラーの通常の測量野帳やデザイナーとのコラボレーション野帳も販売。金・銀は売り切れだったので、写真右の白い野帳を購入した


滋賀とのコラボレーション

 今回は「~Campus 40th & Shiga EXPO~」ということで、キャンパスノートの主力工場がある滋賀県とのコラボレーション企画も実施。コクヨ工業滋賀が企画開発した、琵琶湖・淀川水系のヨシを活用して作った文具や過去にマイナビニュースでも紹介した琵琶湖型のクリップ、とび出し坊や「とび太くん」のグッズ、滋賀の物産品も販売された。


 とび出し坊や「とび太くん」(写真右側の男の子)グッズも販売


 会場では他にも測量野帳にマスキングテープやリボンをカスタマイズしてオリジナルアイテムを作る「測量野帳ワークショップ」や、キャンパスノートをデコレーションする「デコキャンワークショップ」、座れる巨大サイズの「カドケシ」などの巨大文具展示、キャンパスノート歴史展示、最新文具の販売なども行われた。


 カドケシソファに座ってみたが、隙間がタイトでお尻が入らなかった…


 キャンパスノートのデコレーションのワークショップも実施


 コクヨハクには親子連れからカップル、外国人観光客など老若男女が来場。手に文具を取って真剣に選んだり、2連ノートなどの珍しいグッズに感嘆の声を上げる様を目に姿が見受けられた。コクヨ広報は「キャンパスノートやコクヨを愛してくださるお客さまがたくさんいらしてくれて幸せ」とうれしげであった。


 コクヨ工業滋賀の文具がズラリ


 最新文具の展示コーナー


 軽い力でテープが切れる新商品「カルカット」


 自分だけのノート作り



貧困家庭の子に学習支援 NPO、児童書や参考書募る

2015-04-11 10:12:02 | キャリア・教育

 貧困家庭の子に学習支援 NPO、児童書や参考書募る


 


  • 不要な教科書や参考書の提供を呼び掛けるシンフォニーのメンバーら(尼崎市で)

  •   兵庫県尼崎市のNPO法人「シンフォニー」が、生活が困窮し、十分な学習環境が得られない子供たちに、使い終わった参考書や文具などを募って配る取り組みを始めた。


      子供たちに参考書などを提供することで教育の格差を縮め、貧困の連鎖を絶つのが狙い。まず阪神間で始め、いずれ近畿一円に活動を広げたいとしている。


      「Study Aid Bank Project」と銘打ち、花園高(京都市)の桜井淳講師(58)と協力して行う。家庭や学校で大量に廃棄される教材を再利用し、子供たちが学習ができる環境を整えようと、実施を決めた。


      具体的な取り組み内容は、まず、不要となった教科書などを同法人が募集。集まったものを譲ってほしいと、非営利のボランティア団体などから申し出があると、同法人が目的などを聞き取り、必要な教材を選別して贈る。可能な限り、使用の感想を返送してもらい、譲ってくれた人にメッセージが届くようにするという。個人からの依頼は受け付けない。


      募集しているのは、書き込みが少ないもので、参考書、問題集、児童書、文具のほか、辞書や通信教育の教材など。収集の拠点として協力してもらえる団体なども募っていく。


      厚生労働省の「国民生活基礎調査」(2013年発表)によると、17歳以下の子供の貧困率は16・3%で、1985年以降で最悪だった。尼崎市は12年7月から、生活保護受給世帯の小学4年~中学3年の子供に、学校以外での学習支援の場を設けているが、対象者は約1000人にも上っている。


      桜井講師は「受け身の授業だけでなく、自分の力で学ぶツールを増やすことが重要」と取り組みの意義を強調。今後、大学生にも関わってもらいたいとし、「学生らが主体的に現状を理解し、自分に何ができるか考える場になれば」と話している。


      問い合わせは、同法人(06・6412・8025)へ。(河部啓介)



カヤック、株主を採用に参加させる「株主人事部化計画」を実施

2015-03-27 12:08:08 | キャリア・教育

 カヤック、株主を採用に参加させる「株主人事部化計画」を実施


 

 カヤックは25日、株主とともに会社をつくる「面白株主制度」の開始を発表した。初年度第1弾は面白株主限定ブレストコミュニティ「株主会議」、第2弾として株主もカヤックの採用活動に参加できる「株主人事部化大作戦」を実施する。


  「面白株主制度」の開始を発表


鳩サブレープレゼントも

 「面白法人」である同社は株主を「面白株主」と称し、共に会社を作る一員としている。このたび始まる「面白株主制度」は、株主との新しい関係性構築のために発足した。


 第1弾として実施するのは面白法人限定ブレストコミュニティ「株主会議」。同社の文化であるブレインストーミングを、完全限定性のWebコミュニティ上で株主に体験してもらうというもの。同社のサービスや事業の方向性または制度について建設的なアイデアを自由に出してもらい、興味や理解を深め、より面白株主としての意識を高めてもらうことを目的としている。


 第2弾は「株主人事部化大作戦」。株主にもカヤック社員の採用に参加してもらう制度である。株主紹介経由で社員が入社した場合、感謝の意を込めて株主に鳩サブレー39(サンキュー)枚が進呈される。本制度は、昨年より開始された、社員全員が会社を「じぶんごと化」して採用活動にも参加する「ぜんいん人事部化計画」を下敷きにしたもの。同社は本制度について、「株主にも採用活動に参加してもらうことで、よりカヤックにコミットし、社員同様に株主もカヤックを構成する一員であることを実感してもらえるのでは」と期待している。