シューマン周波数: “周波数生活”

シューマン共振波、シューマン共鳴波

シューマン周波数の根源性-- 地球の脳波

2014-05-06 01:38:53 | 1111

シューマン周波数の根源性 

シューマン共振の周波数7.83Hzは、発見されようとされまいと存在しており、その周波数はこの地球上にあまねくゆきわたっており、地球の生命にとってはまさに気圧、重力のように当たり前のものである。この地球という惑星に固有の周波数として地球の心拍数のようなものである。地球より小さく、質量の異なる火星には当然別の周波数があるはずである。どんな物体にもそれに固有の振動数、周波数というものがある。地震の周波数がたまたまある橋のもつ固有の周波数に近かったために、その橋が瞬く間に大きく振動して崩壊してしまうといったことも珍しくない。トンネルの中でもある高さの声だけが特に響いて聴こえるという現象も、どんな物体にも固有の振動数が存在することの証左である。そして、地球という惑星にも固有の振動数があり、その存在がシューマン博士によって予言されたのが1952年のことであった。そして実際にその周波数を正確に7.83Hzと測定したのは彼の弟子、ヘルベルト・ケーニッヒ教授で、何と恩師の予言の50年後の2002年のことであった。当然ながら、発見されるずっと以前から、数十億年にわたってずっと地球はその周波数で振動し続けてきているのである。地球の生命がそれとまったく無関係であるということがあろうか。

 

“地球の子守唄”

シューマン周波数 7.83Hz がわれわれにとって持つ意味は単にオーディオの音質だけではなさそうである。もっと根源的なところで、地球の生命の本質的なところで関わりを持っている可能性がある。シューマン共振は発見されてまだ60年ちょっとであり、これに関する研究もまだ端緒に就いたばかりである。まだまだわからないことだらけである。音質の差は、比較的知覚しやすいためにたまたま今日注目を集めているにすぎないと言えるかもしれない。地球上の特に生命は、おそらくすべてこのシューマン共振の周波数 7.83Hzに支配されている可能性がある。この記事を読んでいるあなた自身も、母親の胎内にいるときから地球の子守唄としてこのシューマン周波数に浸ってきているのである。

 

“地球の脳波”

さて、7.83Hzという、この地球本来の電磁波的に“自然”な環境はそれ自体われわれの目に見えないものであるが、われわれの身体やわれわれの脳にとっても重要な意味を持っている可能性を考慮しておく必要があるかもしれない。たしかに脳波は複数あり、どれも 7.83Hzにぴったり一致しているわけではない。しかし、シューマン周波数は申し合わせたように脳波の帯域1 – 14Hzの中にちょうどおさまっているのだ(δ波 デルタ波 1-3Hz, θ波 シータ波 4-7Hz, α波 アルファ波 8-13Hz, β波 ベータ波 14-Hz)。

脳波のいずれもシューマン周波数の7.83Hzにぴったりと完全に一致しないことをもって、両者は無関係であると断じる“実証的”な科学者もいる。しかし、女性のサイクルにしても誰もが常に月齢に一致しているわけではないであろう。人間を含め動物にはいろいろ複雑な要因が介在しており、理論的な期待値から多少のブレがでてくるほうがむしろ自然かもしれない。自分の無知を根拠に可能性を否定する科学者は少なくない。実は単に当人が知らないだけというケースが多い。

人間の脳波は1Hz から 14Hz の帯域であって、そのままほぼシューマン周波数にかぶっているという事実はどうやっても否定のしようがない。現代の権威的科学者の多くはそれをうまく説明できないので、無視して沈黙を決め込んでいる。

一部の研究者は、シューマン周波数はまさに“地球の脳波”であると率直に言う。しかしもちろん、その近縁性は単なる偶然にすぎないと反論する科学者もいる。しかし、「偶然にすぎない」と口で言うことは簡単であるが、何かが本当に偶然であることを科学的に決定的に証明することは決して簡単なことではないのだ。

逆に単なる偶然と思われていたことが実は必然であったことがのちに明確に証明される例は科学の歴史では珍しくない。19世紀に大陸移動説を唱えたウェゲナーは、大西洋をはさんだアフリカ大陸と南アメリカ大陸の向かい合う輪郭線が符合するのではないかと本気で考えた。しかし、当時のほとんどの科学者は「子供じゃあるまいし」「大陸が動くわけがないだろ」「単なる偶然だよ」「馬鹿じゃないの?」と言って笑殺していた。しかし、当時のほとんどの科学者よりもウェゲナーのほうが正しかったことが今日では明らかになっている。

一般に“科学者”と呼ばれる種族のほとんどは保守的であり、新しい発見や新しい理論に対して頑迷な拒否反応を示すものである。それらは多くの場合、彼らの地位、業績等の既得権益を脅かす可能性があるからである。自分が依拠してきた知識体系が否定されて時代遅れになってしまうのはおもしろくないのである。科学的な真実性よりも自分の利益や権益を守るために発言する“科学者”が、いつの時代にも幅を利かせていることを忘れないようにしたい。

地球上のいかなる生命、生物もこのシューマン周波数 7.83Hzの刻印をそのDNAのうちにもっているという説があり、この線での研究を地道にしている生化学者もいる。この7.83Hz という地球的周波数が人間の身体と脳をも支配しているという説もそれほど突拍子もない話には聞こえない。実際、この周波数を出す装置によってオーディオ音が良く聴こえるようになるということ自体が、むしろこうした説の裏付けであるとみることも可能かもしれないのだ。つまり、音質が物理的に変化しているのは明らかなのであるが、音波を受容する聴く側の人間の聴覚器官と脳のはたらきにもどうやら変化が生じている可能性があるのだ。それも、オーディオ音が出てくる前からである。つまり、装置が作動していると、音があってもなくてもすでに人間の側に変化、それも好ましい変化、が生じている可能性があるのだ。このことは一部のオーディオマニアのあいだでも論議されている点であるが、明確な答えは得られていない。彼らは一様に「不思議だ」と言いながらも、さほどこの点を追究しようとはしない。結果的に音質が向上すれば、彼らにとってはそれでもうとにかく満足なのである。

 

電磁的混沌の現代  

電子レンジ、冷蔵庫、IH電子調理器、電気照明、テレビ、ステレオ、パソコン、エアコン、洗濯機、乾燥機、電気シェーバー、ドライヤー、電動歯ブラシ、携帯電話、スマホ、タブレット、ゲーム機、無線ラン環境、WIFI環境、無人改札、自動ドア、等々・・・ 今日われわれの暮らすハイテク環境は電磁的には未曾有の混沌状態にあると言えるであろう。

 

20世紀に入ってから人間の生活環境、社会的な環境は電気の普及によって劇的な変貌を遂げてきた。つまり、目には見えないが、電磁波的な錯綜状態がもたらされてしまっていると言える。端的に言えば、現代人の生活環境においては地球固有のシューマン共振波 7.83Hzが大きく撹乱されてしまっていると言える。これは大都会の屋内や屋外では特に顕著であるが、農村の家でも電化製品や携帯電話やモバイル端末が溢れている環境であれば、その家では地球固有のシューマン周波数 7.83Hzが大幅に撹乱されていると言えるであろう。 

 

つまり、こう考えることができるかもしれない。シューマン周波数発生装置は、地球が本来発している地球固有の周波数を再生し、増幅することによって、地球というこの惑星にとっての“自然”環境を回復するのであると。今やわれわれのライフスタイルを支配しているとも言える多くの電化製品や電子機器によって、地球固有の“天然の”電磁波的環境は無数の人工的な電磁波によってズタズタに切りさいなまれていると言えるかもしれない。これは特に日本では顕著である(電磁波に対する危機意識が先進工業国のうちで最も低い)。しかし、地球固有のシューマン共振波を、限定された環境において発生させることにより、その局所的空間にこの惑星本来の電磁波的環境を回復させることが可能であるかもしれない。シューマン周波数はいわば、“地球の子守唄” である。われわれ地球上の生命はこの母なる調べを、皆その身体、DNAのうちに刻み込んでいるのではあるまいか。

 


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