シューマン周波数: “周波数生活”

シューマン共振波、シューマン共鳴波

書評:神さまの周波数とシンクロする方法 志賀一雅 著

2023-05-25 07:55:37 | 1111

書評:神さまの周波数とシンクロする方法 志賀一雅 著

 

シューマン周波数についての、著者の2冊目の本です。

著者の経歴は非常にユニークです。

1937年東京生まれ。電気通信大学卒業。工学博士。能力開発研究所相談役。「アルファ波」研究の第一人者。

 

大学卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック)に入社し、東京大学物性研究所で半導体物性の研究に従事。1976年から松下技研主任研究員と東京大学工学部計数工学科研究員を兼務し、「脳波」の研究を開始。アルファ波の「驚異の力」を解明する。2011年、脳力開発の発展に尽力したことにより、米国HHS(米国保健社会福祉省)の大統領諮問機関が認定する「GOLD AWARD(金賞)」を受賞。」

著書に「新装版:奇跡の[地球共鳴波動7.8Hz]のすべて」

 

前著書 「奇跡の《地球共鳴波動 7.8Hz 》のすべて」 (2018) よりも軽く読め、タイトルからやもすると、スピリチュアル系教祖の言いたい放題のエッセーと誤解されそうな部分もあります。しかし、科学的な根拠、実証的な証拠に裏打ちされた、優れたシューマン周波数入門書になっています。タイトルに「神さま」が入っていますが、これは骨の髄までガチガチのエンジニアである著者の逆説的レトリックです。

つまり、世に「神さま」と呼ばれているものの物理学的な正体をついに突き止めたぞ、と言っているのです。ある意味でスゴい主張をしています。前著では「奇跡」という言葉が出てきましたが、「神さま」は出てきませんでした。前著から4年を経て、著者の宇宙観はさらに発展しています。

7.8Hz というシューマン周波数が地球の生命や人間の脳に深く関わっているどころか、それらの発生そのものの土台となっているというのが、前著の主張でした。

今回のこの「神さまの周波数とシンクロする方法」では、その周波数じたいの発生のメカニズムについて、独自の仮説を展開しています。一般にシューマン周波数は、地球の表面と地球を包む電離層との空隙で生じる振動とされています。しかし、著者は電離層よりもはるかに外側のバンアレン帯こそがシューマン周波数を発生させているという仮説を提示しています。もちろん、それを裏付ける根拠も示しています。

 

 

「はるか空の彼方、成層圏の外にあるバンアレン帯で観測された周波数が、私たちの脳波と共通している。このことは、人間を含めた地球上の生命の起源がバンアレン帯にあるという驚きの事実を示唆しています。実際、人の脳と、バンアレン帯から来る空間の電磁波の周波数は驚くほど対応しているのです。

さらに、コンピューターを使い、ニューロン(脳の神経細胞)の組み合わせで脳波が発生するシミュレーションを行ったところ、ニューロンの数を変えると脳波の周波数も変わることも判明しました。   中略

太陽が生命の源でああるとして、なぜ太陽系で地球だけに生命が生まれたのか。これまでお話ししたように、地球にはバンアレン帯からの電磁波がふりそそいでいます。電磁波によって、地球上の物質がいわば「揺さぶられる」ことになり、生命が発生し、進化してきたのではないか、と思われるのです。  中略

このように、7.8ヘルツは、私たちの脳内以外にも、この空間すべてに存在しています。遠い空の彼方のバンアレン帯から電磁波として発生しているのです。

そして、その7.8ヘルツは、生命の源であり、地球の活動にも影響を与えているわけです。」

今回のこの著書で、著者は「よかった、ありがとう」の法則とやらで、あえてスピリチュアル系の幸福論のような切り口で展開していますが、その幸福論が著者の頭の中では、整合的にバンアレン帯からの7.8ヘルツにつながっており、そこがこの本の魅力です。電磁波には有害なものが圧倒的に多いですが、有益で、生命や人間にとって欠かせない大切な電磁波もあるのです。

しかし、われわれにとって本来大切なシューマン周波数は、現代のわれわれの社会環境においては人工的で有害な電磁波によって、ほとんど埋没させられているのが現実です。

シューマン周波数に興味のある方、そして近年地球を厚く覆いつつある電磁波に強い懸念を抱いている方には必読の書と言えるでしょう。

 

 

前著 「奇跡の《地球共鳴波動 7.8Hz 》のすべて」

 

 

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