スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

自民「ムチャシヤガッテ…」

2013年06月02日 | 社会
大方の予想通り、一連の発言で橋下市長は「火だるま」状態になり、予定していた米国訪問もキャンセル、国政選挙における「維新」人気ももはやこれまでかという状況で、もうあとはいつものマスコミ批判ぐらいしかやることがないという状態になっています。

まあ、今回の件も、日本人相手にはすぐに忘れられて、相変わらず「改革の旗手」みたいなイメージによる個人人気は続くんでしょうけれど、「国政政党」としての維新の会は方針転換を余儀なくされるかもしれません。

しかし、「こういうことを言うとこうなるよ。危ないよ。」ということを「後続」の安倍内閣に伝える役割をしっかりと果たしたという点では、やっぱり橋下さんはワイルド・ウィーゼルとして機能したと言えます。が、むしろ今回の橋下氏の役割は「パスファインダー」に近かったんじゃないかとも思いました。

精密誘導兵器によるピンポイント爆撃などがなかった時代には、爆撃機が編隊を組んで飛び、編隊を先導する機が爆弾を投下するのと同時に編隊の各機が一斉に爆弾を投下して、目標の周囲を「面」で破壊する、という爆撃方法が行なわれていました。
この爆撃機編隊を先導して照準と投弾を行なう機体のことを、嚮導機とかパスファインダーと呼びます。
また、夜間爆撃の際に爆撃隊に先んじて目標上空に突入して、照明弾やマーカーをばら撒く機体のことを指すこともあります。
いずれの場合も爆撃目標上空に真っ先に侵入することになるので、当然パスファインダーは損耗率も高くなります。

今回は、「歴史の否定または改定」という編隊の先頭を颯爽と飛んでいた市長が、ある意味当然のごとくフラック(高射砲)の直撃で木っ端微塵になったのを後方から目の当たりにして、自民党の人々は「うわぁ…」となっているような状態でしょう。なにしろ、ついこの間まで皆さんも同じようなことを言ってたのですから。

そもそも先の発言は、「米兵の性犯罪」を抑えるために「風俗」を使うべき、ということを沖縄の米司令官に話した、という話であったのに、あくまで話のついでに出たはずの「従軍慰安婦」が「当時は必要だった」という話を中心に報道され、いつものようにいつものマスコミが繰り返し報道し(ソースロンダリング)、いつもの人々、いつもの国が反応して、いつものように「騒動」になったわけで、「従軍慰安婦」も「沖縄の米軍」も、どっちにしろ大阪市長の職務と直接の関係はありません。

にもかかわらず、自分の職務と関係のない「慰安婦」のことを熱く語ってしまったり、あるいはこれは別の話だけれど、こないだの銀座のイタリアンでの屈辱の件とか、どうも女性絡みの案件だと理屈よりも「メンツ」に関わる部分で熱くなってしまい、退き時を誤るのは、何か男の本能的なものなのかもしれません。

それでも不可思議なのは、普段からさんざん女性を馬鹿にしたり、見下したり差別するような発言をしていても、この手の人々は普通に妻帯者であったり、さらには場合によっては隠し子がいたり不倫をしていたりと生物的には勝ち組である、という点であって、この現象をどう見るべきかってことです。



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