スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
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”管理者”を目指し始めた革新官僚たち(1)

2003年09月12日 | 大学・改革
最近、市大の事務官僚によるアクロバティックな暴走について、「大学のことを何も知らないアホバカクソ素人がたかだか2~3年のローテで関内から降ってきて好き勝手に大学を引っ掻き回していきやがってチョー迷惑」なので「市大もプロとしての事務職を育てるべき」、という批判があちらこちらで出されるようになってきている。だが、これまでさんざん同様のことを市大に強襲降下してくる”パラトルーパー官僚””規制派革新官僚”の暴走による弊害としておもしろ半分におちょく…いや、批判してきた本紙としては、「今ごろ何言ってんの」状態であるが、これからの市大どころか日本に仇なすのは、まちがいなくこれらの新”革新”官僚とも言うべきグループだろう。それはそうと、おかげで「革新官僚」で検索するとエライ事になっとるな。真面目に「革新官僚」の研究してる人たちごめんなさい。あう、あう、あう…。

だが、これらの”事務局=素人”だからイクナイ、という線での批判は、一歩間違うと事務局幹部による、さらなる権限強化に大義名分を与えることにもなりかねないのだ。
というのは、「大学にふさわしい”経営者”を育てればいいんだろコノヤロー」ということで彼ら官僚が持ち出してきたのが、他ならぬ大学における学究・経営の分割理論、すなわち教授会と理事会の分離と、理事会(=事務局)の権限強化案だからである。まさに「転んでもタダでは起きない」「自らに対する批判を自らの権限強化にすりかえる」という官僚の十八番である。ふむ、なかなかの手並みである。というか、まさに市大や関内で”あり方懇親会”が開催され、一部の教員たちが注視していたころ、某所では市大”革新”官僚による「大学の”管理者”としての事務官僚による大学経営」とその為の「事務局権限強化」についての研究が頻繁に行われていたというのだ。ヒョー。
事務官僚が「素人であることが悪い」というのなら、同じく教授会の自治も学生の自治も”素人”だから同様に悪いということになり、これまでの伝統的な「大学の自治」の考え方そのものが悪い(素人だから)ということになりかねない。”経営のプロとしての官僚がいるんだから、教員学生(素人)は黙ってろ”という方向に持っていくのが狙いだろう。てか、もともと某懇親会の言う”赤字”は”経営者気取り”の官僚が作ったんだが、そういう反省は皆無なんだろうな。
(続く)

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