発売延期になってたはずの「トミカリミテッドヴィンテージ 懐かしの緊急車 2models vol.2」が届いてました。
これ、いわゆるミニカーなんですが、トミカリミテッドヴィンテージっていうのは、子供向けの「トミカ」とは別に、ちょっと懐かしめの車種を、"大きなお友達""元・昔のチビッコ"向けにディティールアップして造り直した感じのシリーズです。
まあ、このシリーズの車種選択がまた、おっさん世代というか"西部警察世代"にはたまらんものがあります。
このセットでは「日産セドリック230型」と「フェアレディZ」のパトカー2台と警察官のフィギュアが入ってます。
今回の230型も、往時の刑事ドラマに頻繁に登場し、そしてクラッシュシーンで豪快に横転したり爆破されたりしておりました。
セドリックとグロリアは「セドグロ」とか呼ばれたりしますが、これは元々別のメーカーの別の車種だったのが、日産とプリンスの合併によって、この230型から兄弟車になったためです。両車にはテールランプとかグリルとか識別点があるのですが、興味のない人には見分けがつかないと思います。
このセドグロ230が現役で道路を走っていた当時は、「タクシー用の車」「おっさんの車」という認識をされていたらしく、それはつまり当時のスーパーカー/スポーツカーブームの中では、このような地味な、ましてや型落ちの車がミニカーやラジコンとしてモデル化されることはほとんど絶望的であることを意味していました。
実際、当時車好きだった叔父が車を買い替えるとかいう話をしていたときに、「セドリックはどう？」と言ってみたところ、「ちょｗｗｗあんなデカくて重い車ｗｗｗ」みたいな反応だったのでガッカリした記憶があります。
と、まあ当時のチビッコにとっては、刑事ドラマの影の主役として強烈な印象を残したクルマだったにもかかわらず、モデル化の機会に恵まれなかったため、当時少数生産された海外製のミニカーなどがオークション等で法外な値をつけていたりします。
さて、セドリック/グロリアの230型と言えば、
「画面に登場しただけでクラッシュのフラグ！」
と言われる通り、
こういう写真を撮りたくなります（ボケボケですまん）。
装甲車のプラモが家に見当たらなかったので、●ンタンクで代用。
実際に装甲車に踏まれていたのは筒型のパトランプを載せたタイプでしたし、グレードも違うんですけどね。
しかし230は横転・転覆・大型車に踏まれるシーンが似合うなあ。
何か起こりそうな予感…！
凶悪犯の護送シーンでしょうか？
もう今から大型車に乗った犯人に激突される気配がバシバシしますね。
「大門軍団・激闘再び」っぽく
やっぱり大型車との相性の良さは異常。
サングレイト(緑)も早く出ないかな。
「栄光への爆走」っぽく
本当は330なんですけどね。330のパトカーも早く出ないかな。
「博多港決戦!!」っぽく
右のC130ローレルが八名さん達の手榴弾（てりゅうだん）攻撃で横転した後、230が豪快にジャンプします。
全然触れてませんが、このローレルのパトカーも地方ロケ編では大活躍（大クラッシュ）してましたね。
しかしこういう写真を撮っていると道路とか警察署のジオラマを作りたくなってしまうな…。
実物の警察のパトカーにも230型は使われていましたが、スタンダードグレードにノーマルホイール、赤色灯は筒型タイプで、このミニカーのようなバータイプ（散光型）の赤色灯を載せたタイプは存在しなかったと思います。どうせ「撮影車をイメージ」したなら、ホイールもENKEIもどきにして欲しかったところです。
また、バータイプの赤色灯は当時高価だったためか、これを載せた車輌はあんまり横転・爆破には使われてなかったと思います。そのかわりにバータイプの230はやたらと大型車に激突されて大破させられるシーンで印象に残ってますね。
今後のバリエーションとしては、横転シーンで頻繁に使用されていた、いかにもタクシー上がりという感じのスタンダードグレードにスタンダードのホイールと筒型赤色灯を載せたタイプとか、大門軍団の覆面パトカー役で使われていた真っ黒塗装とかにも期待したいですね。
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