たとえば模型道楽

1/24 メルセデスベンツ 300SL

タミヤのガルウイングベンツ。大変丁寧な実車説明によると、レーサーとして開発されのだが、アメリカのバブリーな代理店の希望により市販車化された由。そうだよな、こんな車、洒落じゃ無ければ乗れないな。なんせ、乗り降りが大変そうだ。

50年代の自動車が琴線に響くのは年のせいに違いないのだが、これとかジャガーEタイプは格好良いと思うので発表された時に予約してしまった。さすが、今風タミヤ製、さっき届いたのにもうここまで組める。この所、複葉機にはまっていた身にとってはカルチャーショック、これってスナップキット?と21世紀の模型の凄さに感動してしまった。しかし、こんなに品質が良いのだね、タミヤの製品は。

一見複雑に見えるチューブフレームは組説通りに組んでいくと自然に形になる。曲げたり、歪めたりの小細工は不要。尚、フレーム部品は他と違い弾力の有る素材で折れにくくなっていたりして、これまた感動してしまった。ボンネット、ドアは別部品なのだがボディーにあっさりと収まる。ボディー、フレーム、内装の三つはなんの苦労も無く合体、これも素晴らしい。とは言え、スケールモデルなので塗装の算段はちゃんとしないと絶対完成しないので、油断禁物だ。あっ、ボディーのパーティングラインは極僅かだけどちゃんと有るのだが、かえってホッとしたりして。

きっと、32のスピットとかはこんな模型なのだろうなー、凄いことになっているなーと、改めてタミヤ品質を堪能している。

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