やっと完成。キットの質自体はそれほど問題は無かったが小物の位置決めがはっきりしない上組説が判り難く舌足らずで苦労した所も有った。でも出来ると、大きさだけではない存在感が有って、おー苦労の甲斐は有ったなーと、久しぶりの達成感、満足感、疲労感。要は、変な形が好きなだけ。
トラクター周りでは、まず右下の大きな物入、PEで用意されているが前後のウエッブもぺらぺらの一枚になっている。ここは凸の部材で補強されて結構しっかりしているのでプラ棒を貼ってそれらしく。荷物も載せてやると全体の補強にもなる。後部客室の物入れには見た目重視で荷物を載せて運転室にライフルラックが無いので、土地の有る所に2丁のせてやる。キャビン後部のキャンバスカーテンの表現が下手なのだが、面倒だし裏側まで綺麗に作り直す自信も無かったのでパス。
大変繊細なワイパーがPEで用意されているが切り出したままでは付かないし、あっと言う間にピンセットから逃げ出して行方不明になったので洋白線とPEのランナーで作り直した。おかげで収まりはずーっと良くなった。前輪と同時に首を振るフェンダーも特徴の内なので、少しハンドルを切った姿にした。後、このボディー大変薄く成型されているため、しっかり塗らないと透けるのだ。
トラクターとトレーラーに掛かる肝のウインチケーブル。1本物にすると面倒な事になる事必定なので分割した。
トレーラー周り。後ろのランプの左右を止めるターンバックル。キットでは糸(ワイアロープ)を張るようになっているが結構難しいし、写真を見るともっとゴツイ事しているのでオマケで入っているシャックルと残り物のシャックル、多分M-3、を組み合わせてみた。ランプ回りだとタイヤの上に乗せる板とランプにつなげる板の積み場所がまったく指示されていない。幸い、教育用映画がYoutube等に有ったので参考にして乗せた。この手の車両は使い勝手が良いように現地改修されるものなので、と言うことにしておこう。
http://panzerserra.blogspot.com/2018/03/scammell-pioneer-trmu30-tractor-with.html
https://www.youtube.com/watch?v=8e8Hxh9jW7c
あと、ランプ操作用のケーブルウインチ、ジャッキなどのハンドル類はすべて組み付けるように指示されているが、ランプケーブル支えも含め普段は外して何処かに仕舞っているようなので、手持ちの箱(88mm砲弾用?)を使ってそれっぽく。ちなみに、床下の大きな木箱にはケーブル類を仕舞っていたようだ。後この箱の前に付く三角の金具は牽引用のアダプターらしいが使われない事もあったようだ。ようだ、ようだで歯切れが悪いがごく限られた事しか判らないから仕方がない。
ライトサンドは調色。どのみちこの大きさでは一瓶では心もとないから少し多めに出来てしまっても気にならない。しかし、付属のPEがぺなぺなで扱い難かった。昔、精密なAFVを大変上手に作る方が、模型は完成したとたんに壊れ始める、と言っていたが正に至言。細かい部品を付けてしまうとどこを触るか悩んでしまう出来だ。壊さない内に写真を撮っておこう。
やはり、戦車を載せると一段と良い眺めだ。
で、見比べると、やはりドラゴンワゴンに一日の長を感じる。が、こっちの方が好みなだな。