たとえば模型道楽

タミヤ 1/35 Sdkfz222 4輪装甲車

カーロアロマトと同様、昔のキットにアルミ砲身、PE、新規部品を足して、ちょこっとアップデートした製品。当然、昔、最初に出た時(1975年)に、おーこんな車両が有ったのかと感激して作ったことが有る。

タミヤ新生4号G型でアフリカ熱が再発、マラリアみたいだ、棚から作りかけを引っ張り出し、やっと完成。新規オマケ部品で砲塔周りはしゃきっとするが、車体は旧態然なのでOVM等を見場の良い物に換えたりジャッキ置き場を真鍮帯板で作り換えたりしてあった。このキット、さすがに大昔の製品なので寸法とか形が、あれ?な所は有るそうなのだが、もともと個性的な形故「222」にしか見えない。何より、作り易いのが良い所。うん十年前に、しかもキャタピラ全盛の時代にこんな地味な装甲車をしれっと出したタミヤは本当に偉い。

再開にあたり、車体周りの追加工作として、ノテックライトにはガードが付いていたようなので真鍮線で追加(適当)。車幅表示棒はAFVクラブの別売品(よくもまーこんな物買ってあったな、と我ながら感心。でも助かった。)に交換。バックミラーもPEに交換。これだけで、相当印象が良くなった。

ジャーマングレーで塗って有ったのは、きっとエナメル塗って、剥がして、デロデロにするつもりだったはず。でも今回はタミヤのラッカー76番を塗りたかったので、当時、たっぷりはもらえない塗料をちびちび吹き付けているつもりで塗ってやった。これはこれで、貧乏くさい仕上がりになって、良かった。

新規フィギュアーの出来は上等。ただ、ちょっと小柄過ぎる印象。それでも、砲塔の中に居る人は二の腕あたりを削らないと収まらなかった。バイクの伝令はどうしようかと思ったのだが、これが居ないと完結しなささそうなので作った。で、めでたく箱絵の再現。

と、一旦は、ほくそ笑んだがなんか落ち着かない。車両に乗せると、やっぱり小さい。まだ勢いのあるうちにと、砲塔に収めてしまった人とうまく絡みそうな車長をトライスターのフィギュアーから取り急ぎ作り直した。こっちの方が見ていて落ち着く。

このキット、どうも222でも後期型のようで、これが41年のアフリカに居たかどうかは藪の中。多分、前期型にこだわれば、221を買ってニコイチする手が有るかもしれないが、当然作り換えたくなる部品は多そうだし、大体そこまで入れ込んではいない。やっぱり、世の中、知らない方が良い事も有る。

コメント一覧

辻堂ジップ
風来坊さん、拙作楽しんでいただき.ありがとうございます。
そうなんです、後発の方が、特にトライスター、これでもかと言うデテールで迫っては来るのですが、手軽に楽しむならやっぱりタミヤさんだと思います。勿論、最近のタミヤはこの頃のキットとは比べ物にならない程良くなっていますしね。
これからもよろしくお願いします。
風来坊
1/35のsd.kfz222は後年トライスター(今はトランペッターかな)やホビーボスが出していますが、私はタミヤで刷り噛まれているせいか、今見ると確かに省略されている部分や寸法の解釈は異っている事が分かっていても、何故か説明出来ない不思議な魅力を感じますね。
他の作品も楽しく拝見していますよ!
辻堂ジップ
黒猫2号さん、ありがとうございます。
私は、オリジナルの車長が映画俳優みたいで恰好良いので、素直にグレーに塗りました。グレーはタミヤ缶生だったはず。そうそう、ナイロンメッシュには苦労しました。と昔話のなってしまうのも、古いキットの楽しみでしょうか。年を取るのも悪くはないな。
でも、どっちが魅力的と言われれば、やはりアフリカ色ですね。
黒猫2号
おはようございます、辻堂ジップ様
Sdkfz222 in Afrika、完成おめでとうございます
高精度の新規パーツと、設定によく似合ったフィギュアが良い雰囲気出していますね(^^)
この車両には砂漠迷彩が一番よく似合うと思います(独断)
ワタシも昔購入した時は、箱絵を無視してダークイエロー(当時)にしました。
たしか何かの雑誌に、アフリカでの走行中の写真が載っていて、それがカッコ良かったから、みたいな記憶があるのですが...。
雰囲気的にはメンバー入れ替え後の方が、遥かにオリジナリティがあり尚且つ自然に見えます。
素晴らしい作品をありがとうございました。
辻堂ジップ
hajimeさん、ありがとうございます。
よくもまあ体験、私も有りますよ。今となっては、良くはないけど、昔話です。時効って奴ですか。
私も、やっぱり、誰でもちゃんと組み立てられるタミヤの模型は立派だと思います。気になる所は自分で何かすれば良いし、なーんて言ってますが結構金で解決に走ってますね。でも、腕と手間考えると使いたくなります。便利な物はどんどん使って楽したい方です。
hajime
完成おめでとうございます。
世の中、知らなくて済めばそのほうが良いことはありますね。
あと、知らないというのは恐ろしい、知らないと大胆に行動してしまい、あとで知った時、よくまあやったものだとか。私、特に若い時にやらかしました。
タミヤは改造できる方はやっていただいて、メーカーとしては誰でも素組みなら間違いなく完成できるというスタンスなんでしょうね。
完成できなくては話にならないので私は好きです。
小さくともスパイスの効いた車幅ポールやノティックライト周りのディテールアップがグッと精密度を引き立てていて素敵ですね。
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