またその話なのですけど。
私ゃ昔からよく耳コピするのですな。最近はネットで色んな動画が出てるのでコピーも時間短縮で嬉しい限り。
昔はレコードですよ。LPレコード。
高校生の時にバーデン・パウエルというサンバギタリストのレコード買って。なんで買ったのかは忘れたけど多分ジャケットの異様さだったか・・
聴いたら驚き何これ何なのどーやってんの状態で。確か手始めに「ジェット機のサンバ」を真似したくなった訳ですな。同じ曲を何度も何度も。同じ所に何度も針を落として。しまいには回転をオフにして指でぐるぐる、そして逆回転させたりして戻したり。
今まで聴いた事のないコードトーン・・その頃知らなかったサウンド、どうやって弾いてるのかどのポジションで押さえてるのか想像しながら必死ですよ。
でも楽譜にはしなかったのですね。面倒くさくて。
しかしその頃の記憶って恐ろしいもので忘れてないのですよね。なんで?
同時にクラシックを楽譜と格闘しながら必死にやった曲もあるけど、難易度はそれほど違わないはずなんだけど仕上げる時間は膨大なのに結構記憶から抜けてる所が多くて・・・
どうも耳コピの方が早くてそして忘れないみたいなのですよ。
まして最近はPCで動画再生し放題、耳コピ目コピと同時に五線譜にパカパカ入力でしょ。ましてや高校時代と違って理論の知識もjazzやってたりクラシックやってたりでテキトーにあるし。
と同時に楽譜置いてバッハやら何やらの難曲にも挑戦もやってたりでしょ?こっちの方が時間かかっちゃう。まあ当たり前なんだけど。
で、それを生徒さんにやって貰おうと。そう、楽譜なしで目コピ耳コピ。全く経験ない方に。
そう。早いんですよ、進行が。
それにね、翌週のレッスンでも案外忘れてないのですよ。
面白いですなあ。不思議ですなあ。