895モーターを搭載したものでもバックできたのですが、あまりに非力で・・・道路の傾斜によってはうんともすんとも動かない状態です。
直流モーターで手に入るものはせいぜい300W程度でこれより大きいものは電動アシスト自転車用とかの500Wとかあっても2Kg以上あって搭載にこまってしまう状態です。
で、電動スケートボード用とかで使われているブラシレスモーターをとりよせて考えることにしました。
上の写真は5065という、直径50㎜、胴体の長さが65㎜程度です。
895モーターは直径48㎜、長さは70㎜以上あるのでそれよりはやや小さいですが、出力は1950Wと書いてありました。
実際、マグネットはネオジムマグネットみたいですし、直流抵抗が0.04Ωとかなので消費電力は間違いなく2KW程度いきそうです。このモーターはソフトウェアで電流の向きを常に変えなければいけないのでコントローラが必要です。ラジコンでアンプかESCで検索するとでてくる、速度コントローラです。
速度コントローラは電源の+-と、速度のパラメータを与える信号(1ms~2ms/20ms)が必要で、これは8足のPICマイコンで作成しました。
で、こんな感じで装着して実験してみると、動くときは確かに7倍くらいのパワーあります O__o!
しかしこのモーターは回転位置センサーがないため、低速が苦手なのです。ブラシ付きモーターのようなロケットダッシュはできず、無理に加速させるとストールしてとまってしまいます。つまり「動くときは」という表現があっているのですね。
かなり回転が上がった状態でスターターピニオンがとびだすので、ガツンと大きな音がしてバックし始めます。壊れそうです・・・ガツンといったときにトルク負けしてるとストールしてモーターコントローラがリセットされてまた3秒待ち・・・とかになるんです。
大きいモーターほど回転数が低くなり、写真のモーターだと330KVなので12Vで使うと4000rpm程度ですね、これはスターターピニオンを飛び出させるにはかなりぎりぎりの回転数なのです。もともとのセルモーターって、10000rpm以上まわりますから簡単にピニオンが飛び出すんですけど、ブラシレスモーターは回転もいきなりあがらないのでスターターピニオンを飛び出させるのにむかないのです。
ようはクラッチがあればいいんですが・・・とおもって、草刈り機とチェーンソーの遠心クラッチに着目しました。
直径が70ミリ程度のチェーンソーのクラッチですが、クラッチシューがありませんo_o。
全部金属の状態で、もう一つ買ったブラシレスモータ(190KV)のシャフトにそのままつけて回転させたところ、なんとクラッチが開きません・・・
190KVだと、12Vで2200rpmくらいですから、ようは2000回転くらいじゃクラッチつながらないのですね。しかたなくスプリングはずしてためしてみました。はい、熱をもつだけでクラッチアウターを固定できませんでした。。。一体何回転あればいいのやら・・・
というわけでこのチェーンソー用クラッチはまったくボツでした。
残念です(T . T)
再製作は、無理ですか?
・ハンターカブの後輪のシャフトx2(オークションで入手100円x2+配送料)
・ブレーキキャリパーサポートをオフセットするための高(長)ナット40㎜x4
(DOITで購入、1つ100円未満だったような。。)
・細目の10φ、65㎜のボルドx4(通販で購入、700円程度だったような)
・隙間調整用、16φくらいの穴が開いているワッシャー複数枚
・フェンダーステー自作、アルミ3㎜板を糸鋸でカット、穴あけ、タップたて
・アルミ30㎜丸棒を切断、穴あけでスペーサ4つ作成
で全部でした。
スペーサ4つのうち1つは溶接の治具用に使ってしまって、3つは残っているのですけどそもそもシャフトがもう少し短ければ。2つだけでもいけるはずなんですが、15φのアクスルシャフトで160ミリくらいのものがあればいいんですけどねぇ。。
参考にさせていただきますね