昨日、図書館でヴェルレーヌ詩集を借りてきた。きっかけはNHKの名曲アルバム、ドビュッシーの「月の光」。
映像が曲にマッチしてそれはそれはとっても素敵で💓
その時の解説によると、ドビュッシーはヴェルレーヌの同名の詩にインスピレーションを得てベルガマスク組曲を作曲したって。そういわれるとそうだったかも。
月の光 Clair de lune
ヴェルレーヌの時代、夜の灯りは当然今ほど明るくないだろうから月の存在感も今とは全く違っただろう。
詩を読む。
鋭い感性が伝わってくる。
堀口大學の訳も素晴らしいと思う。
噴水の滴の露を歓びの極みに悶え泣きさせる
かなしくも身にしみる月の光に溶け、消える。
なんと美しい日本語訳
でも日本語訳なのに文語なので他の詩などは私にはちょっと難解だわ💧 誰か現代語訳つけてくれないかな
巻末に堀口大學がヴェルレーヌの生涯について記していて、こちらも興味深い。ヴェルレーヌってわかりやすく言うととんでもなくやべー奴だった。だからこそ後世に名を残すような詩を書いたのだろうけど。
そういや月の光は韓国ドラマ「愛の不時着」でもヒョンビン演じるジョンヒョクがコンクールやその他の場面で弾いてたね。なんだかむしょうに月の光が聴きたくなってしまった