西夏文字 その解読のプロセス
新装版 西田龍雄著
図書館の新書コーナーで見つけて借りてみました。
こういう本を普通に入れてくれるあたり、やはり図書館はありがたいです。
西夏文字は中学生の時に井上靖さんの敦煌を読んで知りました。
漢字みたいだけど読めない・見たこともない、とても不思議な感覚に陥ったことを覚えています。
この本は、著者が西夏文字を解読したプロセスが詳細に記されています。
西夏国は1032年~1227年まで続きました。
西夏文字は西夏国の初代皇帝だった李元昊(りげんこう)の臣が作りましたが、西夏語のほかに、少なくとも漢語と漢字、それにおそらく契丹語と契丹文字(現在の中国北部とモンゴルあたり)に通じていたに違いない、と著者は書いています。また、西夏は翻訳が盛んだったようで、「論語」や「孫子兵法」やチベット語の仏典などを西夏語に翻訳したものが発見されているそうで、このように資料が豊富にあったことも解読を進めることにつながったそうです。
7/20-22は熊谷のうちわ祭りです。
自分にとっては子どもの頃の夏の一大イベントといえばうちわ祭りと熊谷花火大会、それと両親が連れていってくれる2泊3日の千葉への海水浴でした。3つともそれが終わるとなんだかさみしくて、終わった瞬間から翌年を心待ちにするという。今思えばそれ以外の世界を知りませんでした。
うちわ祭りは、最終日7/22夜のお祭り広場での山車の叩き合いがクライマックスですが、昼間は小学生も交代で山車に乗って太鼓を叩けました。(地区によるかもしれません)自分が住んでいた地区は山車を持っていなかったのでそれができなくて、山車を持つ地区の友人が太鼓を叩けるのがとてもうらやましかったのを覚えています。
今もほぼ月一のペースで熊谷に行っていまして、それが偶然今日でした。
お祭りの開始時間には少し早かったのですが、ティアラ口のところでちょうど筑波の山車が出ていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/7e/29edcee85564ee89223ad3b1daed4f4a.jpg?1721542043)
うちわ祭りと言えばいつも不思議に思うことがあります。
昔から曜日に関係なく7/20-22なのですが、何か理由があるのでしょうか。
というのも、お祭りが月~水なんてことになると平日仕事をしている大人はなかなか楽しめないので・・
ちなみに今住んでいる町の夏祭りは7月第3日曜です。
週末(土日)固定のほうがわかりやすくて人も集まると思うんですけどね。
明日(7/22)は月曜日ですが、八木橋周辺・お祭り広場は大勢の人で賑わうのでしょう。
山車の太鼓と鉦(かね)の音を聞くとわくわくしていた小学生の頃を懐かしく思い出しました。
今回は自分が弾くのではなく聴いて良かったという記事です。
普段クラシックピアノを聴いていて、いいなぁ、素敵だなぁと思うことはよくあります。
ですが数年に1回くらいのペースで目が覚めるような演奏に出会うことがあります。
ずっとこの演奏を聴き続けていたい、こんな演奏を聴けるなんて生きてて良かったと思えるレベルです。
はるか昔では、1995年のショパンコンクール本選でのアレクセイ・スルタノフのピアノコンチェルト2番(現地で聴きました)、小菅優さんのショパンのノクターン(遺作)、チョ・ソンジンの英雄ポロネーズなどがそれでした。(ショパンばかりですね)
毎晩ベッドに入ったあとにイヤホンでYoutube Musicのピアノを聴いているのですが、いつも知らないうちに眠ってしまっています。選択した曲が終わるとその後はランダムに違う曲が流れてくるようになっていて、半眠り状態のときに流れてきて文字通り目が覚めたのが、務川慧悟さんのクープランの墓の「トッカータ」の演奏でした。
これまで聴いたどんなトッカータとも違って聴き手に迫ってくるような、ダイナミックな演奏。こんな演奏を聴けるとは、しみじみ尊いです。
務川さんはラヴェルのピアノ作品全集をリリースされていたようで、その中のクープランの墓でした。
他にも反田恭平さんとのフォーレのドリー組曲の連弾もリリースされるなど、経歴を見るとパリに留学され現在もパリ在住のようで、フランスの作品がお得意なのでしょうね。
クープランの墓、自分が弾けるようになるにはどのくらい練習すればいいんだろう。
あーでも難しくて無理かしらね(悲