有栖川有栖創作塾

「創作塾30期6回目講義」　　

2017-01-24 03:20:00

スタッフの中村と申します。

代表であり、このブログを更新していた大瀧が体調を崩し、しばらく療養することになりました。

戻ってくるまでの間は私がスタッフとして携わらせて頂きますので、何卒よろしくお願いいたします。

さて本日1月23日は創作塾第30期の最後の講義でした。

最後と言いましても、次期も継続しての受講が可能ですので、「終わりかぁ・・・」としんみりした空気も全く無く、講義前には続々と集まってきた人たちで今の現状や思っていること考えていることをワイワイと話していました。

そこへ有栖川先生が登場して会話に加わります。

デビュー直後の様々な思いを語っていた伊丹さんに、

「とにかく書き続けることですよ。書き続ける人は簡単に消えません」

と、有栖川先生。

手垢のついた言葉ですがデビューがゴールじゃなくスタートなんですね。

ぜひ凄い作家さんになって10年後あたりに2代目創作塾塾長になってもらいたいですね。

有栖川先生、それまでのあと10年、お願いします！

さてその後は合評の時間です。

タバコの火で紙を燃やす。

という描写に対し、

燃えないのではないか？

いや、簡単に燃えますよ。

燃えるけどレストランで燃やすのはおかしい。

などなど、描写に対する細かな意見が飛び交います。

私含めた読者が何気なく読んでいる文章の裏にはこういった作者の細かな配慮や追求が隠されいて、本来孤独な創作活動も、周りの意見が聞けることで更に奥深い作品になり前へ進めたりするのだと思います。

それが”創作塾”のいいところです。

それにしてもこの合評の時間は、参加者全てが何らかの意見を出し、黙ったまま帰る人がいませんでした。それだけ自分にも周りにも真剣なのだと思います。

ここにいる全ての人の作品が世に出ることを願っております！

最後の講義の後はお決まりの交流会でした。
先生にも24時まで残って頂き、あれやこれやと談笑しながら為になる話もしてくださいます。

前向きな会話と人たちに囲まれ私も楽しかったです。

次期もよろしくお願いいたします！