先日、今年のNHK大河ドラマ:『西郷どん』が、最終回をむかえたそうだ。
(……自分は、テレビは見ないのだけども……(^_^;)
……そういえば、今年の《ふくこい》に、“かごしま大ハンヤPR隊”というのがでていて、その西郷どんに、ちなんだ曲を踊っていたな……。
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(……最後に、これまで観て、帰った。)
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………じつは、(……にわかに信じられないかも知れないが)、西郷隆盛と九州のよさこい(:より正確には、西郷隆盛が起こした“西南戦争(:1877年)”と“YOSAKOI”……)のあいだには、深い、関連性がある。
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……上の図を見るとわかる通り、西南戦争の主戦場となった激戦地の多くが、現在YOSAKOI祭りの開催地として、さかんに、使われているのである。
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“西南戦争の関ヶ原”といわれる、《高瀬大会戦》の舞台となった、玉名と、その近辺。
(《玉名よさこい》・《さのよいファイヤーカーニバル》
※なお、西南戦争最大の激戦地:田原坂も、この程近くにある…:)
……おなじく、激戦地となった人吉(《人吉よさこい》)・宮崎(《えれこっちゃ宮崎》)
・さらに、西郷隆盛終焉の地:鹿児島(《かごしま大ハンヤ》)。
……そして、全戦局を左右するとして、最も長い期間攻防が繰り広げられたという、熊本城(《九州がっ祭》)。
……これら、九州地方の主要なよさこい祭りの多くが、かつて戦場として、多くの血が流された地の近辺で、開催されているのである。
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………ちなみに、、、
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『壇之浦の合戦』(1185年4月25日)
(門司・下関:《関門よさこい》)
……日本史史上、未曾有の悲劇。
……天皇家に弓を引きこれを討つという、国民が二分して争う、今に至る事態の嚆矢となった。
『元寇(文永の役・弘安の役)』(1274年・1281年)
(福岡県:《ふくこい》《うみなか》《踊れいとしま》)
……まさに、現在の近隣情勢の原型。
……俗に「歴史は繰り返す」というが、《ふくこい》が外国勢に押されっぱなしなのも、この元寇の、再現だろう。
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……今年はまさに、“突風”という名の神風が吹いて、外国勢を吹き払ったわけだけども、先の《させぼ》からのこれで、いよいよ、来年以降の動乱が、たしかになった感がある。。
『戦国時代の争乱』~『豊臣氏の侵攻・平定』(1560年代~1587年)
(九州各地の祭り・イベント)
……こうして見ると、九州は、古戦場だらけである。。
『島原の乱』(1637年12月~1638年4月)
(《上天草YOSAKOI祭り》)
……これも、日本史史上、最大規模の一揆。
………四万人近い一揆軍は全滅、討伐する幕府側も、8000人以上の死者を出したという。
……ちなみに、うちの先祖が秋月の黒田藩からこれに出征、ことに武功が高かったとして、以後、重く取り立てられたという。
(……………しかし、そこで武功を建てるということは……;;;)
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………そこで先祖がなにをし、なにがあったのか、自分には、知るよしもない。
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…………だが、ここの祭りにだけは、いまだに、足がすくんで向かえない。。
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………自分もふくめ、この九州のよさこい(or:YOSAKOI)にひかれ、関わるひとの多くは、かつてこれらに従軍した先祖を持っていたり、あるいはもしかすると、前世というやつで、直接これらに出陣したひとであったやも知れぬ。。
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……よさこいがこの全国に広がり、続けられている理由のひとつに、かつてこの戦場に思い残した人びとの想いの昇華(……言い方をかえれば、「供養」……)という目的があるんだろう……、と、自分は思っている。
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(…………《YOSAKOIさせぼ祭り》の佐世保などは、直接の戦場ではなかったけれども、もともとが、軍港なので、戦に縁のある魂が、集まりやすい土地なのではなかろうか。。)
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“………もう、ここらへんでよかろう…”
………大ハンヤ隊の演舞の終わり、西郷隆盛の最後に言ったという、有名なセリフを聞いて、今年の《ふくこいアジア祭り》を、あとにした。
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……続いて行われた来年の《よさこい九州中国大会PR隊》(:関門よさこい)の演舞は、西鉄福岡(天神)駅のホームから、見えてたけども。。
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………源平合戦の弔いに、来年出向くかどうかは、わからない。