蒼牛の小屋

風雅人・蒼牛の、のどかなブログ。
(…日々往来の、雑感を綴ります。)

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伊勢の御札参りへ行ったこと

2018-12-24 21:10:34 | 日記


今年のお伊勢参りはすこし趣向を変えて、神宮会館が主催する“御札参り”というツアー企画に参加させていただいた。



(:開会式と講演会)





……神宮にツアーで来るのは初めてだったが、あまり自由に動き回れない反面、移動や食事の準備が非常に楽で、意外とわるくないな……と思ったことだった。



……旅館の食事も、うまかった~~~😂💦



内宮の宇治橋をわたるとき、空に虹がかかっていた。🌈
(薄くて、よく写ってないけども;笑)



平成最後の“天長祭”(天皇陛下の御誕生日を祝う神事)



夜間に行われた《瀧原宮》の月次祭
ーこれが目あてだった

(:式次第の撮影は禁止だったので、入り口の映像まで…)





これも初めてだった、《伊雑宮》の早朝参拝

……早朝ホテルを出発、始発電車に乗りひとりで行ってきた

(…………境内で撮影しようとしたら、一瞬で携帯の電池が0に落ちたため、これ以外の写真はない。

……元伊勢といわれる聖域、《伊雑宮》では、このような事がよくおきる)







最後にもう一度だけ、外宮の特別参拝をさせていただいて、伊勢をあとにした。







水と、緑と、風と、光と…



今年一年も、ゆるされたのだった。

九州YOSAKOI界の真実について

2018-12-19 21:42:12 | 踊り・よさこい
先日、今年のNHK大河ドラマ:『西郷どん』が、最終回をむかえたそうだ。

(……自分は、テレビは見ないのだけども……(^_^;)



……そういえば、今年の《ふくこい》に、“かごしま大ハンヤPR隊”というのがでていて、その西郷どんに、ちなんだ曲を踊っていたな……。


(……最後に、これまで観て、帰った。)



………じつは、(……にわかに信じられないかも知れないが)、西郷隆盛と九州のよさこい(:より正確には、西郷隆盛が起こした“西南戦争(:1877年)”と“YOSAKOI”……)のあいだには、深い、関連性がある。



……上の図を見るとわかる通り、西南戦争の主戦場となった激戦地の多くが、現在YOSAKOI祭りの開催地として、さかんに、使われているのである。



“西南戦争の関ヶ原”といわれる、《高瀬大会戦》の舞台となった、玉名と、その近辺。
(《玉名よさこい》・《さのよいファイヤーカーニバル》

※なお、西南戦争最大の激戦地:田原坂も、この程近くにある…:)

……おなじく、激戦地となった人吉(《人吉よさこい》)・宮崎(《えれこっちゃ宮崎》)
・さらに、西郷隆盛終焉の地:鹿児島(《かごしま大ハンヤ》)。

……そして、全戦局を左右するとして、最も長い期間攻防が繰り広げられたという、熊本城(《九州がっ祭》)。

……これら、九州地方の主要なよさこい祭りの多くが、かつて戦場として、多くの血が流された地の近辺で、開催されているのである。


………ちなみに、、、





『壇之浦の合戦』(1185年4月25日)
(門司・下関:《関門よさこい》)

……日本史史上、未曾有の悲劇。

……天皇家に弓を引きこれを討つという、国民が二分して争う、今に至る事態の嚆矢となった。



『元寇(文永の役・弘安の役)』(1274年・1281年)
(福岡県:《ふくこい》《うみなか》《踊れいとしま》)

……まさに、現在の近隣情勢の原型。

……俗に「歴史は繰り返す」というが、《ふくこい》が外国勢に押されっぱなしなのも、この元寇の、再現だろう。





……今年はまさに、“突風”という名の神風が吹いて、外国勢を吹き払ったわけだけども、先の《させぼ》からのこれで、いよいよ、来年以降の動乱が、たしかになった感がある。。





『戦国時代の争乱』~『豊臣氏の侵攻・平定』(1560年代~1587年)
(九州各地の祭り・イベント)

……こうして見ると、九州は、古戦場だらけである。。



『島原の乱』(1637年12月~1638年4月)
(《上天草YOSAKOI祭り》)

……これも、日本史史上、最大規模の一揆。

………四万人近い一揆軍は全滅、討伐する幕府側も、8000人以上の死者を出したという。



……ちなみに、うちの先祖が秋月の黒田藩からこれに出征、ことに武功が高かったとして、以後、重く取り立てられたという。

(……………しかし、そこで武功を建てるということは……;;;)






………そこで先祖がなにをし、なにがあったのか、自分には、知るよしもない。


…………だが、ここの祭りにだけは、いまだに、足がすくんで向かえない。。




………自分もふくめ、この九州のよさこい(or:YOSAKOI)にひかれ、関わるひとの多くは、かつてこれらに従軍した先祖を持っていたり、あるいはもしかすると、前世というやつで、直接これらに出陣したひとであったやも知れぬ。。



……よさこいがこの全国に広がり、続けられている理由のひとつに、かつてこの戦場に思い残した人びとの想いの昇華(……言い方をかえれば、「供養」……)という目的があるんだろう……、と、自分は思っている。



(…………《YOSAKOIさせぼ祭り》の佐世保などは、直接の戦場ではなかったけれども、もともとが、軍港なので、戦に縁のある魂が、集まりやすい土地なのではなかろうか。。)





“………もう、ここらへんでよかろう…”

………大ハンヤ隊の演舞の終わり、西郷隆盛の最後に言ったという、有名なセリフを聞いて、今年の《ふくこいアジア祭り》を、あとにした。





……続いて行われた来年の《よさこい九州中国大会PR隊》(:関門よさこい)の演舞は、西鉄福岡(天神)駅のホームから、見えてたけども。。



………源平合戦の弔いに、来年出向くかどうかは、わからない。


青嵐:「今を生きる」

2018-12-15 23:29:37 | 踊り・よさこい
……………と、ゆーわけで、決勝もなにも見とらんので、“流”も“突風”も、ただの一度も、見とらんのであった😏🎵


………とーぜん写真も、まーーっったく、いちーーーまいも撮ってない❗❗

(………………………はっはっは。笑)



(:かわりに、櫛田神社で撮った飾り山を置いとこう😏)





………ちなみに、準大の“流”はほとんど見かけなかったが、大賞の“長崎大学 突風”は、メイン会場でファイナル進出の発表を聞いとったとき、前にずらっと座っとったな。

(ブロック1位通過で、沸いとった(*´ω`*)


去年、ここで“わん!”さんに話しかけとった例の金髪の子が、ちょうど真ん前におったが、この子のおった時の突風は面白かったから、いわゆる突風のラッキーガール(?)だったやも知れぬ。(笑)


(………最近は“突風”も、いろいろ趣向をこらしてくるようになった。
…………………いいことだ。😊)







……今年は、ひさしぶりに、《ふくこい》に佐世保の“青嵐”さんがいらしてた。





……たしか、自分が“青嵐”さんをはじめて見たのは、よさこいをはじめた年、16年前のここ、《ふくこい》だった。



………あれから、もう、16年………

“青嵐”のみなさんは、いまも、踊っている。








……離れようとして離れられないものを、道という。

十年以上続くものは、その人にとっての、道なのかも知れない。。




「今を 生きる」

……………“青嵐”のテーマは、いつも、変わらない。



(;《青嵐 ふくこいアジア祭り2018 JR博多駅前会場》
https://m.youtube.com/watch?v=vByz79gsXBk)

ふくこいで琉球天道組と語らうこと

2018-12-14 15:37:45 | 踊り・よさこい
……そして最終演舞、市庁舎前のメインステージに、郷人さんを見に行ったときのこと。。



……自分が最前列のブルーシートに腰を降ろすと、その横に、前日博多駅前会場で見た“琉球天道組”の一団が、ずらりと座ってきた。



……聞くところによると、彼らは薬物やアルコールなどの依存症で苦しむ青年たちで、よさこいの演舞に打ち込むことで、立ち直りをはかっている……という話だった。

(……………たしか昨年の初出場で、惜しくもファイナルに選ばれず、悔しい思いをした…とも聞いている。)


……それが今年は、念願のファイナル進出を果たし、先ほどくじ引きで、トリの演舞順をひいたばかり。

………………みな、喜びにあふれた表情をしていた。






………依存症というなら、自分も、かつては極度のゲーマーだった。
(……いまで言う、“ネトゲ廃”、とかいうやつに近い;;;(^_^;)

……かつておなじ依存症に苦しんだ彼らに、なにか親近感のようなものを感じ、
“………やったな!おめでとう!!”と、声をかけたら、とても、喜んでくれた。



……彼らも、郷人さんの演舞を応援するために、来たのだった。




………自分らは、郷人の子たちのように、自分を律した、まっとうな生き方をしていない。

…………自分らにとり、郷人さん、、、彼らの生き方は、とてもまぶしくて、あこがれだったのだ。






“……去年のリベンジだな。………がんばれよ!”

………隣の彼らに、声をかけたら、握手を求められたので、思い切り、握りかえしたのだった。



……だが、トリの演舞順に沸く彼らに、なんとなくだったが、この先のオチが読めたので、、、

彼らに向かい、



“……………おい、審査結果は、気にすんなよ!!

……ここの審査は、えーかげんで、有名だからな!(笑)



……だいたい、審査なんてのは、しょせんは、他人(ひと)の評価だ。

しょせんは他人の、気まぐれな評価に、腹立てたり、おちこんだりすんのは、(……きみとこのセンセーふくめて……;)みんなアホだからな!(笑)

………君らは、君らの踊りを、最後に思いっ切り、ぶちかましたら、ええねん!!”


……………と、よっぽど言おうかと思ったが、これから勇んで踊る彼らに、水を差すのもなんだと、けっきょく、言わなかった。(笑)



____結果は、トリの演舞順からの、7位。



……彼らは、少し落ち込んだだろうが、じっさい、大賞だったから、どうこう、7位だったからどうこう、とかいうわけじゃないだろう。

………これからの1年、また新たな挑戦ができる。

…そのことで、ともすれば迷い、だれたりもする人生に、たしかなハリができる、、、それが、大事なんじゃなかろうか。



By.ねずみ男
(:水木しげる「錬金術」より)






………自分は、郷人さんの演舞を見終えると、決勝は見ないでそのまま帰ったので、そのファイナルのあまりの顛末は、見ていない。


……つまらないものを見ずにすんで、ほんとうに、よかったと思っている。