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ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書14(過ぎ去りし王国の城)

2018-07-14 22:02:19 | 読書
宮部みゆきさんの「過ぎ去りし王国の城」です。
宮部さんは間違いないね~。ドキドキしながら読み終えました。

主人公は中学三年生の真君。高校への推薦も決まってゆとりの生活。ある日、銀行に飾られているお城の絵を見つけて、いろいろなことが重なりその絵をもって帰って来てしまう。

魅力のある絵だったのだけど、その絵の中に入れることに気がつく❗️

いわゆるアバターを書き込めば、入り込んで探検が出来る。

ここまでは少年の冒険物語と思ったのだけど、絵の中に入ってから話が複雑になってくる。

絵の中のお城にいる少女は10年前に行方不明になっていた。

絵を通じて知り合った二人、合計3人で謎を解いていく。
その少女は両親から虐待を受けており…

時間を越えていく物語でもあります。
その少女を助けるために動くのだけど、過去を変えると言うことは、現実世界が変わる可能性があるわけで…

結果、やったあ~という事になるのですが…。

最近は現実でも虐待のニュースが多くて聞くのも辛くなるのだけど、この小説のように助けられたらどんなにか救われるだろうって思いました。

宮部作品に外れなしです。
コメント
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