亜季の思い出しノート

日々頭に浮かびつつも日常に紛れて,いつのまにか消えていく「よしなしごと」を,後から思い出しつつ書き留めているブログです。

背中を押す

2006-09-29 23:05:40 | 子供
 保育園の運動会のリレーで長女が前の子を追い越した話を夫婦でしている際,妻が「(死んだ)お父さんが背中を押してたりしてね」と言いました。思わず笑ってしまいましたが,さもありなんとも思いました。ある程度同じくらいの速さの子をペアにするはずなのに,あっさりと追い越したこともあって,かなりの走力の違いを感じるほどだったせいもあります。

 生前というか若い頃,父は走るのが早く,青森~東京間の駅伝でも活躍した経歴を持っていました(妻の祖父の記憶にまで残るほど)。それ以外にも野球など,とにかく体を動かすのが好きな人だったので,当然ながら運動会なども好きで,元気な頃には孫の運動会にも欠かさず応援に来てくれていました。長男の卒園アルバムで,走る長男の奥に応援する父の姿を見つけて喜んだりしたものです。

 今回の運動会はお彼岸の日だったこともあって,足を伸ばして見に来てくれていたのかも。そして応援のついでについつい手が出て長女の背中を押してくれたのかも...そんな想像をするのも楽しいくらいの長女の快走でしたが,父が生きてその場にいたならするだろう満足げな顔まで思い浮かびました。まあ,あの日は,間違いなくいただろうなあ。

似て非なる言葉

2006-09-22 23:06:48 | 日々雑記
 響きは似ているものの,まったく違う言葉。いわゆる駄洒落の領域かも知れませんが,こういう言葉遊びって大好きです。

○心根 → チョココロネ
○関係ない → パンケーキ旨い(最初の「パ」を飲み込みつつ発音し,「キ」と「う」を一緒にして,いわば英語風に発音するのがポイント)

 そういえば,結婚した頃,テレビで「ボキャブラ天国」という番組があって結構見てました。つまらないのはどうしようもなかったけど,時々演じる芸人さんの演技ともあいまって「ほう」と思えるのも多々あったような。ただ,子供には見せづらい番組でしたね。

栗のような石

2006-09-21 00:05:31 | 子供
 次男が保育園のお散歩で拾ったと思しき栗を持ち帰った日がありました。ビニール袋の中に2~3粒の栗が入っています。しばらく次男が遊ぶにまかせておいて,寝る前に台所に置いておきました。

 その翌朝,座敷のテーブルの上に見つけたのが写真に写っているブツ。その濃い茶色といわゆるおにぎりのような形から,てっきり前日次男が遊んだままにした栗と思ってつまみ上げると「あれ?」...正体はよく似た石でした。

 「これ置いたのは誰,○○ちゃん?」と次男に聞くと,次男は「○○ちゃんじゃないよ」と心底意外そうに答えました。すると隣にいた長女が照れ笑いを浮かべたので,それと分かりました。
 そういえば,次男には石集めの趣味(?)はなさそうですが,長女は時々散歩して見つけた「つるつるしている石」とか「ピカピカしている石」なんてのをポケットに忍ばせていることがあるなあ,とあらためて気づいた次第です。

 そう考えていくと,長男も小さい時には,保育園の園庭のすみの方に行って石を無心に眺めていたなんてことがあったなあ。 

登場人物とそのエピソード

2006-09-20 00:17:25 | 子供
 長女が保育園のお友達を巻き込んで描いた絵本(ホチキスで綴じてあるので「本」になっています)の登場人物たち。

○ワノタンユウコ:お姫様(主役)
○ミド・アサウ:王子様風の役どころ(でも話から行けば家臣みたいでもある)
○ドロボウ:実際は登場しないものの,話には出てくる
○アフロにんじゃ:その名のとおりアフロヘア(!)

 この人物達の名前だけでも十分に楽しませてもらったのですが,その人物達が登場するお話のナント不可思議だったことか。長女が何度も「聞いて!」と迫ってくる理不尽さとも相まって,強烈なものがありました。
 肝心の絵がないのですが(写真を撮る前に保育園の先生にあげられてしまいました),お話自体はこんな感じです。

エピソード1:
 ドロボウに捕らえられたワノタンユウコを助けに,厳しい顔(眉)をしたミド・アサウがやってきて,無事に助け出す。ちなみにこのときドロボウは用事があってワノタンユウコを家に閉じ込めて,出かけていたとのこと。

エピソード2:
 ミド・アサウに助けられ家に(お城?)帰ったワノタンユウコは,テーブルの上にあった「早く起きる薬」を反対から読んで,そして飲んで寝てしまう。
 ちなみに,なぜ「起きる薬」で寝てしまうのかについては二説あり。一つは,薬の名前を反対に読んでしまったから。一つは起きるためには順番からも寝る必要があるから。これに関する作者の説明は当然の如くなし。

エピソード3:
 起きたワノタンユウコとミド・アサウは,ミド・アサウの車で外出。正装したワノタンユウコの頭には冠が。そして手には毒リンゴが入った袋を持っている。このリンゴの毒は「滑って転んでしまう」ように作用する(らしい)。ちなみに,こんな毒リンゴをユウコが持っているのは,後で出会うアフロにんじゃをやっつけるため。
 なお,外出にあたって,ミド・アサウは警護の緊張からか,相変わらず厳しい顔(眉)をしている。

エピソード4:
 どうやったかは全く不明だが,ワノタンユウコはアフロにんじゃに毒リンゴを食べさせることに成功。しかし(当然ながら)ダメージを与えられず,逆に怒ったアフロにんじゃに捕まって縄(みたいなもの)で縛られてしまう。あまりの展開にユウコは大粒かつ数珠繋ぎの涙をこぼす。
 このエピソードの頃,肝心のミド・アサウは仕事に出かけていて不在。そのため,リンゴを食べさせた後で車に戻ったユウコを,アフロにんじゃが襲撃した模様。ちなみに,この「アフロ」は,お友達のN君から教えられたとのこと。

エピソード5:
 ワノタンユウコが捕らえられているアフロにんじゃの家(屋敷?)に,ミド・アサウが厳しい顔(眉)で現れる。ちょうどアフロにんじゃが用事で出かけていたこともあり,無事にワノタンユウコを助け出す。

エピソード6:
 再び家に(お城?)帰った二人だが,すっかり疲れてしまったワノタンユウコは,厳しい顔(眉)をしたミド・アサウに抱えられたまま,ぐっすりと眠りこんでしまい,ミド・アサウが起こしても起きませんでした。


 こうやって改めて書いてみると,起承転結というか,序破急というか,5歳児にもかかわらずきちんとまとまっていてびっくりしました。
 とはいえ,やっぱり不可思議度は変わりません。だって「ワノタンユウコ」に「ミド・アサウ」ですよ。一体,どこから来たの?

物欲

2006-09-19 23:52:17 | 子供
 現在,個人的な物欲リストのトップにあるのは「スキャナ」もしくは「スキャナ付きプリンタ」です。要は「スキャナ」です。

 何のために欲しいかといえば,子供の描いた絵を電子ファイルにしておきたい,ため。デジカメで写真という手もあるにはありますし,これまで数度試みたことがあります。
 でも,弘法筆を選ばすを地で行くような子供達の故,ちゃんとした紙に書くとは限らず,広告など適当な紙の裏にかかれたりするので,なかなか写真ではその細かいところまで写せないことが多いのが実情。そこで「スキャナ」があれば,と。

 でも,単体スキャナは邪魔になりそうだし,プリンタは今のがあって全然問題ないし...と日々悩んでいます。もう少々,物欲が盛り上がるのを待つべきでしょうかね。

 そういえば(話が飛びますが),スキャナといえば「スキャナ,好っきゃなー」という,数年前に職場の先輩にあたる方が言ったギャクを決まって思い出します。これって,つまり「刷り込み」ですよね。何というか...。

川筋物語/佐伯一麦

2006-09-13 23:22:02 | 本(読書)
【評価:竹】

 好きな作家なので期待していたが,あまり面白くなかった。読んだ印象では,随筆でも紀行文でも小説でもない,中途半端な感じがした。言い方を変えると,そういう分け方が無意味と居直れるほどの強さを作品自体が持ち得ていない。小説として読むには川やその土地にまつわる史実などの事実が必要な虚構を封じこめ,紀行文として読むには筆者の思考が場所を離れ過ぎているように思われ,どうしても中途半端な印象が残ることになった。
 ここに出てくる川や土地に馴染みのある読者ならもっと違った印象を受けるものかも知れない。ただ,全然馴染みのない私にとっては,あまり喚起力のないものに過ぎなかった。

 作者自身は最後に「川を語ることは,山を語ることでもある」ということに気づいたとのことであるが,その語り口を見ていると,これらの文章が作者のために必要だったことはよく感じられた。(その是非は置いておくとして)つまりは,そうことなのかも知れない。

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オアシスのベストアルバム

2006-09-12 22:50:25 | 音楽
 オアシスのベストアルバム「Stop the Clocks」が11月に出るということで,収録曲について,あちこちで予想というよりも希望に満ち満ちたガセネタが出ていましたが,どうやら次の曲に決定した模様。

Rock n Roll Star
Some Might Say
Talk Tonight
Lyla
The Importance of Being Idle
Wonderwall
Slide Away
Cigarettes & Alcohol
The Masterplan
Live Forever
Acquiesce
Supersonic
Half The World Away
Go Let It out
Songbird
Morning Glory
Champagne Supernova
Don't Look Back In Anger

 まあ,オアシスのように巨大なバンドの場合には,どうやっても誰かが文句を言うことになるんだろうけど,個人的には「Stand By Me」が外れたのは残念。...って3rdアルバムから1曲もないじゃん。セールス的にはコケたかも知れないけど,ノエルが嫌いなアルバムかも知れないけど,私は結構好きなアルバムなので,正直「えー!?」という感じです。
 それ以外では「Shakermaker」「Columbia」「D'You Know What I Mean?」「Stay Young」あたりは入って欲しかったところ。メロウだったら「Little By Little」とか「Let There Be Love 」もいいなあ。

 リリースをちょっと伸ばしてもいいから 「The Importance of Being Idle」(何でこれが入っている?)「The Masterplan」「Songbird」と入れ替えを検討してもらえませんかね。もしもアレでしたら「Cum On Feel The Noize」もこの際検討に加えてもらえると...(+_+) \バキッ

Fruits Clipper / Cupsule

2006-09-09 23:48:19 | 音楽
 聴いてみた印象では,いいアルバム,です。少なくとも,決して悪くないし,です。特にタイトル曲「Fruits Clipper」と,シングルにもなった「Jelly」の2曲は,エフェクト処理されたヴォーカルと,それに絡むキーボードの音色がカッコいいです。これらだけでも一聴の価値アリといえます。
 ただ,その一方で,全体的にはメリハリがなく単調に聴こえてしまうのも事実。テクノというジャンルの性質上なのか,どうしても機械的な音が繰り返されるうえに,歌モノでない曲もあるために,余計に曲毎の印象が薄くなるような気がしました。
 それからもう一つ感じたのは,ポップ・ミュージックというか,メイン・ストリームの音楽に求められる分かり易さというか下世話さのようなものが,このアルバムには少ないということ。そのせいで,最後まで聴くと,何というか「いいんだけど,繰り返してはねえ」という気になってしまいました。
(そう自分で書いておいてナンですが)中身は悪くないだけに,そうなってしまうのは残念というか,ただただ勿体なかったです。

 ところで,このアルバムを聴くきっかけは,「Perfume」のアルバム(こちらを参照)を聴いて良かったので,プロデューサである中田ヤスタカのユニットも聴いてみようかというものだったのです。まあ,個人的な判定では「Perfume」に軍配です。アイドルだけに,前述の「分かり易さ/下世話さ」はこちらが圧倒的ですし,そしてそれ故にテクノのチープさが逆にカッコよく聴こえるというマジック(?)のため。

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Windows Mobile 用のアプリケーション

2006-09-09 00:54:26 | エレクトロニクス
 「iPAQ hx2750」用のソフトウェアとして,「Spb Diary」と「Spb Pocket Plus」を購入しました。どちらもPocketPC(Windows Mobile)のToday画面拡張用のアプリケーションですが,「Diary」は指定した期間(デフォルトは1週間)の予定一覧やメール一覧などを表示できるソフトで,一方「Pocket Plus」はアプリケーションや設定画面をアイコンから起動できるランチャーソフトです。

 PocketPC用のアプリケーションについて,これまでは基本的にフリーウェアで済ませてきたのですが,これは購入に値しました。いろんな人たちのブログを見ていて良さげだったので,お試し版を入れ,あまりの良さにすぐ購入手続きを取りました。この二つのソフトだけで,PocketPCの使い勝手が50%向上した(当社比)といっても過言ではありません。

 特に「Diary」,これは素晴らしいです。標準の予定表ソフトが使いにくいということで色々なソフトが出ていますが,このソフトの場合はToday画面に設定された期間(デフォルト1週間)の予定が表示されるので,いちいち予定表ソフトを起動させる必要がなく,PDAならではの機動性の良さがいかんなく発揮できます。PocketPC2002時代には似たようなフリーウェア(tAgenda)もありましたが,スピード,安定感ともにはるかに優れています(製品ですからね)。
 また「Pocket Plus」は,ランチャーソフトと考えれば,ちょっと値段が高め(3000円)ですが,アイコン毎にサイズを変えられたりできるので使い勝手はなかなかよく,損した気にはなりません。何よりも安定して動作する安心感があります。

 あとは,Operaを購入できればいいのだけど,購入ページが日本語でないので何のことやら。日本語対応すると書いてあるものの,お試し版の期限も少なくなってきているので,早く何とかならないかなあ。

長女のお歌・その2

2006-09-08 22:03:02 | 子供
 はちべえちゃんと,じゅうべえちゃんが
 け・ん・かして
 は(注:掛け声のようなもの)
 おってけにげてけ,おってけにげてけ
 いどーのなかにおっこちた
 あたまをだしたら,ごっつんこ
 あいたたた,あいたたた
 ごめん,ごめん,ごめん

 長女が2歳の頃,このお歌をよく歌っていた時期がありました。歌い始めると長男(当時5歳)も参加して賑やかに歌っていたものです。最近は長女に代わって次男が歌っています。この歌詞の採取も,最初は長女に聞いたもののかなりあやふやになっていたので,次男に聞いてようやくできたものです。ただ,長女の時は最後のところは「あいたたた,あいたたた/あいたたたで,ごめん,ごめん」だったような。
 ちなみに,「おってけにげてけ,おってけにげてけ」のところでは,両手の親指をそれぞれ「はちべえちゃん」と「じゅうべえちゃん」に見立てて追いかけっこをさせます。言うまでもありませんが,それがまた可愛いんです。