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ひとりごとです

瀬尾まいこ 「そしてバトンは渡された」

2021年06月20日 | 読書

瀬尾まいこ 「そしてバトンは渡された」


2019年本屋大賞受賞作ということで、期待しすぎた。少女漫画のノベライズ本みたい。設定はユニークで面白いのだが、ストーリーが安易に展開しているように思えた。
 
血の繋がった父親(水戸さん)に梨花のしたことは許せなかったし、水戸さんももっと必死に娘に会おうとするのでは?と思った。そこが嘘臭いと気持ちが離れた。 
 
数十年前の、型にはまった「普通の家族」の姿が、今は非常に彩り豊かなものに変化してきている。徐々に多様なものを受け入れ、「普通」という言葉がカバーする幅が広がってきているのを感じる。それはとても良いこと。
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