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ひとりごとです

千葉トリップ2020・数馬区岩谷観音堂

2020年08月02日 | 千葉トリップ2020

2018年のGWに

大分の熊野磨崖仏に行ってから
磨崖仏ファンになっております
 
探してみたら
千葉にも磨崖仏があるということで
行ってみました
数馬区岩谷観音堂です
房総半島の東京湾側
 
 

古墳時代に彫られた横穴に
仏像が彫られたものとされているが
鎌倉時代に彫られた洞窟も
あるそうです
 
縄文時代には
首と棒だけのシンプルな像
その後、時代とともに
沢山の仏像が
彫り加えられたと考えられています
 

石壁に彫られた石段を上ると
ダイニングセットがあった
洞窟を掘るだけでも
シンプルな工具しか
なかった時代だから
大変だと思うのに
仏像まで…


ノミで削られた天井と
風化して崩れかけている仏像群

洞穴から見る風景が
なかなかいいです

手彫りの回廊
インディージョーンズの映画に
出て来そうじゃないですか
作成されたばかりの頃は
どんなお顔をしていたのか
今はだいぶ風化している






 



こういう遺跡は
カンボジアとか東南アジアに
多そうなイメージ持ってた
とてもエキゾチック
日本にもこんな風景が
あるんですね
しかもうちから車で2時間🚗
東京のすぐ隣!





これなんて
もうなくなりそう
なんだかもったいないですね



上の横穴に続く石段
とてもミステリアス








階段を上から撮った所
 

私たちが訪れた頃
地元の方々が草取りと掃除を
しておられました


気の根っこの下にも洞窟が








横穴の上は
木と草がおい茂っている







 



古代遺跡を覆い尽くそうとする
草木
 
人間は弱り果てているのに
いつも凄い勢いでおい茂るよね
 
 
鎌倉時代に彫られたとしても
800年くらい前のものだから
そのままにしておけば
当然
雨風に当たって風化してしまう
 
それが良いとも言える
かつては多くの人が訪れた
神聖なる場所だったとしても
その信仰が続かなければ
朽ち果て、消えてなくなる
諸行無常の教えを
見せてくれているとも言える
日本人としては
その無常さ、虚しさ
儚さに惹かれる
 
 
でも、考古学的にも
とても貴重な歴史遺産なのでは?
このまま壁がツルツルになって
かつてここに
無数の仏像が彫られていたことを
後世の人達は
知るすべもないというのは
とても勿体無いと思う
 
ピッカピカに復元するのは
どうかと思うけど
せめて今の状態を保って
これ以上崩壊しないように
守った方がいいのではないかなあ
 
(それにここは
うまく運営すれば
観光資源としても凄い価値が
あると思うのだが…)
 
 
うーん、でもこの
知る人ぞ知る秘境感がまた
ここの魅力のような気もする…
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