レース当日～ゴール～

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　ロードに出て　ゴールに向かう・・・ガンバレ自分！

　ピンクの河津桜が可愛く咲いていて

　帰りに写真を撮ろう、そう思っていたけど　足を止めることはできなかった。

　止まったらもうそこで終わってしまいそうな、

　再び走り出せる脚が残っていなかった・・・。

　ぬかるみに足を取られている時は、早くロードに出たいと思っていたのに

　着地のたびに　アスファルトの固さに全身が悲鳴を上げている。

　でも、もう少し、もう少しだ。　ガンバレ、ガンバレ！

　遠くから会場のアナウンスが聞こえて来た。

　いよいよ海上遊歩道だ・・・

　あーーーーそれだのに、それだのに　

　「ごめんなさいね～、ここから少し階段ですからね、気をつけてくださいね」

　「いえいえ、あなたのせいではありませぬ。気をつけまする」（棒読み）

　海上遊歩道　＠よれよれのぼろぼろのずるずる　

　

　ここ、結構長かったなあ

　「ラストで～～～っす」って聞こえてるけど、

　いやいや、せっかくの海だからね、ゆっくり楽しまなきゃ

　わたしの住んでるとこは　海がないもんでね・・・のんびり行きますから



　地元の高校生がゴールテープを張ってくれて、よろよろでゴール！　



　終わった・・・最初に思ったのは「あ～終わった」って、こと

　かっこいい、感動的なゴールはできなかったけど、頑張った！

　完走出来た嬉しさや喜びは、少し時間が経ってシューズを脱いだあとかな



　終わってみると、やっぱり楽しかったなあ、って思う。

　二度と登るもんかと思った激坂が懐かしくさえ思えて来る。

　笠戸島の皆さん、ありがとうございました。