この時期になりますと、どこもかしこの店も年末大売り出しの福引き企画。しかし、これが当たった試しがなく・・。予備クーポン券が7枚ほどになると「あと3枚で1回くじが引ける!」と要らないものまで買い込み何とか10枚を集め、今回こそはとクーポンを握りしめ抽選所に。気合い一閃!レバーをぐるっと回せば見慣れた味気ない赤玉がコロリ。アルバイトの女の子の嘲笑的(と聞こえるのは完全なるひがみ根性)な「残念賞でーす」の声とともに手渡されるのは街で配られるのよりちょっと上質なポケットティッシュ。寒さ厳しい年末の侘びしさが一層募ります・・。
寒くなると無性に食べたくなるのが牡蠣。一番美味しい食べ方といえば、生牡蠣、次いで焼き牡蠣、フライでしょうか。数年前まではよく宮城県は松島海岸の「牡蠣祭り」に仲間と出掛けていました。このイベントは、毎年2月第1週の土日に開催され、用意されたバーベQ台と炭火で、豪快に焼き牡蠣を喰らうもの。出発前に電話でダイエー仙台店にシャブリ(ピンからキリのキリシャブ)を人数分予約。当日、一人1本づつボトルを抱えて会場に乗り込み、ひたすら焼いては冷え冷えの白ワインで流し込む・・もう堪りません! あとはやはり思い出深いのはクリスマス時期にNYへ行った時に食べた生牡蠣でしょうか。あまりに美味しくて毎晩同じ店に通ってしまいました。日本のオイスターバーって何であんなに高いのかなぁ。お店の内装費、賃貸料や人件費を食べている感じがします。
記録的な寒波襲来で関東地方も厳しい冷え込みが続いております。マンション建設ラッシュが続く埼京線沿線、人口の増加とともに年々電車の混雑度も増し、特に分厚いコートやダウンなどで着膨れる今の季節は乗り込むだけでも一苦労。しかし、高校時代の中央線通学から数えて満員電車乗車歴30年のなかで身につけた奥義は、とにかく力を抜いて人の形をした物体と化し、混雑と揺れに身を委ねること。時々、ラッシュアワー藤四郎の学生やストレスにまみれたリーマンが無理に藻掻いて抗おうとしてますが、これは周囲にも迷惑なだけ。海底で揺れる海藻のように脱力して前後左右にゆらゆらと・・。今では気持ちよく眠れるようにもなりました。
サッカーのクラブ世界一決定戦「FIFAクラブワールドチャンピオンシップ・トヨタカップ・ジャパン2005」の全日程が終了。優勝は見事、南米チャンピオンのサンパウロFC! 残念ながら私が応援していた元祖レッズ、欧州チャンピオンのリバプールFCは、サッカーでよくあるパターン、攻めに攻めまくっていたのに結果は嫌ーな予感が大当たりの0-1・・。決勝戦前には3位決定戦が行われましたが、こちらは残りわずか5分で北中米カリブ海代表のサプリサがアジア代表のアルイティハドに逆転勝ち。こちらも完全に勝ちムードだったのに最後に気持ちが緩んでの逆転負けという、これまたサッカーでありがちなよくあるパターン。いやーサッカーって本当に怖いですね。サンパウロの勝ち切ることに徹底した絶妙な試合運び、それを見たゲストの宮本選手、W杯本戦での闘い方のひとつの方向性がはっきりと見えたのではないでしょうか。
フィギュアスケートのGPファイナル、15歳の浅田真央選手が、今季無敗だった女王スルツカヤ選手をおさえ優勝! いとも簡単に(そう見えてしまうのがまたすごい)トリプルアクセルを決めるなど、まさに天才少女と言われるだけはある、はや風格さえ感じるその高次元の滑り。ど素人の私でも「ほかの日本人選手とはちょっとレベルが違うなぁ・・」とつくづく感じました(個人的にはミキティに頑張って欲しかったのですが、今回はちょっと転び過ぎで残念・・)。となると、トリノ五輪でぜひ、浅田選手を見てみたいと思うのが人情ですが、年齢制限で五輪出場が難しいとのこと。ルールはルールなのでこれは致し方ないことなのですが、エキシビジョンでも良いから出場駄目ですかねー。でもそうなると金メダリストの演技が霞むかも・・。それぐらい素晴らしい優勝でした。あっぱれ!
近鉄バッファローズ、オリックス・ブルーウェーブ、同バッファローズで監督として指揮をとった仰木彬氏が肺癌で急逝。仰木さんと言えば、メジャーで活躍する野茂、イチロー、田口らの才能を見出すなど選手の育成に秀で、またオリックスを日本一にも導いた名監督。70歳近くになっても変わらず引き締まった肉体を維持し、お酒も豪快に飲みながら豪放磊落に野球を語るその姿は、男から見ても本当に「格好いい親父だなぁ」と思っていました。床に伏せるぎりぎりまで現場で仕事をやり遂げ、立ち止まることなく走り続けながら前のめりに逝ってしまったその生き様は、まさに男の本懐。合掌・・。
世界クラブ選手権・準決勝、生で観てまいりました! 元祖レッズ、欧州王者リバプールと北中米・カリブ海王者のサプリサの対決。いやーイングランド代表MFジェラードのスーパーボレーシュート、実に痺れましたね。スタジアムの雰囲気は、一部の英国人らしきサポーターが異常な盛り上がりを見せていましたが、いたって物静か。初心な日本人はじっーと世界、いや地球最高レベルのプレーを見つめているという感じでしょうか。試合結果はリバプールが3-0の完勝。私も俄かサポーター気取りで、チームジャンパーを着込み、全身赤尽くめの出で立ちで乗り込みましたが、帰りの品川駅でほろ酔い加減の上機嫌な本場サポーターたちにやたらと握手を求められ、やや照れ臭く・・。来年はドイツで「おい、日本もなかなかやるじゃねーか!」と握手を求められたいものです。
担当させていただいている会社が毎年恒例で実施しているクリスマスチャリティ。社員の各家庭で不要になった衣類やおもちゃを集めて、NGO団体を通じて西アフリカの難民キャンプに送るというこの活動も、今年で13年目を迎えました。私も記録用の写真撮影で毎回お邪魔しているのですが、社長、役員の方々をはじめ多くの社員の皆さんが自由意志で参加。ホールに山積された膨大な衣服やおもちゃがわずか1時間足らずで綺麗に整理され、200箱近いダンボールに分類・梱包される様は実に圧巻です。その時いつも感じるのは、皆さんとても和気藹々に楽しそうに作業をされていること。ボランティアといって力むことなく身近に出来ることから取り組んでいく、このスタンスが長く続く秘訣と知りました。
写真業界関係や出版関係の方々との忘年会がありました。自動車業界で言えばトヨタ、日産、ホンダ、マツダ等のライバル会社同士の社員が一同に介するという感じなのでしょうが、写真業界の方々は皆さんお互いに仲が良く「共に頑張って写真を盛り上げていこう!」という意気込みがひしひしと伝わりました。カメラは子供の頃から好きで、中学時代には写真部に所属し何度かコンテストにも入賞。全校集会で表彰も受けたこともありました(昔話のプチ自慢)。自宅に暗室を作り、かなり真剣に写真家を志したこともありましたが、いつしか興味は写真から音楽へ。その後、しばらくは旅行や仕事などでちょこちょこと撮影する程度でしたが、15年ほど前、友人とよく通っていた写真好きのラーメン屋さんのご主人に誘われ、モデル撮影会に参加した途端にまた興味が沸々と・・。同じシチュエーションでスナップしてもまったく撮るものが異なる十人十写、写真って本当に面白いです。
カズの所属するオセアニア王者シドニーFCと北中米カリブ海覇者のサプリサとの対決。結果は残念ながら0-1でシドニーが惜敗したものの、いやー実にエキサイティングで面白い試合でした。これに合わせて日テレではカズの特集番組を放送していましたが、そのプロ根性たるや、本当に頭が下がります。サッカーの場合には野球等に比べて特にフィジカル面がキツイので、30歳半ばにもなればほとんどの選手が引退するわけですが、カズの場合、徹底した自己管理と厳しいトレーニングで肉体の衰えをカバー。人間そこまでストイックになれるのかと呆れるくらい、本当にサッカーが好きなんですね。昔、ラモスの引退試合を見に行きましたが、いつかは必ずプロサッカー選手としては引退せざるを得ない瞬間がきます(カズの場合、45歳になってもJFLのどこかのチームでプレーしてそうですが・・)。そうなった時の気持ちの整理の仕方をぜひ長嶋さんとの対談かなんかで聞いてみたいものです。