素那風川柳 壱遍写一句

日常の何気ない情景などをスナップで切り取り、その写真を題材に川柳をしたためてみました・・。

「宜候」と赤い帆、アジアの旅に出る

2007年03月07日 | Weblog
3/3の横浜FCとの開幕ゲームに続き、アジアチャンピオンズリーグの初戦、ペルシク・ケディリ(インドネシア)戦を観に行ってまいりました。横浜FC戦は、ドラゴン久保の超弩級35メートルシュートで度肝を抜かれ(一瞬スタジアム全体がシーンと静まりかえり‥)、引き分けムード濃厚な終了間際に永井の決勝ゴールで大興奮!と、行った甲斐のあるなかなか楽しめるゲームでした。そして今日、いよいよレッズがアジア、そして世界への旅立ちとなるACL初戦。が、結果は3-0と勝ったには勝ったものの「このままじゃアジアでは勝てん‥」というのが正直な感想。キャンプ、開幕戦の疲れもあってか全体的に運動量が少なく、またことごとく決定機を外しまくり、消化不良もいいところのゲーム内容でして。ただ、小野君のコンディションが徐々に上がってきた感じで(相手のプレッシャーの少なさもあったのかもしれませんが)、技ありゴールも含めいよいよ完全復活も近いか!と大いに期待を抱かせました。上位陣実力拮抗のJリーグにあって連覇、そして厳しいアウェーの試合を乗り越えなければならないアジアチャンピオンの道は極めて厳しいのが現実。今はまだ課題ばかり眼につきますが、何とか結果だけは出ているということでレッズ号の船出はとりあえず赤い帆を上げ「宜候」といったところでありましょうか。

韓国の鍋が揺さぶるマイソウル

2007年03月01日 | Weblog
友人と大勢連れだって新大久保の「ソウルハウス」という韓国料理店に行ってきました。店に入るとまさに韓国ドラマに出てくるオモニ!という感じのママさんが出迎えてくれまして。手始めにビールに合うメニューということで、ニラチジミ、海鮮チジミ、サムギョプサル(豚の三枚肉を焼いてサンチュにみそダレ、青唐辛子、ネギの和え物等を包んで食べる)、チャプチェ(春雨と野菜の炒め)などを注文。ビールから飲み物をチャミスル、マッコリと変えつつ、浅漬けの生キムチなるものをつまみながら本場さながらの味を堪能。遅れてきたメンバーも合流したところでハイライトとなる肉とタコの鍋を注文。韓国には4回ほど行ったことがあるのですが、この鍋は初めて。聞くと肉の旨味と海鮮の旨味をミックスしたらもっと美味しいのではと編み出したこのお店のオリジナルとのこと。牛スープの味にタコや蟹の出汁が合わさって何とも深い味わい、大「マシッソヨ!」でありました(個人的にはこれにカレールーを入れたら究極の韓国風カレーとして絶対に売れる!と確信したのですが)。締めはご飯にスープの旨味をすべて吸い込ませたねっとり雑炊。デザートにリンゴとシナモン水をいただくともう動けません‥。高校が新大久保にあったので昔良く遊んだ街も、久しぶりに深く足を踏み入れるとそこは明洞かと見間違うばかりのソウルタウンと化していたのでありました。

猫の日に寝込み襲われ猫パンチ

2007年02月22日 | Weblog
2月22日は猫の日。「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」という猫の鳴き声の語呂合わせということで、猫の日制定委員会が1987年に制定したらしく。さて、最近の我が家の猫の様子といえば、ほぼ6時きっかりに朝食を強請りに枕元でニャーニャーと。前日やや飲み過ぎた日にはやはり起きるのはしんどく、無視していると次はお決まりの猫パンチ、まずは軽く右ジャブを連打。それでもまだ無視していると「ガルルフンギャー!!」と唸り声を上げながらのハードな右フックの嵐。これにはさすがに堪らずTKO、ボーとした頭を引きずりながらご飯を用意しに起きざるを得ず‥。寒い朝には結構辛いのですが、ついでに小用を済まし、ベッドに戻ってうとうとし始めると、また枕元に戻ってきてトントンと叩く肉球‥。布団の裾をちょいとめくれば頭からするりと潜り込みUターン、腕を枕にゴロゴロを唸りながら食後の朝寝。猫ながら図体が大きく結構重くて腕が痺れますが、これが目覚めの前の何とも癒される時間なのであります。

iPod、開腹手術で生き還る

2007年02月12日 | Weblog
今使っているiPodは2004年7月発売の第4世代(with Click Wheel)の20Gの機種。毎日の通勤には欠かせないアイテムということで大事に使って来てはいましたが、買ってから2年半以上経過するとやはりバッテリーの劣化は避けられず‥。そこで、オークションでサードパーティの交換用バッテリーを格安で入手、自分で交換することにしました。バッテリーの交換作業自体は、ケースを開けるのにやや手間取ったものの、メーカーサイトの動画マニュアル等も参考にしながら無事終了、機能的には新品同様に蘇りました。しかし、買った当初は「20Gもあれば当分困ることはないだろう」と思いきや、すでにMac本体に取り込んだデータは5000曲近く25Gを超え、iPodには全部入りきらず。毎回、アップデートの際、曲の取捨選択に大いに悩むところではあります。しかし、キャンディーズからモーツァルトまで3000曲以上の音楽を気軽にいつも持ち運べる有り難さ。昔、時間をかけてコツコツとエアチェックやダビングし、編集したカセットテープをティッシュペーパーの空き箱に詰めて保管していた頃を考えると、改めて便利な時代になったなぁと思いますね。でもその分、音楽が大切にされていないなぁとも‥。

節分に、節度、分別無く喰らう

2007年02月03日 | Weblog
節分の日、気の置けない男友達と築地へ食い倒れツアーに出掛けました。まずは美味しいモツ煮込みで有名な「きつねや」さんで、肉豆腐なんぞをつつきながらビールを一杯ひっかけていると、看板を手で掲げながら「貝類を無料で試食やってます!」という呼び込みのお兄さんが。なんだなんだとその後をついて行ってみると、場内で広島県と岩手県の漁協が大々的な牡蠣の試食キャンペーンをやっているじゃありませんか! 今年は例のノロウィルスの風評被害で牡蠣の卸値が暴落して非常に大変だったとニュースで報じていましたが、牡蠣の安全性と美味しさをアピールすべくこのイベントをやっているとのこと。焼き牡蠣や牡蠣汁の無料配布コーナーには長蛇の列が出来ており、押すな押すなの大盛況。我々も汁と焼き牡蠣をゲットし、売店で買った日本酒とともに舌鼓。広島と岩手の牡蠣を食べ比べたのですが、それぞれ風味が異なり思いがけずのミニ牡蠣祭りに。その後、教えてもらわなければ絶対に見つからない隠れ家的店で寿司の昼食、お腹もすっかり満ちたところでブラブラ散歩しながら勝ち鬨橋を渡り「橋の博物館」で休憩。今度は節分の豆まきでも見物しようと門前仲町の深川不動尊へ。90歳過ぎの看板娘のいる茶屋で甘酒をすすり、境内へと向かうともう結構な人だかり。ゲストは新沼謙治さんと扇千景さんだったのですが、豆まき開始の時間まであと30分もあるというので、待ちきれず近くの銭湯へ行くことにいました。そこで気持ちよくひとっ風呂浴びて、また築地へ戻り、また一杯‥。よくテレビで放送している親父旅番組をそのまま再現したように、果てしなく飲み食いが続いたのでありました。

あるあると、二度あることは三度ある

2007年01月23日 | Weblog
K西テレビ制作のテレビ番組「H掘!あるある大事典2」で、データやコメントがねつ造されていた問題で、同テレビは千草S一郎社長の減俸などの処分と番組打ち切りを発表。制作を請け負っていた会社は前にも捏造がらみの事件を起こしているとの報道も。過去に同番組で取り上げていたバナナの効用をすっかり信じ込み、常々早朝野球等で試合前10分前にバナナ1本を実践(これは効果がありような気が)してきた私しても今回の事件は、志村Kんさん以上に遺憾であります。
最近このブログすらサボりがちな私故、毎週毎週視聴者が「へーそうなの!」っていう健康ネタ番組を作り上げるのは実際のところかなり行き詰まっていて現場では相当な無理が出始めていたことは容易に想定出来まして。企画会議、取材、編集、企画会議、連日徹夜が続きもう身体も心もボロボロの制作会社スタッフ‥。「何か面白れー企画でねぇーのかこの馬鹿野郎!もうてめーの会社に一切仕事ださねーぞゴルァー!」とプロデューサーに恫喝され、「そう言えば俺、毎日金がないもんで徹夜明け、吉野屋で納豆定食ばかり喰ってたら痩せたんですが、納豆って実はダイエットに効くんじゃないすかね‥(とその場逃れの苦しい出任せを言う下請け制作会社ディレクター)」「よぉーし!次回はそれで決まり。俺ってやっぱ天才!ホテルに女待たせてるから、後はヨロシク!(と去るプロデューサー)」っていう図式が目に浮かびました(あくまで下衆の勘ぐりで事実とは異なりますので悪しからず)。

不快の念? 徴収義務化こそ不快

2007年01月12日 | Weblog
NHK紅白歌合戦で過激“全裸”パフォーマンスを行ったDJ OZMAが、視聴者に多大なる不快の念を与えたということで事実上の“出演禁止”を喰らってました。大晦日、私はCATVでやっていた「スクールウォーズ」再放送に嵌ってしまっていたため、紅白自体はまったく見なかったので、翌日のネットで抗議が殺到したことを知りましたが、所詮洒落だし別にここまで引っ張る話題なんですかねー。それよりも気になるのが「今年3月頃に受信料支払い義務化や、保有チャンネル数削減を柱とするNHK改革の素案を大筋で了承」というニュース。義務化にあたっては2割程度料金を安くするということで、真面目に支払っている人達にとっては不公平感も是正され良いことのように思いますが、受信料不払い増加の一因が度重なる職員の不正経理や政治圧力による番組改ざんへの不信という国民の抗議の現れでもあるのに、肝心のNHK本体の体質改善はうやむやになりそうな気が。仕事上、テレビ局の取材対応をすることも多いのですが、民放の制作スタッフがキビキビと実に効率よく収録を済ますのに対し、NHKのスタッフは映像に凝るのは良いとしてもグズグズやたらと時間を掛け(挙げ句の果てには多大な協力をしたのに、放送を見たら何の企業PRにもなってないケースが多く(T_T))、現場でも効率やコスト意識の低さばかりが目立つのですが(以前、照明用の高そうなハロゲンランプをディレクター自身の不注意で割った時もケロッとしてスタッフに「また新しいの買っといて」ってそれって俺らの受信料じゃねーか!って叫びそうになりました)。

年明けの慶事気分は宝船

2007年01月04日 | Weblog
遅ればせながら明けましておめでとうございます。
さて、年末のバタバタから年が明け、やはり今年もあっと言う間に正月休みも終わり、今日から仕事(会社は今日まで休みなのですが対応せなばならぬ案件がありまして)。元日に行われたサッカー天皇杯、浦和レッズが宿敵ガンバ大阪を退け、Jリーグ創設以来初の2連覇達成と、まずは気分よく新年を迎えることができました。今年の抱負はと問われますと、まずは何よりも1年間病気や怪我などはせず健康で過ごすこととなりますが、正月はほとんど猫を腹に乗せながら(というか暖房付肉布団を猫が離さないだけなのですが)終日ダラダラとテレビを観ながら喰っちゃ寝、喰っちゃ寝という感じで身体は鈍り気味‥。何をテレビで観ていたのかというと、「スクールウォーズ」の一挙完全再放送。何気に見始めたとたん、大映テレビ特有の臭さを通り越し完全発酵で旨味を増した鮒寿司の如くの魔力に完全に引きこまれ、ウルウルしながら結局26話すべて観てしまいました。しかし、これでもかと登場人物を次々に襲う不幸。脳腫瘍のイソップ(高野浩和)、交通事故に遭った山崎加代(岩崎良美)、ヤクザに刺された大三郎(梅宮辰夫)が劇中で亡くなるのですが、いつも入院するのが川浜市立総合病院(もし実在の病院があったとすればドラマ中のフィクションでまったく関係はございません)。特に加代と大三郎は人工呼吸器や点滴なども施されることなく意識もしっかりとありながらあっけなくご臨終。完全にこれは医療過誤事件ではないのかと‥。と真面目にドラマに憤ってしまった正月呆けも甚だしい新年なのでありました。

盛り上がり、盛り下がったら、盛り上がる

2006年12月27日 | Weblog
年末、仕事も私生活もなんかいつに無くドタバタしてしまい、すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。先日、夜中の番組でこの時期恒例のサッカー版「朝まで生テレビ」をやってまして、頑張って深夜2時頃まで観ていたのですが、翌日いや当日も仕事ということでギブアップ。後日、改めて録画したものを始めから見直しました。まずは何と言ってもドイツW杯惨敗の総括から。日本サッカー界を代表する早々たる顔ぶれが一同に揃うなか、相変わらずハバネロ並の激辛でセルジオ越後氏が協会、ジーコ前監督をぶった切りまくり。この場に協会関係者や、実際に現場で戦った選手が居ないのは残念でしたが、ところどころに「後付で適当なことまた言っちゃって」と茶々も入れながら結構楽しめました(やはり松木さんは絶対にこういう企画では欠かせないキャラ)。さて、自分自身もしがないいちサッカーファンとして、W杯本番直前のドイツ戦で期待感が盛り上がり、現地に乗り込んでのオーストラリア戦で一挙に奈落の底に、そして地元・浦和レッズのリーグ戦初制覇で大盛り上がりと、実にジェットコースターのような1年でありました。今年度のサッカーシーズンの締めくくりは天皇杯。PK戦で辛勝の準々決勝に続き、29日の準決勝も国立に乗り込んで観戦する予定ですが、天皇杯2連覇で2007年も元旦早々幸先良いスタートと行きましょう!

住所すら、個人情報? 過保護法

2006年12月19日 | Weblog
そろそろ年賀状の準備にかかる時節となってまいりました。毎年「よっこらしょ」という感じに思いつつ、実は結構出すのを楽しみにしております(今回はもちろん我が家は浦和レッズ優勝記念バージョン!)。が、報道によると年々年賀状の総数は減ってきており、今年は前年比7%もの現象とのこと。その背景にはメールで代替することが増えてきたということがあるようですが、もう一つが2005年に施行された個人情報保護法などの影響を受けて社員名簿やクラス名簿を作成しない企業、小中高校が増えたことにもよるらしく‥。個人情報保護法、この件についてはその過剰反応ぶりや不祥事を起こした官僚、公務員のご都合主義的解釈に私は常日頃疑問をもっておりまして。まずはたかが住所、電話番号程度が一体個人情報なのか!ということ(それがバレたらまずいってあんたらスパイか?)。 住基ネットからの離脱を求めた裁判関連で一人当たりのデータを削除する経費が3500万円かかるというニュースもありましたが、住基で開示される程度の情報で「自分の情報の開示を自分で決める権利(自己情報コントロール権)も憲法13条で保障されたプライバシー権に含まれる」なんぞとガタガタ言うほうが暇過ぎると私は思っております(その無駄なエネルギーをもっと別な世の中の矛盾に対する弾劾に注ぎ込んだ方がマシ)。本当に守られなければならないプライバシー、それはもっとスピリチュアルな内なる精神世界に拠るものというような気がしますが、いかがなもんでしょう。