リゲイン狩猟日誌-頑張れマスターズ!

ハンター”リゲイン”の狩猟記録と日々思うこと。

山に賭ける人生なの?

2023年10月09日 08時08分57秒 | 狩猟生活

まもなく猟期が始まります。

 

丹沢界隈の地形を頭に入れるための丹沢通いもあと主脈に連なる丹沢山、主峰蛭ヶ岳を残すだけです。

 

先日、塔ノ岳からの下山途中で登った行者岳、短いながら鎖場がありました、甲斐駒ヶ岳(2937m)や鋸岳にはかなりの長さの鎖場があります。この日は素手で登りましたが万が一の滑落を考えるとヘルメット、ハーネス、スリング、カラビナ、ビレイデバイスなどは携行すべきと考えた次第。

 


一見たいした岩場には見えませんが下りは足を滑らすと一気に5m以上滑落するので危険です

 

行者岳鎖場は傾斜もさほどキツくないのですが単独行の場合は誰も助けてくれないので支点確保はやった方が良いと感じています。ハーネスとスリング、カラビナだけで簡単なセルフビレイを作ることができます。

 


狭い壁面の鎖場も危険の度合いに応じてビレイは必要かと思います

 

また高標高地に限らず杉林の急傾斜を猟場まで下るまでには安全確保をしないと、足を滑らせて思わぬ怪我をすることもあります、しかも登山道から大きく離れた獣道をトラッキングするのですからここは懸垂下降の技術をマスターして安全にゆっくりと降りる必要があります。

 

 

立木にスリングを巻きつけカラビナをセット、自身のハーネスのビレイをセットしてから、エイト環にザイルを通すやり方、ザイルを二重にしてエンドをエイトノットで結合してビレイデバイスに通す方法などがあります。

 

 

ハーネスのカラビナに黒い輪っかをかけクリート部分にザイルを通してカラビナに引っ掛け安全環を締めます。

 

この技術をマスターすれば垂直の懸垂下降もできるのです、ただしザイルが足りない、または不測の事態で登り返しをしなくてはならない場合、宙吊りから登る技術も必要となってきます。

 


最近、毎晩観ている登山インストラクターさんの技術指導講座です

 

これにはユマールを使うかクレイムハーストなどのフリクションヒッチを使う方法があり、動画を見てもピンと来なかったのですが最近は何をやっているかわかるように

動画のインストラクターさんが出演しているCM、やばすぎでしょ(笑)

 

ただし懸垂下降は我流でやると死亡事故につながるので猟期が終わる来春から山岳協会に入ってキチンとトレーニングに参加してからベテランに指導を受けながら少しづつやろうと思っています。

 

外洋レースなどでも荒れている外海では落水イコールほぼ死亡なのでテザーをジャックステイに固定して身体を確保します、山は周りが動いていない分水と違い落ちると衝撃はモロに身体にダメージを与えるので危険の度合いは海以上です。



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