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からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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運転室拝見(2)

2009年05月25日 21時19分15秒 | ライブスチーム

シンプルイズベスト

留守番でハイボールを飲みつつ書いています。ハイボールとは鉄道の世界ではオールイズOK、つまり青信号であります。その昔信号として 丸い球を上げたとのことです。

ところで運転室シリーズ二回目は、酔眼朦朧として書くには最適の単純な運転室です。既に我が機関区から去って某千葉方面機関区で働いている機関車にRUBYというものがあります

Ruby 実にシンプルな機関車でブタンガスを燃料に20分は動いてくれます。この機関車は5-10分あれば運転を楽しめるのが最大の利点でした。運転室はこのように単純です。そして1.5mという急カーブも難無くこなしてしまいます。

Ruby_cab 調整するレバーは二つです。中央が加減弁で出力というか速度制御に使います。右側のレバーが逆転弁です。これで前進と後進を決めます。 そして左側のレバーは左側の黒いガスタンクからのブタンガスの火力制御の用です。つまり、水を入れ火を付け、圧力が上がって安全弁が噴いてきたら加減弁を開くと動き出します。

動かし方によってはバーナーが消えたり、空釜を焚きそうになったりと難しいのですが、動き始めたらよく走り回ります。シンプルイズベストの見本のような機関車です。

こんな単純な機関車では物足りないという声も聞こえそうですのでとっておきの単純な運転室を持つお気に入り機関車を紹介します。

Jumbo 英国のJUMBOです。見かけによらず強力なのでこの名前が付いたと英国通が語っていました。 時期的にはシャーロックホームズ時代の機関車です。 スリップリターンクランクという簡略型弁装置ですが大変よく動きます。私にとっては初めての英国型機関車で歯切れのいいブラスト音で走るので意外な宝物です。そしてこの機関車のおかげで英国型のなんたるかに目覚めてしまいました。

この機関車の運転席は意外に単純で次の通りです。

Jumbo_cab_2操作するのは二つのレバーのみです。向かって右の丸いレバーは、通風弁です。この機関車はアルコール炊きなので停止している時には煙突から燃焼ガスを排出し燃焼を助けるために作動させます。

左のレバーは加減弁です。この操作で出力を制御します。火室はダミーです。押した方向に走り出すので逆転弁はありません。 この型式の機関車は模型の世界では大変多いと思われます。 このボイラー型式は、ライブスチームのために開発したというC型で効率のいいボイラーです。ライブスチームのボイラー色々はHPに書いております。興味ある方はご覧下さい。

この機関車を最初に見た時は不細工な姿だなと感じたのですが、走行性能の良さですっかり気に入っております。

人間アルコールエンジンとなった今夜は眠いのでこの程度で退散です。(汗)

次の機会は、もう少し複雑な運転室を紹介したいと思います。