コルトワシャイアーズ

この半年間太管テナーはコルトワのベッケモデル(スターリングシルバーベル)を使っていたのですが、最近細管をシャイアーズに戻した事もあり、また太管もシャイアーズを試してみたくなって、しばらく後輩に貸していた太管シャイアーズを返してもらいました。久しぶりに吹いてみたところ響きは最高に良いんですが、どうも吹きこなすのには体力的にきつい！やっぱり普段は細管を吹く事の方が圧倒的に多いので、どうしてもシャイアーズのようなしっかりとした作りの楽器はコントロールも上手くいかないし、とてもきついんですよねぇ。でもシャイアーズの響きは最高に気持ち良いしなぁ・・・と、ふとコルトワのスライドとシャイアーズのベルを組み合わせたらどうだぁ？と考えついて、試してみました。すると、まるで同じメーカーのようにスライドとベルが見事に付くではないですか！実際にこの組み合わせで吹いてみると、とっても良いんですなぁ。コルトワの軽い吹奏感とシャイアーズの反応の良いベルの響きのマッチングが良いです。う～ん、これは絶対純正の組み合わせよりも遥かに吹奏感も響きも良いぞ！(って、こんな事メーカーの人が知ったら怒るだろうなぁ～)特にコルトワのスライドは真鍮製のライトウェイト・スライドで(一般的にライトウェイトの場合はニッケル製が多い)マウスパイプがスターリングシルバー製なので、吹奏感が良いのだと思います。
逆にシャイアーズのスライドとコルトワのベルの組み合わせでは、シャイアーズのスライドの作りが重厚なためベルの方が負けてしまってダメでした。コルトワのスターリングシルバー製のベルは何とも言えない魅力的な響きがして大好きなので、このベルを生かせる方法も考えてみようかな。

しばらくはコルトワ(スライド)+シャイアーズ(ベル)の組み合わせで試してみようと思います。この楽器フランスとアメリカのハーフですね。