数年前までは楽器、機材、CDなど、とにかく良いと思ったモノは沢山所有していたい、という感覚でしたが、最近は物欲、所有欲は大分無くなってきました。数年前に所有していた1,000枚を越えるCDを全てiTunesに取り込み、CDは全て処分しましたが、音楽データはハードディスクに保存されているので、CDというモノを処分したことに関しては、特に何かを失ったという感覚は全くありません。いずれ所有の書籍や楽譜などもデータ化してしまえば、収納スペースも必要なくなるので、更に部屋もスッキリ、広くなりますね。データ化できるモノは出来るだけデジタル化して、例えば楽譜などは必要な時にプリントアウトすれば良いのではないかと思います。
デジタル化といえば、音楽制作(レコーディング、ミキシング、マスタリング等の音楽を制作する)環境は、DAW(デジタルオーディオワークステーション)の急速な進歩、普及により、この10数年で一気にデジタル化が進みました。20年くらい前までは、数千万~億単位の設備投資が必要であった音楽制作環境も今では数十万円でそれとほぼ同等の環境を手に入れることが可能です。もちろん究極にこだわった音楽、サウンドを作りたい場合は、高級アナログ機材も必要になりますが、基本的にはフルデジタル環境で問題はありません。
さすがに楽器はデジタル化できないのですが(演奏した音、映像はデジタル化できますが)、一時はトロンボーンだけで10本所有していたのを今は4本(アルト1本、テナー2本、バス1本)だけに絞りました。10本も所有していても結局メインの楽器以外はほとんど使わないので、メインで使う楽器だけ持っていれば良いですね。万が一、事故に遭遇した、壊れた等の場合は、まぁその時に対策を考えれば大丈夫でしょう。
今後は持たない生活スタイルに移行していきそうです。
