goo blog サービス終了のお知らせ 
見出し画像

Sliding Cafeマスターのブログ

アドリブ執筆中

今日はとあるジャズスタンダード曲のアドリブを考え、譜面に書いています。アドリブ本来の意味合いからすれば、事前に考えて譜面に書くものではなく、即興演奏で行うべきなのですが、諸事情により譜面に起こしています。アドリブの達人から「そんなの邪道だ!」と怒られそうですが、僕はアドリブを事前に考えて譜面に起こすことについては全く否定しません。いや、むしろ推奨します。フレーズ(ボキャブラリー)の蓄積が無いのにその場その場での即興演奏ばかりでは、ただの音の羅列になりがちで、音楽の流れを意識したフレーズを瞬時に紡ぎ出すことは出来ません。よほどの天才でない限り、瞬時に素晴らしいフレーズを生み出すことは不可能です。

ジャズトロンボーンの神様J.J.ジョンソンでさえ、アドリブは事前に考えられていたのではないかという話もあります。J.Jのアルバムの中では、同曲の別テイク録音(いやゆるボツ)がボーナストラックとして収録されているCDが時々ありますが、どのテイクを聴いてもだいたい同じようなフレーズを吹いています。J.Jのアドリブがただの音の羅列ではなく、メロディックで音楽的なフレーズなのは、やはり事前にしっかり考え練り上げたフレーズだからなのではないでしょうか。

ただ、事前に考えたアドリブフレーズを間違えないように、外れないように演奏していては、他の演奏者とのコミュニケーション、インタープレイ(音と音との会話)が全く断絶されてしまうので、事前に仕込んだフレーズを基本にしつつも共演者とのコミュニケーションも大切にして臨機応変にフレーズを変化させていくと良いと思います。

人気ブログランキングへ

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アレンジ、楽曲制作」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事