最近出版されたばかりのベン・ヴァン・ダイク氏のエチュードです。1ヶ月以上前にパイパーズに注文していて、ようやく届きました。ダイク氏はオランダのロッテルダム・フィルのバストロンボーン奏者で、ソロCDも2枚出していて日本での知名度も高いですね(3枚目のソロCDも近々リリースされるそう)。バストロだけに特化されたエチュードではなく、全てのトロンボーン奏者向けに書かれています。主にウォーミングアップ的な内容が多く、それぞれのエクササイズについて、何の為のエクササイズで、どういう点について注意して練習するべきかという説明がとても細かく丁寧に書かれています(付属のCD-Rには日本語訳テキストが収録されてます)。その説明分はダイク氏がマスタークリニックで実際に話されるような内容のようです。文章と楽譜のバランスが良く、とても理解しやすいエチュードです。独学で勉強されているような奏者にはとても良い参考になるのではないかと思います。
それにしてもダイク氏は本当に大男です。身長2メートル近くあるんじゃないだろうか？
