またまた今更ですが、6/25~7/2の新婚旅行について書きたいと思います。
地球の裏側まで行った、貴重な経験だからぜひ書き残さないとね
行った場所は、エクアドルの首都キトとガラパゴス諸島です
キトは南米大陸の赤道直下にありますが、標高が高いので(富士山級)日本の夏より涼しかったです。
一日の中の温度差が大きくて、一日に四季がある感じです。
キトの旧市街には、スペインの文化と現地のインカ文明が融合した美しい建物がたくさんあります。(世界遺産)
赤道の国っていうと、ジャングルみたいな所を想像してしまいがちですが、全然違ってました
旧市街の中心にある広場。色鮮やかな花や木、芸術的な建物、そして空がきれい
キトを高い場所から見下ろした景色。かなり都会です
左の方に写っている人は、現地ガイドさんの娘さん(高3)。
写真ではよく見えなくて残念ですが、めっちゃくちゃ美人でしたラテン系美女
しかもアメリカの有名大学に入学予定の才女。自慢したくてわざわざ仕事の合間に連れ回してるんでしょうね~
美しい教会。絵葉書ではありません自分で撮ったのよ。
キト旧市街にはたくさん教会がある。撮影禁止だったがもっときらびやかな所もあった。
赤道記念公園。キトの市街から少し離れたところにあるのですが、市街とはだいぶ景観が違っていてびっくり
僅かな草しか生えていない荒地みたいなところにありました。
赤道には、ちゃんと黄色いラインが引かれていて、またいで通ることができます。
ガイドさんに、「新婚旅行で来たらキスしなきゃダメ」と押され、二人で赤道をはさんで立って
チュー写真を撮りました
ガラパゴス諸島の方は、島固有の貴重な動物たちに会えてとても面白かったです。
ガラパゴスって、政府とかの許可を受けた特別な立場の人じゃないと行けないのかと思っていたけど、
一般向けの観光地もあるんですよ。身元がちゃんとしていて、100ドルの入島税を払えれば入れます。
私たちは島のホテルに宿泊したので、キトからガラパゴスの空港に移動し、さらに宿泊先の
サンタクルス島まで船で移動しました。
ペリカンがたくさんいる港。
島は意外と広く、着いた港から一時間程ドライブして街に移動しました。
途中、洞窟見学ができたり、ゾウガメ繁殖センターに寄ったりと、いきなり盛り沢山
さっそく、200kg以上ある巨大なゾウガメに会いました人間に対する警戒心がないので、至近距離で撮影できます。
ボリボリと草を噛む音が聞こえる大迫力です。
有名なチャールズ・ダーウィン研究所には、子ガメちゃんたちもいました。よちよち歩きが可愛かった~
下の写真は、ちょっと大きくなってきた子達かな。前足と首の伸び伸び具合がなんともいえずお気に入りの写真。
ピンタ島最後のゾウガメ、ロンサム・ジョージ君はチャールズ・ダーウィン研究所で飼育されていたのですが、
残念なことに、私たちが到着する数日前に亡くなってしまいました。
繁殖に期待がかかっていたのですが、成功することなく絶滅という形になってしまい、悲しいですね・・・
ダーウィン研究所の近くにあったサボテンの木。(島の至るところにある)
見てのとおり、背丈の数倍の高さです
ホテルのレストランは、一部テラス席になっていて、とても素敵でした。
昼食をとっていると、黒いフィンチが近くのテーブルに飛んできました。
(フィンチは、ガラパゴスにたくさんいる小鳥で、スズメぐらいの大きさ。島ごとに少しずつ体の形や習性が
違っていて、ダーウィンが進化論を思いつくヒントになったそうです)
こいつがまた全然人を怖がる気配がありません。パンくずを「うっかり」テーブルの端に落としたところ、
私たちのいるテーブルまで来て、パンくずをついばみ始めました。
喜んで写真など撮っていると、なんとそいつは大胆にもパンかごの上に乗ってきました。
そして、クチバシをパンの中にブスッと突っ込んだのですなんて豪快・・・
さすがにこれはいけないと思って、すぐ追い払いましたけどね。レストランの人にも叱られちゃったし。
(スペイン語らしく、何を言われたのかわからなかったけど、多分叱られたっぽいです)
もちろん、ガラパゴスの野生動物にエサをやるのはいけません
翌日は、朝早くからクルーズ船に乗って上陸観察&シュノーケリングの予定でしたが・・・
旦那が体調を崩し、外出するのが困難な状態になってしまいました
ずっとお腹を壊していて、食事もろくに取れない状態で、とても可哀想でしたが、
貴重なクルーズ航行に行かないのはあまりにもったいないので、仕方なく私一人で行くことに・・・
英語が全くダメな旦那がちゃんとホテルの人に助けを求めたりできるか心配でしたが、
とりあえず辞書を引き引きフロントの人に手紙を書いて、状況を伝えておきました。
(結局私が帰るまで寝ていて、ご飯は食べなかったらしい・・・)
クルーズ航行は移動だけで片道2時間でしたが、空は美しく晴れ渡っていて、海は真っ青に凪ぎ、
時々現れる小島の姿も珍しく、全く飽きませんでした。
ドイツ人の中年夫婦やブラジルのカップルと時折話したりして、ずっと甲板で過ごしました。
それにしてもみんな、いろんな国から来ているのに、親しく英語で話しかけ合ってすぐ
仲良くなる。日本人の集団旅行だったら、絶対こうはならないだろうなと思いました。
日本人はやっぱりシャイ過ぎますね
上陸したのはバルトロメ島。溶岩でできた島で、生き物はサボテンとトカゲぐらいしかいませんが、
不思議な景観がとても美しい。
岩の頂上から見た景色は絶景です。
下の写真、Wikiとほぼ同じ写真ですが、パクリじゃありませんv
ちゃんと私のカメラで撮ったんですよ
絶景を楽しんだ後は、ビーチへ移動。
透き通った水の中には、色とりどりの魚がたくさん自分の体のすぐ下を泳いでいます。
まるで、熱帯魚の水槽の中を泳いでいるようでした。
小魚のものすごい大群が時々サーっと通り過ぎていきます。小さいサメもいました
(ガイドさんが教えてくれた)
この時は残念ながら写真は撮れませんでした。
ビーチに行った時、困ったことがありました。ビーチに行く時間が事前に聞いていたよりも
早かったため(お昼ご飯のあとだと思っていたのに、お昼の前だった)
シュノーケリングセットを借りるタイミングを逃してしまったのです。
1時間以上素潜りで泳いでいたので、めちゃくちゃ疲れました。
岩場で休んでいたら、足に怪我をしてしまって、船に戻った時ドイツ人のおばさんが
赤チンキを塗ってくれた・・・
それと、後で気づいたことですが、慌ててビーチに移動したため、背中に日焼け止めを塗るのを
忘れて水着になってしまったのです
ガラパゴスは比較的涼しいとはいえ、赤道直下。最強の太陽
私の背中は赤く焼けただれてしまいました。今も跡が消えてません・・・
ビーチから船に戻った後、船上でお昼ご飯を食べつつ、滞在している島へ帰りました。
この帰りのクルーズがまた大変だった
来るときは波一つない凪だったのに、どんどん時化始めたのです
船は大きく傾き、波が甲板に降りかかりましたが、私は船酔いが心配で船内に入ることが
できませんでした。(こんな時に限って船酔いの薬を忘れてしまった私のバカ)
何とか船酔いしないよう、2時間もの間、必死に自己暗示をかけながら波の動きに合わせて
体を動かしていました(笑)これもまた自然だと自分を納得させつつ・・・
甲板の上には、波をかぶりつつもおしゃべりに興じたり寝そべったりしているたくましき
旅行者たちがいました
ホテルに帰ると、旦那も少し回復していたので、二人で近くのレストランに行って
夕食をとりました。立ち寄った港はライトアップされていて、アシカが泳いでいました
次の日は、少し余裕のあるスタートでノース・セイモア島へ出発。
旦那も青い空、青い海を見ながらのクルーズを楽しんでいました。
上陸した島は、まさに野鳥の宝庫でしたしかも繁殖期で、私はテンション上がりまくり
憧れのアオアシカツオドリが、いきなり足元にゴロゴロしているからびっくり
青い足をパタパタさせて踊る求愛ダンスを見られました(意外とゆっくりな動きだった
)
卵やヒナを抱いている親鳥もいてラッキー
写真にはうまく撮れなかったけど、ちっちゃくてふわふわしたヒナが可愛かった~
真っ赤な喉を膨らませるグンカンドリも見ました。巨体でビュンビュン空を飛んでいて壮観
休む時は集団で木にとまっていますが、でかいので目立ちまくり
ユーモラスな顔のリクイグアナもいました。木やサボテンの影でのっそりとくつろいでいます
少し遠くでしたが、アシカも見られました。海から離れて、草の茂みで休んでいたりするやつも
いるので、びっくりします
昼食後は、サンタクルス島のビーチに移動。白い浜が美しかったです。
この日はしっかりシュノーケリングセットをレンタルして、準備バッチリ
まずは浜の上を散策して、黒いウミイグアナを探したりしていました。
浅瀬の広い湖があったので見に行ってみると、なんと一羽のフラミンゴが
距離はかなり離れていますが、色が鮮やかなのですぐわかる。美しかった・・・
海辺に戻ったら、さっそくシュノーケリングです。
新婚らしく、旦那と手をつないで海中を眺めながら泳ぎました
たくさんの魚もいたし、ウツボやナマコもいて面白かった
一緒に泳いだのはほんの短い時間だったけど、本当に素敵な思い出です
ホテルに戻った後も、残されたわずかな時間を楽しむべく、素敵なお店のテラスでディナーしました
翌朝は、夜明けとともに近くの港とチャールズダーウィン研究所にお散歩に行きました
港では、ペリカンたちがまだ木の上で寝ていました
チャールズダーウィン研究所には、施錠など一切されておらず、誰でも入れる状態になっていてびっくり
でもラッキーでした
時間がなかったので、ゾウガメちゃんたちを一瞬だけ見て帰り、慌ただしく空港行きのバスに乗りました。
午後、キトにもう一度立ち寄ったのですが、現地の日本語ガイドさんから「近くにハチドリがいる」
との情報を聞き、再びテンションアップ
なんと、予定外なのにガイドさんがハチドリのいる木まで案内してくれることになりました
まさか、街の街路樹にハチドリがいるなんて思わなかったので、教えてもらえて本当にラッキーでした
小さい頃からずっと憧れていた美しいハチドリ。遠くにですが、その姿を見ることができました
さえずりはとてもよく聞こえました。鋭くてよく響く綺麗な声。
街歩きついでに、ガイドさんから教わったお洒落なチョコレート屋さんでお土産をしこたま買い込みました
後はひたすら、飛行機を乗り継いで帰るのみ・・・アトランタで待ち時間が5時間以上もあり、参った
あっという間の8日間。実際に観光できた時間は短かったけれど、文化と自然の世界遺産を満喫できて
心に残る旅になりました。
こんなに遠くまで二人で旅行することは、もうないかもしれません。
だからこの旅の思い出は、夫婦のかけがえのない財産になり、絆になったと思うのです。
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