
~コロナウイルス闘病記~
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症(しんがたコロナウイルスかんせんしょう)は、
世界保健機関 (WHO) による国際正式名称をCOVID-19といい、SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2)
がヒトに感染することによって発症する気道感染症(ウイルス性の広義の感冒の一種)である。
(Wikipediaより引用)
よほど世の中から離れて暮らしていない限り、知っていない人はまずいないであろう恐怖のウイルスCOVID-19
2022年7月28日現在ではオミクロン株の変異株BA5により爆発的な感染拡大。医療現場は崩壊寸前。
「まさか。自分は大丈夫だろう」
この考えは実に浅はかである。実際、筆者も感染するまではそんな考えを持っていた。買い物は必要最低限しか行かないし、
趣味の自転車で走るにしても人のいない場所を狙って走行していたから、まさか感染するとは思わなかったのである
本記事は、そんな油断が生んだ闘病生活の日記だ。
~悪夢の始まり~
●7月19日(火)
帰宅後から倦怠感(だるさ)が出始める。仕事では暑苦しい屋外での作業をしているから、夏バテでもしたのだろう
と思い漢方薬を買って様子を見るだけだった。やっと迎えた2連休ということもあり色々と用事があったのだが、
それどころではないほどに身体が重く寝て過ごすことが多かった。
今になってみれば、この時点でコロナウイルス感染を疑うべきだったのだろうと思う。
●7月21日(木)
発症から3日目。用事を済ませて帰宅後、夕方頃から乾いた咳が出始め、さすがにマズいのでは?と思い始める。

会社の上司に相談し、とりあえず会社支給の簡易検査キットで調べるということになり使ってみるも結果は陰性。
明日にでも受診を...と思い病院に電話をかけるも予約が一杯という理由で断られ、その後はどこの医療機関も
「○○○病院なら...」「○○○クリニックなら...」「他の病院を...」と数件たらい回しにされる。この世は終わりなのかと思った。
""コロナだろうが普通の風邪だろうが、本当に必要な人が治療を受けられない。とっくに医療崩壊してるじゃねぇか""
もしかしたら、救急車すら役に立たないのではないだろうか。仮に大けがや急病で呼んでも「受け入れ先の病院が見つからない」という
状況を想像すると恐ろしいものだった。
夜は苦しくて熟睡できず、夜中に目を覚ましては水を飲みを繰り返して明らかに異常を感じ取っていた。
●7月22日(金)
発症から4日目。微熱、頭痛の症状も現れる。今日も電話を繰り返し、ようやく2件の予約を取ることができた。
本当にどこに電話しても断られていた。
普段から通っている病院は月曜に予約を取っておき、この日は別の病院で初診。
わざわざ2件予約を取ったのは、月曜まで待っていられるほど無いほどに体調が悪化していたからだ
それといつもの薬も切れそうだったから、そのついでも兼ねて。
""苦しい。せめて薬だけでも欲しい""
それに、初めての病院では納得いくような治療が受けられるとは限らない。後に2件予約しておいて正解だったと知るとは、
この時思いもしなかった...
検査は唾液を試験管に採取するというもの。鼻に長い綿棒のようなものをぶち込むイメージがあったが違った。
梅干しやレモンの写真を検索し、苦労して唾液を出した。唾液が出ない時にはオススメの方法だ(もっとも検査する機会
が無いに越したことはないが)

そして非常に喉が渇く。唾液を取り終わるまでは水分の摂取も控えるよう言われていたため、検査してすぐ麦茶を飲んだ。
サイクリングで踏ん張った後ぐらい美味かった。
~その検査、本当に必要?~
検査は車から出ずに実施されたのだが、その途中で隣に来たのは明らかに元気そうなお爺。
「熱?ないよ(笑)」
しかもマスクを着けておらず、医者から注意される始末。
""おいおい、マジかよあんた""
失礼かもしれないが、こういった緊急性のない人間まで寄ってたかって検査したがるから本当に必要な人が予約を
取れない状況になっているのではないか...と思ってしまった。不安なのは分かるけど遠慮ってもんをさぁ......(呆れ)
~薬も気休め程度~

結果が出るまでは陽性者同様に過ごさねばならず、外出はもちろん規制で会社も出勤停止。家でもマスクを着用し、食事
は自室で。冬に買ったクッションとミニテーブルで楽な姿勢を取りながら食べる。まさに病院そのものである(^^;;

処方された薬は風邪の症状を緩和する漢方、咳止め薬、解熱鎮痛剤の3種類。ただ、すぐに効くものでもなく夜は相変わらず
寝苦しい。人間、睡眠不足が続くと真っ先にやられるのは精神面。夜中目を覚ました時は心細くてたまらなかった
●7月23日(土)
発症から5日目。朝は気分が良さげと思いきや、やはり体温は変わらず37℃代と微熱が続いていた。
いくら不安でも土日は大抵の病院が休みなので検査結果は月曜まで待つしかない。
安静にしながらお気に入りのアニメを再度観返したり、眠い時には無理せずに寝て体力の温存を優先した。
""こんなに寝ても治らないのは初めてだ""
なんというか、ワクチン接種後の体調不良が延々と続くような感覚だった。
~日頃からの備蓄を~

陽性者または濃厚接触者となった場合、買い物も含めた外出が制限されるわけだが一番困るのは食料と薬品などの生活必需品。
しかし筆者の部屋には食べ物、飲み物、薬品がたっぷり揃ってあるので何も苦労することはなかった。
運動用にプロテイン、スポーツドリンク、塩分タブレットは常備してあるし薬品も切れることがないよう常に在庫を作ってある。
災害時用にも食料を備えてあるから、もし部屋に閉じ込められても1週間は余裕で持つ。このご時世、何があっても困らないよう
備えはたくさん用意しておいた方が安心だ。

もちろん、カブトムシの餌も買いだめしてある。ペットと暮らしている家庭は専用品の備蓄も必要だろう。
●7月24日(日)

熱は少しずつ下がっていたが、咳と倦怠感は残ったまま
寝てばかりでも体力が落ちてしまうため、庭に出て日光浴をしたり、軽く草むしりをしたり、徐々に身体を動かす
ように意識して過ごした。

食欲が落ちている時はサプリメントでビタミンや鉄分、タンパク質を補う形で少しでも栄養バランスを崩さないよう努力する。
ゼリー飲料などの消化が良い物も活用して、多少無理してでも栄養素を胃に流し込む。食欲がないからと
いって全く飲まず食わずだと痩せるし免疫力も落ちてしまう。
筋分解を防ぐため、普段は筋トレや運動前に使っているBCAA(アミノ酸)も活用。少しでも痩せないように...
●7月25日(月)
発症から7日目。1回目の検査を受けた病院からは陰性との連絡を受けたが、倦怠感と咳に加えて食欲不振も全く治らない。
予約しておいた普段から通っている病院へ行くことに。やはり2件予約しておいて正解だった
医師「唾液での検査は偽陰性が出る確率が高いので、念のため鼻腔ぬぐい液での再検査をしましょう。」
...と言われ結局もう一度検査
やっぱり鼻に綿棒突っ込むことになるのかよ(苦笑)
""なんだよ。この前の医者は薬も大して効かない、検査もしっかりしてない。ヤブ医者じゃねぇかちくしょう""

薬も別のものが処方された。咳止め剤のほかに胃腸の運動を促進・改善する薬に整腸剤、いつもの精神安定剤、そして睡眠導入剤も。
やはり、通い慣れた病院は安心できる。おかげ様で久しぶりに寝つきの良い夜だった。
●7月27日(水)
発症から9日目。病院から陽性反応が出たとの連絡。
""怖すぎだろ。あのまま偽陰性を信用して仕事にでも行ってたら今頃職場が潰れていたかもしれないんだぞ。""
いくら急ぎだからって訳のわからない病院まで行くのも良くないんだな、と痛感した。
これで唾液検査は信用ならぬモノだと証明されてしまったのである。
当然、会社や友人にも連絡。友人は驚かせてしまったが、濃厚接触者には該当しないことを伝え理解してもらうためだ。
そりゃ身近な人が感染してました、なんてことになったら衝撃を受けるのも無理はない。
保健所からの連絡で療養期間は8月1日まで、会社からは8月3日まで休むよう指示を受けた。ここまで来ると夏休みのような
ものである。とはいえ、嬉しいものではないが......
こういう時、面倒事にならないよう必要最低限の連絡にとどめたほうがいい。あまり関係のない親戚や近所には伝えない。
余計なところにまで知らせてしまうと差別、噂の拡散は避けられないからだ。

そして、陽性者となってしまった人はMyHER-SYS(マイ ハーシス)という健康状態入力フォームからネットで毎日報告をするか、
電話対応をしなくてはならないらしい。悪く言えば保健所の監視のために報告を強制されるといったところだろうか。入力し忘れると
SMSでメッセージが届き、それでも入力しないと今度は電話で煽られる仕組みだ。
携帯のSMSに届いたURLからアクセスして、

メールアドレスとパスワードの設定。次に名前、生年月日、届いたIDを入力

あとは毎日簡単な報告(2分もかからない)をするだけ。ネットがあれば電話対応よりも楽だ。
●7月30日(土)

しばらくは自宅療養。発症から12日経過したが、ほぼ完治した
普段休みの日は殆ど走りに行っている筆者にとっては引きこもり生活は苦痛。仕方がないので庭のカボチャ畑で作業を
しているとカマキリが。まだ翅が生えていない幼虫だ。庭にはバッタ類、カマキリ、ケムシ、カナヘビなど様々な生き物
が生息している。
●7月31日(日)

もうすぐで自宅療養解除となる。薬も飲み切った、もう少しの辛抱だ
今日はカブトムシの卵を掘り出して別ケースに移す作業。

ほかにも、ローラー台を使ったトレーニングや軽い筋トレ等々。また走りに行くためにも、部屋で出来るリハビリに励んだ。
●8月2日(火)

自宅療養解除。とはいえ、いきなりスーパーや街中などの人が多い場所へ行くのは怖いので人がいない山へドライブ

あと1日休んだら会社にも復帰だ。外出できないのは嫌だが、仕事再開も憂鬱である。欲を言えばずっと休みたい...(›´ω`‹ )
~後遺症~
治ったからといって、完全に元通りになったわけではない。いわゆる後遺症らしきものが残っている。筆者の場合は
・なんとなく身体が重く疲れやすい
・胃腸の調子が回復しない
・前に比べて食欲が落ちた
等の不具合に今も悩まされているところだ。特に胃腸系の症状が辛いので、薬を飲みつつ様子を見て再度診察を受けようと思う
個人差はあるが、元々弱い部分や持病の悪化は症状として残りやすいのかもしれない。
ただ、案外すんなり治るということも分かった。何よりも感染しないのが一番ではあるが、早期発見と薬品による対症治療で重症化しないうちに
療養することが大切。
ウイルスは細菌と違って抗生物質が効かない性質上、どうしても症状を緩和するための薬品で治療をするしかない。特効薬がないため、
どれだけ免疫力を高めつつ体力を落とさないようにできるかが治療期間を左右すると言えるだろう。
~元通りになれるのか~

また前のように走れるか、また仕事できるだろうか。体力がガタ落ちしてしまった今、普段の生活に戻ることに不安を抱いている
ようやく薬もやめられると思ったのに......またしばらくは病院通いとなる。
しかし、いつまでも怠けたり現実から逃げるわけにもいかない。なんとかなるさ、と向き合っていかなくては。
<当ブログを最後までご覧いただき、ありがとうございます。

気まぐれ日記ランキング
↑上記バナーのクリックをお願いします!
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症(しんがたコロナウイルスかんせんしょう)は、
世界保健機関 (WHO) による国際正式名称をCOVID-19といい、SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2)
がヒトに感染することによって発症する気道感染症(ウイルス性の広義の感冒の一種)である。
(Wikipediaより引用)
よほど世の中から離れて暮らしていない限り、知っていない人はまずいないであろう恐怖のウイルスCOVID-19
2022年7月28日現在ではオミクロン株の変異株BA5により爆発的な感染拡大。医療現場は崩壊寸前。
「まさか。自分は大丈夫だろう」
この考えは実に浅はかである。実際、筆者も感染するまではそんな考えを持っていた。買い物は必要最低限しか行かないし、
趣味の自転車で走るにしても人のいない場所を狙って走行していたから、まさか感染するとは思わなかったのである

本記事は、そんな油断が生んだ闘病生活の日記だ。
~悪夢の始まり~
●7月19日(火)
帰宅後から倦怠感(だるさ)が出始める。仕事では暑苦しい屋外での作業をしているから、夏バテでもしたのだろう
と思い漢方薬を買って様子を見るだけだった。やっと迎えた2連休ということもあり色々と用事があったのだが、
それどころではないほどに身体が重く寝て過ごすことが多かった。
今になってみれば、この時点でコロナウイルス感染を疑うべきだったのだろうと思う。
●7月21日(木)
発症から3日目。用事を済ませて帰宅後、夕方頃から乾いた咳が出始め、さすがにマズいのでは?と思い始める。

会社の上司に相談し、とりあえず会社支給の簡易検査キットで調べるということになり使ってみるも結果は陰性。
明日にでも受診を...と思い病院に電話をかけるも予約が一杯という理由で断られ、その後はどこの医療機関も
「○○○病院なら...」「○○○クリニックなら...」「他の病院を...」と数件たらい回しにされる。この世は終わりなのかと思った。
""コロナだろうが普通の風邪だろうが、本当に必要な人が治療を受けられない。とっくに医療崩壊してるじゃねぇか""
もしかしたら、救急車すら役に立たないのではないだろうか。仮に大けがや急病で呼んでも「受け入れ先の病院が見つからない」という
状況を想像すると恐ろしいものだった。
夜は苦しくて熟睡できず、夜中に目を覚ましては水を飲みを繰り返して明らかに異常を感じ取っていた。
●7月22日(金)
発症から4日目。微熱、頭痛の症状も現れる。今日も電話を繰り返し、ようやく2件の予約を取ることができた。
本当にどこに電話しても断られていた。
普段から通っている病院は月曜に予約を取っておき、この日は別の病院で初診。
わざわざ2件予約を取ったのは、月曜まで待っていられるほど無いほどに体調が悪化していたからだ

それといつもの薬も切れそうだったから、そのついでも兼ねて。
""苦しい。せめて薬だけでも欲しい""
それに、初めての病院では納得いくような治療が受けられるとは限らない。後に2件予約しておいて正解だったと知るとは、
この時思いもしなかった...
検査は唾液を試験管に採取するというもの。鼻に長い綿棒のようなものをぶち込むイメージがあったが違った。
梅干しやレモンの写真を検索し、苦労して唾液を出した。唾液が出ない時にはオススメの方法だ(もっとも検査する機会
が無いに越したことはないが)

そして非常に喉が渇く。唾液を取り終わるまでは水分の摂取も控えるよう言われていたため、検査してすぐ麦茶を飲んだ。
サイクリングで踏ん張った後ぐらい美味かった。
~その検査、本当に必要?~
検査は車から出ずに実施されたのだが、その途中で隣に来たのは明らかに元気そうなお爺。
「熱?ないよ(笑)」
しかもマスクを着けておらず、医者から注意される始末。
""おいおい、マジかよあんた""
失礼かもしれないが、こういった緊急性のない人間まで寄ってたかって検査したがるから本当に必要な人が予約を
取れない状況になっているのではないか...と思ってしまった。不安なのは分かるけど遠慮ってもんをさぁ......(呆れ)
~薬も気休め程度~

結果が出るまでは陽性者同様に過ごさねばならず、外出はもちろん規制で会社も出勤停止。家でもマスクを着用し、食事
は自室で。冬に買ったクッションとミニテーブルで楽な姿勢を取りながら食べる。まさに病院そのものである(^^;;

処方された薬は風邪の症状を緩和する漢方、咳止め薬、解熱鎮痛剤の3種類。ただ、すぐに効くものでもなく夜は相変わらず
寝苦しい。人間、睡眠不足が続くと真っ先にやられるのは精神面。夜中目を覚ました時は心細くてたまらなかった

●7月23日(土)
発症から5日目。朝は気分が良さげと思いきや、やはり体温は変わらず37℃代と微熱が続いていた。
いくら不安でも土日は大抵の病院が休みなので検査結果は月曜まで待つしかない。
安静にしながらお気に入りのアニメを再度観返したり、眠い時には無理せずに寝て体力の温存を優先した。
""こんなに寝ても治らないのは初めてだ""
なんというか、ワクチン接種後の体調不良が延々と続くような感覚だった。
~日頃からの備蓄を~

陽性者または濃厚接触者となった場合、買い物も含めた外出が制限されるわけだが一番困るのは食料と薬品などの生活必需品。
しかし筆者の部屋には食べ物、飲み物、薬品がたっぷり揃ってあるので何も苦労することはなかった。
運動用にプロテイン、スポーツドリンク、塩分タブレットは常備してあるし薬品も切れることがないよう常に在庫を作ってある。
災害時用にも食料を備えてあるから、もし部屋に閉じ込められても1週間は余裕で持つ。このご時世、何があっても困らないよう
備えはたくさん用意しておいた方が安心だ。

もちろん、カブトムシの餌も買いだめしてある。ペットと暮らしている家庭は専用品の備蓄も必要だろう。
●7月24日(日)

熱は少しずつ下がっていたが、咳と倦怠感は残ったまま

寝てばかりでも体力が落ちてしまうため、庭に出て日光浴をしたり、軽く草むしりをしたり、徐々に身体を動かす
ように意識して過ごした。

食欲が落ちている時はサプリメントでビタミンや鉄分、タンパク質を補う形で少しでも栄養バランスを崩さないよう努力する。
ゼリー飲料などの消化が良い物も活用して、多少無理してでも栄養素を胃に流し込む。食欲がないからと
いって全く飲まず食わずだと痩せるし免疫力も落ちてしまう。
筋分解を防ぐため、普段は筋トレや運動前に使っているBCAA(アミノ酸)も活用。少しでも痩せないように...
●7月25日(月)
発症から7日目。1回目の検査を受けた病院からは陰性との連絡を受けたが、倦怠感と咳に加えて食欲不振も全く治らない。
予約しておいた普段から通っている病院へ行くことに。やはり2件予約しておいて正解だった

医師「唾液での検査は偽陰性が出る確率が高いので、念のため鼻腔ぬぐい液での再検査をしましょう。」
...と言われ結局もう一度検査

""なんだよ。この前の医者は薬も大して効かない、検査もしっかりしてない。ヤブ医者じゃねぇかちくしょう""

薬も別のものが処方された。咳止め剤のほかに胃腸の運動を促進・改善する薬に整腸剤、いつもの精神安定剤、そして睡眠導入剤も。
やはり、通い慣れた病院は安心できる。おかげ様で久しぶりに寝つきの良い夜だった。
●7月27日(水)
発症から9日目。病院から陽性反応が出たとの連絡。
""怖すぎだろ。あのまま偽陰性を信用して仕事にでも行ってたら今頃職場が潰れていたかもしれないんだぞ。""
いくら急ぎだからって訳のわからない病院まで行くのも良くないんだな、と痛感した。
これで唾液検査は信用ならぬモノだと証明されてしまったのである。
当然、会社や友人にも連絡。友人は驚かせてしまったが、濃厚接触者には該当しないことを伝え理解してもらうためだ。
そりゃ身近な人が感染してました、なんてことになったら衝撃を受けるのも無理はない。
保健所からの連絡で療養期間は8月1日まで、会社からは8月3日まで休むよう指示を受けた。ここまで来ると夏休みのような
ものである。とはいえ、嬉しいものではないが......
こういう時、面倒事にならないよう必要最低限の連絡にとどめたほうがいい。あまり関係のない親戚や近所には伝えない。
余計なところにまで知らせてしまうと差別、噂の拡散は避けられないからだ。

そして、陽性者となってしまった人はMyHER-SYS(マイ ハーシス)という健康状態入力フォームからネットで毎日報告をするか、
電話対応をしなくてはならないらしい。悪く言えば保健所の監視のために報告を強制されるといったところだろうか。入力し忘れると
SMSでメッセージが届き、それでも入力しないと今度は電話で煽られる仕組みだ。
携帯のSMSに届いたURLからアクセスして、

メールアドレスとパスワードの設定。次に名前、生年月日、届いたIDを入力

あとは毎日簡単な報告(2分もかからない)をするだけ。ネットがあれば電話対応よりも楽だ。
●7月30日(土)

しばらくは自宅療養。発症から12日経過したが、ほぼ完治した

普段休みの日は殆ど走りに行っている筆者にとっては引きこもり生活は苦痛。仕方がないので庭のカボチャ畑で作業を
しているとカマキリが。まだ翅が生えていない幼虫だ。庭にはバッタ類、カマキリ、ケムシ、カナヘビなど様々な生き物
が生息している。
●7月31日(日)

もうすぐで自宅療養解除となる。薬も飲み切った、もう少しの辛抱だ

今日はカブトムシの卵を掘り出して別ケースに移す作業。

ほかにも、ローラー台を使ったトレーニングや軽い筋トレ等々。また走りに行くためにも、部屋で出来るリハビリに励んだ。
●8月2日(火)

自宅療養解除。とはいえ、いきなりスーパーや街中などの人が多い場所へ行くのは怖いので人がいない山へドライブ


あと1日休んだら会社にも復帰だ。外出できないのは嫌だが、仕事再開も憂鬱である。欲を言えばずっと休みたい...(›´ω`‹ )
~後遺症~
治ったからといって、完全に元通りになったわけではない。いわゆる後遺症らしきものが残っている。筆者の場合は
・なんとなく身体が重く疲れやすい
・胃腸の調子が回復しない
・前に比べて食欲が落ちた
等の不具合に今も悩まされているところだ。特に胃腸系の症状が辛いので、薬を飲みつつ様子を見て再度診察を受けようと思う

個人差はあるが、元々弱い部分や持病の悪化は症状として残りやすいのかもしれない。
ただ、案外すんなり治るということも分かった。何よりも感染しないのが一番ではあるが、早期発見と薬品による対症治療で重症化しないうちに
療養することが大切。
ウイルスは細菌と違って抗生物質が効かない性質上、どうしても症状を緩和するための薬品で治療をするしかない。特効薬がないため、
どれだけ免疫力を高めつつ体力を落とさないようにできるかが治療期間を左右すると言えるだろう。
~元通りになれるのか~

また前のように走れるか、また仕事できるだろうか。体力がガタ落ちしてしまった今、普段の生活に戻ることに不安を抱いている

ようやく薬もやめられると思ったのに......またしばらくは病院通いとなる。
しかし、いつまでも怠けたり現実から逃げるわけにもいかない。なんとかなるさ、と向き合っていかなくては。
<当ブログを最後までご覧いただき、ありがとうございます。

気まぐれ日記ランキング
↑上記バナーのクリックをお願いします!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます