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空の青さを知る人よ(観てみた)

2024年05月01日 00時00分00秒 | アニメ
過去と現在をつなぐ、切なくてちょっと不思議な“二度目の初恋”物語

■製作:2019年
■上映日:2019年10月11日
■製作国:日本
■上映時間:108分
■配給:東宝
■監督:長井龍雪
■原作:超平和バスターズ
■脚本:岡田麿里
■アニメーション制作:CloverWorks

«評価»
■映画.com ★3.8
■Filmarks ★3.6

«ストーリー»
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

«個人感想»
“過去”から現れた「まだ子供の自分」。
夢を追う過去の自分が、現在大人になっている自分に向かって、「ガッカリさせんなよ」と言う気持ちをぶつける。
誰もが一度は自分に当てはめて考えただろう。
全体としてはバンドと言うわかりやすい若者を象徴するテーマで、
みんな子供の時に思っていたなりたくない大人になることが多いけど、
それでもその中で足掻いて、過去の自分にも誇れるようにと悩み苦しむ姿はグッとくるものがあった。
ラストが急に空を飛んだりとファンタジーになってしまったのが少し残念ポイントではあったが、全体的に面白く楽しめた作品だった。
あと、「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」とは、上手いタイトルつけるなと思った。
大人になった今の自分を高校生の時の自分が見たら、、、
ここまではガッカリな大人にはなっていないと思うけど、
色々と思うところはあるだろうな。苦笑


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