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ジョゼと虎と魚たち(観てみた)

2024年04月29日 00時00分00秒 | アニメ
大学生の青年と車椅子の少女が紡ぐ、純粋で瑞々しいラブストーリー

■製作:2020年
■上映日:2020年12月25日
■製作国:日本
■上映時間:98分
■配給:松竹、KADOKAWA
■監督:タムラコータロー
■原作:田辺聖子
■脚本:桑村さや香
■アニメーション制作:ボンズ

«評価»
■映画.com ★3.9
■Filmarks ★3.8

«ストーリー»
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。
幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。
海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。
そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。
それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。
しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。
そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。
その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。

«個人感想»
観よう観ようと思っていたが、映画のタイトルとあらすじを見て、何だかんだ観るまでに時間が掛かってしまった。でも映画のタイトルの意味が分かった。
アニメーションとかは全体的にクオリティが高い。
健常者と障碍者のラブストーリー物はいくつか観たが、ヒロインの性格がここまで悪い設定はなかったかもしれない。
ジョゼの塞ぎ込んでしまっていた心が徐々に恒夫と行動する事によって広がっていく模様は良かった。
ただ、見た目も良く性格も良く夢を持っていて前に進む恒夫は人気もあるだろうし、
恒夫はジョゼのどこに魅かれたのだろうか?と、最終的に恋愛に発展する理由が見当たらず(一目惚れならすみません)、設定が現実的には少し無理がある?と思った私は非道な人間かもしれず、少し心が浄化された。
なので、恒夫がもう少しイケてない設定であれば、もっと感情移入ができたかも。
あと、ジョゼも24歳と聞いて驚いた。車椅子生活で外に出ていないので精神的な成長も同年代に比べると遅れている設定なのかもしれないが、20歳や18歳くらいの設定の方がストーリー的には納得感はあったかもしれない。
全体的には面白く楽しめた作品だった。


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